文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

ゆるキャン△ 10,11

2025-03-18 17:19:29 | 書評:その他


 静岡県浜松市から山梨県身延町に引っ越して来た各務原なでしこ。この物語は、なでしこが入った本栖高校で出会った仲間たちとゆるゆるキャンプ活動をしていく物語である。主な登場人物はなでしこが入った「野外活動サークル」(通称野クル)仲間の大垣千秋(一応野クルの部長)、部員の犬山あおい、部員ではないがソロキャンパーの志摩リン、帰宅部の斉藤恵那、野クルの顧問の先生でお酒大好きグビ姉こと鳥羽美波、なでしこの姉の各務原桜、そしてなでしこの幼馴染で浜松在住の土岐綾乃だ。

 10巻では恵那が千秋の髪を切ることになるが、千秋の髪で結構遊んでいるのがなんとも笑える。

 そして10巻11巻のメインは、大井川になでしこ、リン、綾乃の3人でキャンプに行くというもの。大井川に決めたのは、浜松と身延の真ん中あたりだという適当な理由だ。なでしこは公共の交通機関で、リンと綾乃はバイク乗りなのでそれぞれの愛車で行き、キャンプ場で合流することになる。寡聞にして知らなかったが、大井川上流には吊り橋が多くかかり、観光スポットにもなっているらしい。

 ものすごい美少女が登場するわけでもないが、可愛らしい少女たちが、わいわいがやがや言いながらキャンプ活動をしていく様子は見ていて楽しい。
☆☆☆☆




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3日で自発的に動く子になる! 信頼声かけ

2025-03-14 21:27:47 | 書評:その他

 著者の下村さんは、小児科看護師で育児アドバイザーである。下村さんの長男は灘中、次男は滝中に合格したという。灘中は有名だろうが、滝中というのは愛知県にある東海地方でトップクラスの学校だと言う(私も寡聞にして滝中は知らなかった。何しろ小学校から大学院修士課程まですべて国公立の学校に通ったので、あまり私立の学校には詳しくない)。そんな下村さんが語る子育て論。

 皆さんはこんな言葉を知っているだろうか? 「丸い卵も切りようで四角」。タイトルに「声かけ」とあるように、声かけは大切だが、正しい声かけをしないと逆効果になってしまう。そうその心は同じだとしても、子供に自主性、親との信頼関係を築くのはどう言えばいいのか。そういったころを事例を挙げながら示していく。

 いくら自分の子供だからといって押さえつけるようなことを言ってはいけない。それでは反発を招くだけだろう。子どもが自発的にいろいろなことをやらないと意味がない。子育て真っ最中の人たちにはそのために必要なヒントが沢山詰まっているように思える。

 なお、本書は著者が本書を刊行するにあたって、企画・協力した吉田さまからのいただき物です。お礼申し上げます。
☆☆☆☆
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地獄少女 (2)

2025-03-08 17:46:50 | 書評:その他

 この作品はテレビアニメをコミカライズしたものである。ただ漫画化されたのは、企画が停滞されたころもあり、アニメ化に先立ってのことであるらしい。だから漫画がアニメ化されたものだと思っている人もいるだろうが、実態はアニメの企画が先で、それに基づいて漫画化されたものである。

 漫画を担当した永遠幸さん。何と読めばいいのだろうと思っていたのだが、色々調べてみると「エトウミユキ」と読むらしい。なるほど、言われてみれば、確かにそのように読める。

 ストーリーの方だが地獄少女閻魔あいが悪人を依頼に基づき地獄に落とすというもの。依頼者は午前0時に地獄通信にアクセスし、そこに誰を地獄に落としたいかを書き込めば良い。その代わり「人を呪えば穴ふたつ」で自分も死後地獄に落ちる。胸には契約の刻印が刻まれるのである。しかし胸にそんなものをつけては、登場人物はまだ中学生なので体育の時間なんかのときに困ると思うんだが。

 この2巻の途中からはすこし地獄へ落すシステムが変わっているようだ。以前は地獄通信に書き込めばよかったのだが、途中からは糸を結んだ藁人形を渡し、その糸を引き抜いて初めて、相手を地獄に落とす契約がなったということになる。これは、自分も死後地獄に行くことになるので、最後によく考えようという小さな親切か。

