文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

放送大学の授業料支払

2009-08-31 19:02:29 | 放送大学関係
 以前登録していた放送大学2学期の科目の決定通知と「振り込め用紙」が先週末来ていたので、昼休みに郵便局で支払ってきた。今回受講するのは以下の4科目6単位。

○放送授業
・光と電磁場(’05)
・進化する宇宙(’05)

○面接授業
・現代経済学入門
・進化とは何か

 3回目の卒業も意識して、自然科学系に軸足を置いた選択である。そういえば最近あまり科学技術関係のものを読んでいないので、2学期は、科学技術関係強化期間にしようか。 

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J検の受験票が来た

2009-08-26 21:45:33 | 資格試験受験関係
 家に帰ると、J検の受験票が届いていた。

 前回「共通科目(必須受験)」を受けて合格しているので、今回は、「ビジュアルデザイン分野」、「プレゼンテーションデザイン分野」の2科目の受験だ。

 色々忙しくて、この試験のことは、完全に頭の中から消えていたが、試験日は9月6日(日)。それまでに、一度位は過去問くらい見ておかないと。

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書評 非対情報の経済学

2009-08-23 08:32:05 | 書評:学術・教養(人文・社会他)

 「見えざる手」という言葉を聞いたことのある人は多いだろう。アダムスミス以来、経済学者たちは「経済は市場にまかせていれば、神の見えざる手によってうまく調整される」と主張してきた。すなわち、物の価格と供給(=重要)は、需要曲線と供給曲線の交点で定まるという高校の教科書にも出てくるあれである。

 しかし、実際には市場が失敗する場合もある。さすがに今では、このような素朴な考え方を万能視する者はそうはいないであろう。「非対称情報の経済学」(藪下史郎:光文社)は、なぜ市場が失敗するのかを「情報の非対称性」という観点から説明しようとしたノーベル経済賞学者のスティグリッツの理論を彼に師事した著者が平易に解説したものである。

 実は、市場メカニズムがうまくいくためには次の3つの条件があるという。

1.ある市場で取引される財・サービスは同質である。
2.市場で取引される財・サービスはの情報が完全であること。
3.所有権が確立されていること。

 しかし、私に言わせれば、この根底には更にもう一つの大きな仮定が潜んでいるのではと思う。それは、需要曲線だとか供給曲線といったようなものを「描くことが可能」であるという仮定である。試しに、経済学に詳しい人に、例えばパンの需要曲線を正確に描いてくれと言ってみるといい。いやな顔をされること請負である。つまりは、こういう風に考えたら、物事がうまく説明ができる(ように見える)というモデルで、定性的な説明をしているだけに過ぎないのである。だから、市場原理を重視する新古典派という経済の派閥は、そのモデルを作るために、あり得ないような前提を入れているということになる。

 スティグリッツは、この前提のうち「情報が完全」であるということにメスを入れた。これはすごくまっとうなことだ。市場で取引されている商品についての情報のどの程度を消費者が知っているというのか。

 それでは、非対称情報下の市場はどのような動きをするのだろう。本書では、有名なアカロフの「レモン市場」に関する研究について紹介している。ただし、ここで言われているレモンとは「欠陥車」のことだ。中古車市場の場合、車に関する十分な情報は売り手やディーラーしか持っておらず、買い手側は価格をシグナルとして判断するしかない。価格が上がれば、新車に変えるために車を手放す人が増えるが、価格が下がれば、そんな人は売るのを控え、欠陥車が増えてくる。伝統的な需要曲線は、価格が下がれば需要は増えるが、中古車市場の場合は、情報の非対称性のため、どの車が欠陥車か買い手は判断できず、価格が下がれば逆に需要が減ってくるのである。このような場合は、需要曲線は、放物線を横にしたようなカーブになり、供給曲線との均衡点が2つになったり、まったく均衡点がなくなったりする。

 更には、非対称情報化の市場では、逆選択やモラルハザードという問題がある。逆選択とは、例えば、保険料を上げ過ぎると、リスクの小さい優良な加入者が保険市場から撤退し、リスクの大きな加入者だけが残ると言ったような現象であり、モラルハザードとは、保険に入っているがゆえに、かえって危険な行動をとってしまうようなことを言う。

 なぜか市場に関する信仰は根深く、経済の専門家でないものでも、「市場原理」という言葉をよく使う。しかし、非対称情報化の市場では、市場は必ずしも効率的には働かないということを、経済学の専門家でなくとも分かりやすく解説した本書の存在意義は大きいであろう。

