静岡県浜松市から山梨県身延町に引っ越して来た各務原なでしこ。この物語は、なでしこが入った本栖高校で出会った仲間たちとゆるゆるキャンプ活動をしていく物語である。主な登場人物はなでしこが入った「野外活動サークル」(通称野クル)仲間の大垣千秋(一応野クルの部長)、部員の犬山あおい、部員ではないがソロキャンパーの志摩リン、帰宅部の斉藤恵那、野クルの顧問の先生でお酒大好きグビ姉こと鳥羽美波、なでしこの姉の各務原桜、そしてなでしこの幼馴染で浜松在住の土岐綾乃だ。
10巻では恵那が千秋の髪を切ることになるが、千秋の髪で結構遊んでいるのがなんとも笑える。
そして10巻11巻のメインは、大井川になでしこ、リン、綾乃の3人でキャンプに行くというもの。大井川に決めたのは、浜松と身延の真ん中あたりだという適当な理由だ。なでしこは公共の交通機関で、リンと綾乃はバイク乗りなのでそれぞれの愛車で行き、キャンプ場で合流することになる。寡聞にして知らなかったが、大井川上流には吊り橋が多くかかり、観光スポットにもなっているらしい。
ものすごい美少女が登場するわけでもないが、可愛らしい少女たちが、わいわいがやがや言いながらキャンプ活動をしていく様子は見ていて楽しい。
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