 掲載誌が「なかよし」という少女向けの漫画雑誌の為か、閻魔あいや地獄通信にアクセスするのは中学生少女が多い(おまけに美少女)。そして画風が少女漫画向けで可愛らしいのだが話の方は結構ハードだ。このギャップがなんとも言えない。

 でも。中学生美少女から「いっぺん死んでみる」なんて言われて喜ぶのは。特殊性癖といわれてもしかたがないだろうな。
☆☆☆☆

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中春こまわり君 1,2 

2025-03-06 16:07:01 | 書評:その他

 こまわり君といえば、かって少年チャンピオンで大人気だった漫画「がきデカ」の主人公だ。こまわり君とみんなから呼ばれている少年警察官が、その変態振りを発揮していくというギャグ漫画である。このこまわり君、大人になって立派な?警察官になるのかと思いきや、なんと電気メーカー「金冠生生電器」の営業マンになっている。そして逆向小学校の同級生で優等生だった西城君もなぜか同じ職場にいる。肩書は特にないので、二人とも平社員のようだ。そして2人ともアラフォーの中年になっている。

 変態こまわり君はともかく西城君はもっと出世していると思ったのだが。そしてこまわり君、変態のくせに妻子持ちなのだ。変態のくせに(ここ強調)決して妻との関係は悪くはないが、妻とこまわり君の母親の仲は最悪。

 この中年版を読むといろいろと分かることがある。まず小学校で同級生だったモモちゃんは西城君の妻になっているということ。そしてモモちゃんの双子の妹であるジュンちゃんは、こまわり君にさえダニと呼ばれるような碌でもない男に引っ掛かり、碌な人生を送っていない。碌な人生を送っていないということでは、こまわり君たちの小学校の担任であったあべ先生も同様。やはり変な男と結婚して離婚し、酒の飲み過ぎで肝臓をやられ、こまわり君とは病院で再会したという設定だ。

 こまわり君、当然ニックネームだと思っていたが、彼の本名は山田こまわり。なんとこまわりというのが名前だった。名字が山田というのは初めて知った。

 こまわり君の変態ぶりはあいかわらずだが、中年になって結構パワーダウンしているようだ。小学生の時は使えて中年の今は使えなくなった技?もあるようだ。「がきデカ」連載時は変態振りだけと言っても過言ではないが、この中年版では変態ぶりばかりではなく、名探偵ぶりもみせており、結構ペーソスも伝わってくる。
☆☆☆☆
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゆるキャン△ 8,9

2025-03-01 13:05:59 | 書評:その他


 女子高生たちの繰り広げるゆるゆるキャンプ物語。やっと9巻目まできた。主人公(たぶん)は静岡県から山梨県に越してきた各務原なでしこ。彼女は本栖高校に入るのだが、そこで自ら入る野外活動サークル(通称野クル)のメンバーである大垣千明、犬山あおい。その他ソロキャンパーの志摩リン、帰宅部の斉藤恵那そして野クルの顧問の鳥羽先生が主な登場人物であるが、彼女たちとユルユルキャンプを行うというものだ。

 この8、9巻では伊豆キャンプの様子が描かれる。キャンプのメンバーたちがテストでキャンプを我慢するのだから、顧問のグビ姉こと鳥羽先生も3月まで禁酒するように千秋から言われる。これを律儀に守るのだから鳥羽先生も真面目だ。でもいざ伊豆キャンに行くとき、途中で温泉に入るのだが、ここで風呂上りにうっかりビールを飲んでしまう。キャンプのメンバーを車で運んでいる鳥羽先生だが、結局キャンプ場まで代行運転を頼むことになってしまう(飲んだら乗るなというころですな)。この辺りはグビ姉の面目躍如というところか?