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○本記事は、姉妹ブログ3館の共通記事です。

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「釣ったブラックバスを車で運んで逮捕」の記事に驚く

2009-08-20 19:20:28 | オピニオン
 この記事には、驚いた。ブラックバス(オオグチバス)を彼女に見せたいと、生きたまま車で運んでいた男性が逮捕されたらしい。

釣ったブラックバスを車に=「彼女に見せたかった」、男逮捕-奈良県警(時事通信) - goo ニュース

 「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」という法律があるのをご存じだろうか。この法律の第四条を見ると、「特定外来生物は、飼養等をしてはならない。」と規定してある。そして、第一条には、「飼養等」について、「この法律は、特定外来生物の飼養、栽培、保管又は運搬(以下「飼養等」という。)、輸入その他の取扱いを規制するとともに・・・」と定義されているのだ。つまり、この場合は、「運搬」をしたので法に触れたという訳である。

 違反すれば、「一年以下の懲役若しくは百万円以下の罰金(販売又は頒布をする目的であれば三年以下の懲役若しくは三百万円以下の罰金)」となるようで、かなり厳しい。

 そして、「特定外来生物」については、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律施行令」という政令に定められていて、その中に「ミクロプテルス・サルモイデス(オオクチバス)」も入っている。ここには、意外に多くの動植物が指定されているので、ついうっかりということがないように注意が必要だろう。この法律の運用に関しては、環境省の自然環境局長からの通知も出ているので、それも参考になると思う。

 しかし、一般にこの法律に対する認知度は低いのではないかと思う。この法律の目的についてはやはり第一条に「・・・(略)・・・特定外来生物の防除等の措置を講ずることにより、特定外来生物による生態系等に係る被害を防止し」とある。記事だけでは詳しいことは不明だが、どこかに放流するといった意思がなくて、単に法律に対する無知がなせる技なら、即逮捕というのは少々厳しすぎるのではないかと個人的には思う。

 それよりも問題なのは、「キャッチ・アンド・リリース」の行為ではないか。せっかく釣り上げたものを、どうして環境に悪影響を与えると分かっている行為をするのか。例えてみれば、「忘れ物らしき荷物を拾ってみたら、中身は危険なものだったので、元の場所に置いておきました。だれか怪我をするかもしれないが、元の状態に戻しただけなので、私に責任はありません。」と言っているようなものである。県によっては条例で禁止されているようだ。キャッチ・アンド・リリースは、直接法には触れない(県によっては条例違反になるが)かもしれないが、法の趣旨に照らせば、こちらの方が問題が多いと思う。

 バスはスズキ目の魚で、本来美味しい魚だということだ。(残念ながらまだ食べたことはないが。)釣った以上は責任を持って、美味しく食べて欲しいものである。

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○関連ブログ記事
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親子でバスフィッシング
そして僕は途方に暮れる
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モジックス Zopeジャンキー日記記事への再々度のコメント

2009-08-16 10:42:55 | オピニオン
 先日来より、モジックス氏のセブンイレブン擁護記事に関して、私なりのコメントを述べてきた。私の記事を彼が読んでいるかどうかは分からないが、彼の今日の記事「八田達夫『ミクロ経済学』 終章「効率化政策と格差是正政策の両立」」についても若干のコメントをしたいと思う。

 さすがに、セブンイレブン擁護に関しては、<私の意見が愚論として笑われたり、無視されてもそれほどこだわりはないが>としてひっこめたようだが、論点を「解雇規制や借地借家法」に変え、<いまの日本の「構造」問題の核心ともいえる部分であり、私は強いこだわりを持っているので、ぜひもっと多くの人に目を向けてほしいと願っている>として、経済学者の八田達夫氏の著書を引用している。

 引用された内容については、本記事中にリンクを張っているモジックス氏の記事を読んでほしいが、以下のことを指摘したい。

 経済学は、現実から抽象した定性的なモデルを使って議論されることが多い。だから、意識しているにせよしていないにせよ、どんなモデルを頭に描いているかで結論が変わってくる。しかし、そのモデルが、必ずしも、現在解明したい現象に合致しているかどうかは保障されていないし、実験できないのであるから確かめようもない。だから色々と意見が分かれるし、多数派が必ずしも正しいとは限らない。

 今日のモジックス氏の記事については、本ブログの過去記事である「書評 経済学の考え方」から引用して反論としたい。「経済学の考え方」の著者である宇沢弘文氏は、日本人で最もノーベル経済学賞に近いと言われている方である。なお、この文章はあくまでも宇沢氏の著書の内容に対する私の理解であるということは念のため付け加えておく。

<この本で紹介されている、「ソースティン・ヴェブレン」という経済学者の考えは特に興味深い。彼は、1904年に発表した「営利企業の理論」とという書物の中で、産業革命以来生産の大部分が機械を用いて行われるようになったことを重要視している。この機械を用いるために、生産は固定化して、市場の条件に合わせて自由に調整することができないというのだ。固定性が見られるのは、機械だけでなく熟練労働などの生産要素についても当てはまる。だから実質賃金と労働の限界雇用で労働市場が均衡すると言うのは空想の世界に過ぎない。100年以上前の思想にもかかわらず、今でも立派に通用すると思うのであるが。>

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モジックス Zopeジャンキー日記記事への再度のコメント

2009-08-15 12:43:28 | オピニオン
 昨日「セブンイレブンを擁護する 「強者か弱者か」ではなく「公正(フェア)かどうか」で判断すべき」( モジックス Zopeジャンキー日記)という記事に対して私なりの見解を述べたが、同じようなことを思った人もいたようで、Xenophias氏が、「セブンイレブン見切り販売問題についての誤解に関して少しだけ」(Browser.js )という記事で反論していた。

 モジックス氏は、Xenophias氏の記事を読んで、独禁法に関する誤解を認めたうえで、今日の記事に「セブンイレブンの値引き問題 「消費者保護」は必ずしも消費者の利益にならない 」という記事を掲載している。

 しかし、この記事にもまだまだ引っかかるところが多い、私が昨日の記事で指摘したような、市場への素朴な盲信については、やはりXenophias氏が今日の記事「モジックスのいう通り、規制のない市場原理はいつも効率的か」で反論しているのだが、私もこれに若干付け加えたい。

 モジックス氏は、もうひとつ独禁法を消化しきれてないような気もするが、記事中で<今回のセブンの値引き問題によって、これまで順調に機能していたコンビニのビジネスモデル(定価販売)自体が変更を余儀なくされ、それが結果として消費者にとっても不利益になる、という可能性は十分あると私は考える。もちろん、逆に消費者にとって利益になるかもしれない。>と述べている。しかし、どのような点が消費者の不利益になるのかは全く述べられていない。これでは、まるで、子供のまけおしみのようなものであり、Xenophias氏への反論なら、はっきりと不利益になるという根拠を示すべきである。

 また、モジックス氏は記事中で、解雇規制について<その弊害がなかなか理解されない>と述べているが、それでは、どんな弊害があるのだろう。解雇規制は昔から存在したし、それでも日本では経済がうまく回っていた時期の方が長いことを指摘したい。思うに、解雇規制は、一種のスケープゴートのようになっているのではないだろうか。解雇規制が有効かどうかは、頭の中で都合よく考えた経済モデルを前提としているだけで、それが現実と合致するということはだれも保証してくれないのである。

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モジックス Zopeジャンキー日記の記事に思うこと

2009-08-14 20:22:35 | オピニオン
 こんな記事を見つけた。

「セブンイレブンを擁護する 「強者か弱者か」ではなく「公正(フェア)かどうか」で判断すべき」: モジックス Zopeジャンキー日記

 そこでは、セブンイレブンが、値引きした店に契約解除通知をした行為について、<これはセブンイレブン側が正しいと思う。>として、<。「セブンイレブンでは値引きしない」という経営方針、ブランディングはまったく問題ないわけで、セブンイレブンのフランチャイズ契約はそれを前提にしているはずだ。そこに国が介入して、「値引きを認めなさい」と強制指導すること自体おかしい>と述べられている。

 分かってないなと思う。確かに「セブンイレブンでは値引きしない」という経営方針、ブランディング自体は全く問題はない。問題なのは、売れ残りの損失を店側に負わせていたということだ。もちろん契約は自由というのが原則であり、セブンイレブンと加盟店の立場が対等であれば、どんな契約をしようと全く問題はない。優越的な地位を利用して相手に不利な契約を結ばせるということが問題となっているのだ。

 そしてその目的は、Zopeジャンキー氏の言うような「弱者の味方」をするということではない。結果的に弱者保護になっているようだが、本来の目的は、自由競争を阻害する行為を規制し、事業活動を活発にすることで、ひいては消費者の利益を守るということである。

 彼は、<そもそも市場取引というのは、取引する両者の効用を増やすので、両者の自由意思によって行なわれる>とも述べている。非常に古典的な市場感で、経済学を学んだものなら、このような素朴な市場感を持っているものは少ないであろう。市場は情報の非対称などによりしばしば失敗するのだ。だからこそ、経済行為を規制する法の存在意義があるのである。