 8巻では、リンの母親も昔バイクに乗っていたことが分かる。だからリンちゃんが原付で遠くまで行ってもそれほど過敏な反応はしなかったのか。リンちゃんそれにしてもリンちゃんの祖父はまだまだ現役のバイク乗りなのだが、ナイスシニアという感じだ。

 9巻では、この伊豆キャンについてきたあおいちゃんの妹のあかりちゃん。三四郎島のとんぼろを食べものと信じ込まされているのがなんとも面白い(とんぼろとは干潮時に道ができる現象)。

 鳥羽先生も、最初は顧問になると自分の時間が無くなるので、顧問はいやだと思っていたのだが、このころは完全に野クルに溶け込んでいる。しかし、顧問の野クルに所属してるのはなでしこ、千秋、あおいだけなのだが、リンや恵那、あかりの面倒も見ている、なんとも面倒見のよい先生になった。

 伊豆のジオスポットや名物などが紹介され、これを知るだけで、自分が旅をしている気分になりそう。
☆☆☆☆
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゆるキャン△ 6,7

2025-02-20 21:14:05 | 書評:その他


 女子高生たちの繰り広げるゆるゆるキャンプ物語もやっと7巻目。。静岡県から山梨県に越してきた各務原なでしこが、彼女が入った本栖高校の野外活動サークル(通称野クル)の大垣千明、犬山あおいやソロキャンパーの志摩リン、帰宅部の斉藤恵那たちとユルユルキャンプを行うお話である。登場人物が野クル顧問の鳥羽先生も含めてのんびりのほほんなのである。

 6巻ではなでしこがキャンプの資金をつくるためアルバイトを始める。アルバイト先を探すのになでしこたちが住んでいる身延市にはなかなかない。そこで、アルバイト先を見つけるのに一役買ったのがなでしこ姉の桜さん。

 一方、千秋とあおい、恵那は山中湖で冬キャン。しかし、十分な下調べをしてないので、あわや事故に。そこに思いがけない助けが入る。なんでも十分な調査をしないでいきなり本番というのは危険だ。3人は冬キャンの怖さを身をもって味わったに違いない。

 7巻ではなでしこの初ソロキャン。でもどこか頼りないなでしこにリンちゃんやなでしこ姉の桜さんが心配すること。果たしてなでしこのソロキャンは無事に終わるのか?でもいくらなでしこが頼りないからって、みんなちょっと心配しすぎじゃない。
☆☆☆☆










コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ばくおん!! 11,12

2025-02-15 11:32:31 | 書評:その他


 女子高生×バイクというコンセプトで描かれているばくおんもこれで11,12巻目。丘乃上女子高等学校のバイク部を中心とした話である。主な登場人物は、2年生で主人公の佐倉羽音同じく2年生の天野恩沙、鈴乃木凜、三ノ輪聖、1学年下の中野千雨、そして年齢不詳で、留年回数も不詳の来夢先輩。ちなみに凜はバイク部員ではないが、ほぼバイク部のみんなと活動している。女子高生×バイクというとヤンキーを連想するかもしれないが、どちらかというと部員たちはほんわかとして可愛らしい感じだ。

 第11巻では、聖のライバル?であるお嬢様?が出てくる。髪型が縦ロールでいかにもという感じなのだが、実は梨農園の娘で本名豊水(とよみ)というのだがラフランスと名乗っている。その豊水の家が作ったのがバイク乗りの楽園・バイ敬園。要するに色々なゲームが揃った巨大なゲームセンターなのだが、おいてあるゲームが笑える、笑える。

 12巻ではみんなでお伊勢参りに行くのだが、そこで不思議なことが起こる。思わずナンセンスギャグと言いそうになるくらいぶっ飛んだ話もあるのだが、全体的にコミカルでなんとも面白い。

 ときおり挿入される「にいはん!!」という話。静岡の女子高生の話で、今のところ羽音たちとはかかわりがないが、こちらもなんとも面白い。
☆☆☆☆








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポーション頼みで生き延びます! 続3

2025-02-11 18:05:14 | 書評:その他

 本書は、FUNAさんの原作小説をコミカライズしたものだ。続3になっているが、九重ヒビキさんによるものが9巻あるので実態としては12巻目にあたる。FUNAさんは今3つほど長編を書いているが、いずれもコミカライズとアニメ化がされている。3つとはこの「ポーション頼みで生き延びます!」の他「私、能力は平均値でって言ったよね!」、「老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます」の二つである。いずれも現在進行形で「小説家になろう」で掲載されている。