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おい!トラックバックポリシーくらい明記しておけ2

2009-08-13 13:41:11 | オピニオン
 ブログの大きな特徴の一つは、トラックバック機能が付いているということであろう。ところが、このトラックバックについての考え方は、人によって千差万別であることから、時に感情を害されるようなこともある。

 このことは、「おい! トラックバックポリシーくらい明記しとけ!」でも一度書いたが、最近ちょっと気になる記事を見つけた。

 この記事では、「本が好き!」というブロガーに献本して書評を書いてもらうというプロジェクトの関係で、自分のところに「言及リンク」のない記事が来ることを批判している。実は、私もこのブログに特に「言及リンク」なしで、「本が好き」関係のいくつかのトラックバックを送ったことがある。

 「言及リンク」の考え方はひとそれぞれであり、それが自分のブログで必要なら、冒頭にでも明記しておくべきだ。そもそも「本が好き!」プロジェクトの目的は、<リンクやトラックバックを使って書評のネットワークを作り上げ、それによって「面白い本」の情報をジワジワと広げて、クチコミの力で新しいヒットを生み出す>ということである。それを承知で参加している限りは、トラックバックポリシーとして「言及リンクのないものお断り」と分かりやすいところに、明記していなければ、そんな不平など筋違いであろう。それともネットワークという言葉を「1対多」のツリー的な構造と思ってでもいるのだろうか。更に、他人のブログの内容を<どうしても自分のところに誘導したいほど素敵な感想(いや書評か)なのでしょう>と皮肉るとは何をかいわんやである。

 自分のブログにトラックバックすればアクセスを誘導できると思っているところも不思議だ。きっと有名なアルファブロガーの一人に違いない(聞いたことはないが)。

 私の場合は、関連があれば「言及リンク」は求めていない。色々な考え方を知ることはそれなりに有益なことだと考えるからだ。そして、ポリシーは、カテゴリーをわざわざ一つ取って、「TB&コメントポリシー」として明記してある。自分のブログをどのように運用しようと自由だが、それで他人が無駄な行動をとらないような配慮も欲しいものである。

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首都機能の分散とリスク管理

2009-08-11 12:25:04 | オピニオン
 時折、所用で東京を訪れることがあるが、いつ行ってもあのゴミゴミとした風景にはうんざりする。少子高齢化と相まって、地方はどんどん寂れているのに、東京を中心とした関東への一極集中は進んでいくばかりだ。

 これは、別に関東地方の自治体が何かを努力したという結果ではない。単にそこが日本の首都が有るということだけの結果にすぎない。しかし、これは、リスク管理面から考えると、きわめて危険なことである。

 今日の早朝5時過ぎに静岡を震度6弱の地震が襲い東名高速道路の路肩が崩壊したことをニュースで流していた。今回の地震はM6.5の規模だったとのことだが、我が国の太平洋沿岸には、もっと恐ろしい地震の可能性が常に存在していることを忘れてはならない。つまり、東海地震、南海地震、東南海地震のことである。発生間隔は諸説あるものの、長く見積もっても200年に1回は発生するという。現在のプレートテクトニクス理論から言えば、プレートの移動とともに歪が蓄積して、それが極限に達すると、歪の解消が地震という現象となって現れる。そして、これは、偶然などではなく、一定の期間内には必ず起きる必然なのである。

 もし、巨大地震が、あれだけごみごみとしている今の関東を襲えばどうなるのだろう。考えただけでも恐ろしい。被害は莫大なものとなり、国としての機能もマヒしてしまうのではないか。

 巨大地震に対する一番のリスク管理は、やはり、集中化の排除であろう。人間が少なければ被害自体が少なくなるのは当然だが、発生した後の対処もやりやすい。国の機能のマヒも限定できる。加えて、地方も息を吹き返し、いいことづくめだと思うに、今回の選挙の論点として話題になっていないのは残念なことである。

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○関連過去記事
「首都機能の分散はどうなった」


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放送大学単位認定試験2科目目(組織運営と内部監査)

2009-08-02 19:56:08 | 放送大学関係
 今日は、1週間ぶりに放送大学の単位認定試験に行って来た。今日受験したのは、「組織運営と内部監査」である。試験は5択問題が十問。

 前半は、考え方を問うような問題が多く好調だったが、後半は知識を試すような問題が目について、ちょっと苦戦。

 久しぶりに放送大学の試験を受けて、ちょっと疲れたので、家に帰ったら少し昼寝。あとは結果待ちである。

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