 本書は、九重版に比べると、ちょっとコミカルな面が強いような気がするが、主人公のカオルは、美少女だが目つきが悪いという設定なので、園心版の方が原作に近いかなという感じである。

 この3巻で描かれるのは、カオルが手をかしたマリアル女子爵を取り込もうとする王族や貴族そして神殿勢力たち。カオルはそれに同行して、二度とそんな気が起こらないようしっかりと(女神?実は行為生命体)の力を見せつける。

 そしてもう一つはルエダの残党たちの動き。ルエダと言えばかっては女神セレスティーヌの名を勝手に騙り、当のセレスティーヌから全否定され、滅びた国だ。この辺りにFUNAさんの宗教観が見え隠れすると思うのは私だけか。この世界は女神がおり、ほとんどの人間が帰依している。しかしルエダの残党連中は自分達に都合がいいように女神の言葉を捏造している。さてこの結末はどうなるのか。
☆☆☆☆









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゆるキャン△ 4,5

2025-02-07 17:50:32 | 書評:その他


 女子高生たちの繰り広げるゆるゆるキャンプ物語、大人気のゆるキャン△の4,5巻。静岡県から山梨県に越してきた各務原なでしこが、彼女が入った本栖高校の野外活動サークル(通称野クル)の大垣千明、犬山あおいやソロキャンパーの志摩リン、帰宅部の斉藤恵那たちとユルユルキャンプを行うお話である。出てくる女子高生たちが、なんとも愉快なのだ。

 印象に残ったのは、次のエピソード。まず4巻だが、ついに野クルに顧問が出来た。グビ姉こと鳥羽先生だ。酒が手放せないキャラとして描かれているが、アル中は大丈夫なのだろうか。ちょっと気がかりである(笑)

 5巻ではリンちゃんが雪で原付では身延へ帰れなくなり、ちょうどなでしこが浜松のおばあちゃんのところに行くので、そちらに。

 浜松と言えばうなぎだが、なでしこと一緒に入ったうなぎ屋でその値段にびっくり。持ち合わせではぜんぜん足らないのだ。血の気が引くリンちゃんだが、実はなでしこパパがうなぎをリンちゃんに食べさせるために、なでしこにお金を持たせていたので、りんちゃん無事に浜松のうなぎを味わえた。

 なでしこのおばあちゃんちでなでしこの幼馴染の土岐綾乃と知り合う。二人はバイク仲間として、結構気が合うようだ。二人のバイク旅行なんかありそうな予感。
☆☆☆☆










コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

落日のパトス16

2025-02-05 12:54:40 | 書評:その他

 この作品は、(元)女性教師と(元)教え子の禁断の愛?を描いたものだ。漫画家をやっている青年藤原秋の隣に歳の差夫婦が引っ越してくる。その妻の方が秋の高校時代の教師仲井間真(旧姓 祐生)だった。(BLとかじゃないので、ダンナの方ではないので念のため。)

 この真先生、あの道はダンナだけしか知らないが、歳の差婚だけあって欲求不満気味。本人がエロいということもあるが、たぶん今がその道の盛りなのだろう。でも旦那はあまり相手にしてくれない。今回も久しぶりにダンナといっしょにクリスマスと喜んでいたのだが、なんとドタキャン。

 そんなことが積み重なり、秋と真は次第にいい中に。いろいろエロいことはやっているが、1線は超えていない。越えそうで超えないというのが艶々さんの芸風? でも最後に一気に・・・。今回もそういう展開なのだろうか。

 秋の担当編集者の宮ヒナコ。彼女もなかなかぶっ飛んでいるのだが、今回も取材で愛知県まで秋と真の不倫旅行を計画している。「も」と書いたのは、前回も不倫旅行を計画し、秋と真はあわやというところまで行ったのだが、隣室で寝ていたヒナコの何かに呪われてるんじゃないかというような寝相の悪さで、何もなかった。

 今回真はライバル?で、秋の大学時代の後輩で漫画家の神保まさみに声をかけている。果たして勝つ?のはどちらか(笑)
☆☆☆☆








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする