文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

公害防止管理者(ダイオキシン類)受験申込

2014-07-28 19:13:32 | 資格試験受験関係
よくわかる! 公害防止管理者 ダイオキシン類関係 (国家・資格シリーズ 165)
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弘文社


 昨日ネット申し込みで、受験料もネットから振り込んでいた「公害防止管理者(ダイオキシン類)」の受験申込完了通知のメールが届いた。実施は、「一般社団法人 産業環境管理協会」、受験日は、 10月5日である。

 この試験、他の区分の合格と昨年の科目合格により、受験するのは「ダイオキシン特論」の1科目だけだ。この試験に合格すれば、「実質」、公害防止管理者試験の全区分に合格となる。「実質」と書いたのは、「公害防止主任管理者」が残ってはいるのだが、「大気1種」と「水質1種」を持っているので、この2つがあれば選任されることが可能(予定はないが)であり、あえて取得する必要性がないからだ。

 最近どうも資格試験に対するモチベーションが下がって、あまりテキストを読み込むようなこともしていないが、受験料を無駄にしないためにも、今回は早めに準備を始めよう。
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コンプライアンス・オフィサー(銀行コース)受験申込

2014-07-28 18:31:10 | 資格試験受験関係
コンプライアンス・オフィサー(銀行コース)試験問題解説集〈2014年度版〉
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きんざい


 「一般社団法人 金融財政事情研究会 」の実施している「金融業務能力検定」のうち、「コンプライアンス・オフィサー(銀行コース)」の申し込みを行った。

 本当は、同じ団体の実施している「フィナンシャルプラニング検定」の3級を受験しようかと思っていたのだが、受験資格が「FP業務に従事している者または従事しようとしている者」となっており、私もFP業務に従事するつもりはまったく無かったので、急きょ「コンプライアンス・オフィサー(銀行コース)に変更したという訳である。

 「FP3級」なら「本が好き!」という書評サイトから、テキストと問題集の献本を受けており、安上がりだったのだが、この際仕方がないので、コンプライアンス・オフィサー用のテキストを、ネットで注文した。

 ネットで申し込んだのは昨日だが、コンビニで受験料を支払って、手続きが完了ということなので、仕事帰りに手続きをしたのだが、家に帰るともう、受験料振り込みを確認した旨のメールが入っていた。なんと素早いことだと、感心してしまう。

 受験日は、9月14日。最近、あまり試験を受けておらず、受験しても打率が悪くなっているので、なんとか合格したいものである。
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新山口駅新幹線口の種田山頭火像

2014-07-27 11:09:43 | 旅行:山口県


 新山口駅(旧小郡駅)の新幹線口に降りると、写真の種田山頭火像が迎えてくれる。山頭火は、現在の防府市生まれ。大地主の家に生まれたが、家は没落。まともに働くことができず、一生を酒と漂泊で送った人生だった。

 しかし、彼の詠む自由律の俳句は、どこか哀愁が漂い、人の胸を打つ。近くには、山頭火が昭和7年から13年まで営んでいた「其中庵」を再現したものがある。山口市を訪れる文学ファンは、中原中也記念館がお目当てという方も多いのだろうが、こちらの方も、ぜひ訪ねてみてはいかがかと思う。


○参考記事
・書評:種田山頭火~漂泊の俳人
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書評:非線形科学 同期する世界

2014-07-22 18:10:36 | 書評:学術教養(科学・工学)
非線形科学 同期する世界 (集英社新書)
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集英社


 ずいぶん前から、「学際」という言葉を聞く。学問の対象が、既存の分野にとらわれず、複数の分野にまたがっていることを表す言葉だが、本書のテーマである「非線形科学」などは、その典型であろうか。

 「線形」というのは、入力と出力の間に一次関数的な関係が成り立つもののことで、そうでないものは「非線形」と呼ばれる。世の中の殆どの現象は非線形であり、これを理論的に取り扱うのはなかなか難しいのだが、カオスなどの興味深い現象が見られるのは、非線形性の賜物なのである。

 本書、「非線形科学 同期する世界」(蔵本由紀:集英社新書)は、数ある非線形現象のうち、「同期」ということに焦点をしぼって解説したものだ。「同期」というのは、複数のものが、同じように歩調を合わせて動くもので、電気工学の世界などではよく知られた概念である。交流発電機には、同期発電機と誘導発電機があるが、電力系統全体が大きな一つのシステムとして働くためには、発電の大部分を占める同期発電機が、互いに歩調を合わせて動くことが不可欠なのである。近頃流行の太陽光発電などは、電力系統から同期のための情報をもらうことにより、本来直流のものを交流に直しているのである。「同期」こそあの巨大なシステムの要なのだ。

 本書には、この電力システムの同期についてもある程度書かれている他、メトロノーム、振り子の同期などの物理系の動機現象についても記載されているが、大部分は、螢の集団発光、心臓の鼓動や体内時計、ホルモンの分泌といった生理現象、ヤツメウナギやミミズなどのロコモーション(空間移動)などの生物系の話題である。だから数理系、物理系、工学系の話題に興味がある人には少々当て外れかもしれない。しかし、非線形科学とは、これほどに適用範囲が広いものなのである。カエルの鳴き声などにも同期現象が見られるという。本書を参考に、身の回りの同期現象を探して見るのも一興だろう。

※本記事は、姉妹ブログと同時掲載です。


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書評:'14-'15年版 FP技能士3級 合格マイスター 過去問&予想模試

2014-07-19 07:52:03 | 書評:ビジネス
FP技能士3級 合格マイスター 過去問&予想模試 '14-'15年版
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実務教育出版




 先に紹介した、FP技能士3級の受験テキストである「’14-’15年版 FP技能士3級 合格マイスター 基本講義」と対になっているのが、この「'14-'15年版 FP技能士3級 合格マイスター 過去問&予想模試」(菱田雅生:実務教育出版)である。

 私は、よほどの難関資格でない限り、問題集1冊あれば十分と考えているし、実際それでやってきた。もちろん、それなりの問題集を選ぶ必要があるが、忙しいサラリーマンなど、分厚いテキストを最初の1ページから勉強するような暇はとてもない。やっとテキストを仕上げたとしても、それではどこが試験のポイントになるのかが分からないのではないか。これが過去問題集だと、実際に出た問題なのだから、出題されたところがポイントなのだと直ちに分かる。だから、過去問を過去5回分くらい、内容を理解しながら何度も繰り返すのである。こういった試験では同じ問題がでることもあるのだが、少し内容を変えただけの問題がでることもある。単なる丸覚えでは、後者の場合に対応できなくなってしまう。

 本書では、まず簡潔に、各章のテーマに関する要点が掲載された後、過去問が答と見開きの形で続いている。赤字のキーワードを隠すことができる赤色のプラスチック板が付いているのは、テキストと同じだ。前書きには各問題に3回は取り組んでみようとあるが、あまり馬鹿正直にやる必要もない。明らかに正解できるという問題には、印をつけておいて次に繰り返す時は、飛ばしてしまう方が効率的な勉強ができるだろう。また、内容で分からないところがあれば、テキストやネットなどで、その部分を十分に理解できるまで調べつことも大切だ。

 確かに、これをやっておけば、この試験、合格できそうだ。あえて難点を言えば、300ページ以上もあるので重いこと。しかし、これは、真中から2つに切って使うという方法もある。この試験の内容は、社会生活をするうえで、知っておいて損はないことばかりだ。各自、色々工夫しながらこの試験の合格を目指して欲しいものである。

☆☆☆☆

※本記事は、姉妹ブログと同時投稿です。

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書評:’14-’15年版 FP技能士3級 合格マイスター 基本講義

2014-07-17 18:56:37 | 書評:ビジネス
FP技能士3級 合格マイスター 基本講義 '14-'15年版
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実務教育出版


 FP技能士とは、国家資格の一つであるFP技能検定に合格した者に与えられる称号である。FPというのは、ファイナンシャル・プランニングの略で、要するに、顧客がどのように資産を形成していくかについてプランを立てたり、アドバイスを行ったりすることである。これを行う人はファイナンシャル・プランナーと呼ばれており、やはりFPと略記するので、どちらの意味で使われているかは文脈から判断しなければならず、ちょっとややこしい。

 この検定試験は、「職業能力開発促進法」に基づいて行われるもので、学科試験と実技試験が課せられる。金融財政事情研究会と日本FP協会の2団体が実施しており、実技試験の内容が異なっているが、どちらに合格しても得られる資格は同じだ。本書、「’14-’15年版 FP技能士3級 合格マイスター 基本講義」(菱田雅生:実務教育出版)はその最初のステップである3級資格を受験するためのテキストである。

 「資産なんてないから関係ないや」なんと思ってはいけない。社会生活を営んでいれば、いろいろなところでお金が関係してくるものだ。株や債券のみならず、年金や医療保険、生命保険に傷害保険、税金といったこともすべてFPに関係してくるのだ。本書は、FP技能士受験のためのテキストではあるが、それだけにはとどまらない。たとえ試験を受けなくても、この本に記されていることくらいは知っておきたいような内容が満載なのだ。もし知らなければ、きっと損をすることが多くなるだろう。また、最初の方に載っている、終価係数、現価係数などの6つの係数は、ビジネスで投資判断を行う際にも使われるものだ。ビジネスマンなら、ぜひ押さえておきたいものだ。

 本書は、キーワードが赤字で書かれており、付属の赤色のプラスチック板を重ねることによって、その文字が隠れるので、これを使うことにより、効率的な勉強ができるだろう。ただ、受験のためには、どのような問題が出るかも知っておく必要がある。本書には各章毎に○×チェックリストが付いているが、これだけでは不足する。同じシリーズの問題集も併せて活用したい。

☆☆☆☆

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書評:甲種危険物取扱者問題集

2014-07-15 20:12:22 | 書評:学術教養(科学・工学)
試験に出る超特急マスター 甲種危険物取扱者問題集 (国家・資格シリーズ -)
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弘文社


 私は90以上の資格試験に合格している。詳細については、このブログ内に掲載しているが、「甲種危険物取扱者」もその一つである。ちなみに、危険物関係の資格は、は、乙種の全区分と丙種も持っている。

 「甲種危険物取扱者」受験で使用したテキスト・問題集の類は、この「甲種危険物取扱者問題集」(奥吉新平:弘文社)だけである。危険物取扱者は、乙種までは受験資格に制限がないが、甲種については、受験資格があるので、乙種全区分を持っていても長らく受験できなかった。ところが、ある年から、受験資格の要件が緩和され、受験できるようになったのである。もっともこの関係で飯を食っているわけでもないし、乙種の全区分を持っていれば、甲種を取る実質的なメリットはあまりないのだが、せっかくなので受験したというわけだ。

 この問題集の特徴は、見開きで左右のページがワンセットになっているということである。左のページに問題があり、右側のページに解答と解説、参考になる事項が書かれており、隙間時間を利用して勉強するのには便利である。ネットで注文したときには分からなかったが、サイズもポケットに入りそうなコンパクトサイズであり、通勤などの際にも利用しやすい。この問題集を通勤などの隙間時間を活用して、徹底的に繰り返せば多くの人は、おそらく合格圏に達するのではないかと思う。

☆☆☆☆

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ニジュウヤホシテントウ

2014-07-14 07:28:30 | 旅行:山口県


 写真は、先般田舎に帰った時に、ナス科の雑草の上で見つけた、ニジュウヤホシテントウ。テントウムシは一般にアリマキなどを食べてくれる益虫なのだが、このニジュウヤホシテントウは草食で、ナス科の植物の葉を食べるのである。だからナスやトマトの葉に付いているのを見つけたら駆除する必要がある。

 ナミテントウにも、星の数が多いのがいるので紛らわしいが、このニジュウヤホシテントウは、羽根が短い毛でおおわれているので、何となく白っぽく見えるので、簡単に区別がつく。昔はよく見かけたものだが、最近は見ないなあと思っていたのだが、たくましく生き残っていたようだ。
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書評:会社を黒字にするとっておきの経営革新術

2014-07-13 16:23:31 | 書評:ビジネス
会社を黒字にするとっておきの経営革新術
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セルバ出版


 中小企業をターゲットに、どのようにすれば経営革新が図れるかを説いた、「会社を黒字にするとっておきの経営革新術」(岡春庭:セルバ出版)。副題は、「脅威的に会社が蘇る『ビジネスモデル』のつくり方」となっている。

 アベノミクスで、見かけ上景気は上向いているように見えるが、実際は多くの中小企業が赤字にあえいでいるという。そんな中小企業がどうやったら経営革新を行い、利益を出せるような体質に変わるのか。何か特効薬のような者がある訳ではない。なにしろ、利益を出す方法は大きく分けて、売上を上げることとコストを下げることの2つしかないのである。だから本書に書かれている色々な手法も、極めてオーソドックスなものだ。しかし案外と知られていない(行われていない)のではないだろうか。

 自社の強み・弱みをきちんと把握して、事業戦略を立てて、具体的な中期や年度の経営計画を立てる。立てた計画は、きちんとPDCAサイクルを回して、管理していく。社内の体制についても、利益が出せるようなものに再構築する。一言で言えば、こんなことなのだが、実際にやるとなると案外と難しい。しかし心配する事はない。本書には、そのためのツールが色々と示されているのだから。

 私は、一番大切なことは、自社の強みを、どう経営に活かしていくのかということだと思っている。これなくしては、いくらコストを下げても、社会や親会社などから、それ以上のコスト削減を要求され、泥沼に嵌っていくだけである。絶対に会社の発展はない。本書にも最終章に経営革新を成し遂げた事例が3つ紹介されているが、いずれも自社の強みを活かしたものだ。その強みを活かす戦略を考えたうえで、ここに書かれているような様々なツールを使って経営を革新していくことが大切なのである。

 ただ、社長と従業員が2~3人しかいないような会社に、この本で紹介されていることを全部やれと言っても無理があるだろう。必ずしも、フルセットでやらなくても会社の実情に合わせて取り入れていけば良いのではないか。

 最後に、せっかく色々なツールを紹介しているのに、ドットの粗いプリンターで打ち出したものを、縮小してそのまま掲載したのだろうか。非常に読みにくくなっている。ここは、改善を望みたい。

☆☆☆☆

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書評:ビッグデータの覇者たち

2014-07-10 07:10:55 | 書評:ビジネス
ビッグデータの覇者たち (講談社現代新書)
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講談社


 ITの世界は、よくバズワードと呼ばれる言葉が流行する。例えば、昔流行ったweb2.0なんてのもそうだったが、はっきりとした定義もなしに、たくさんの人が、「ああ、あれね!」という感じで使っている言葉だ。いまならさしずめ、「ビッグデータ」などがその筆頭であろうか。このビッグデータの現状と将来展望について述べられたのが「ビッグデータの覇者たち」(海部美知:講談社現代新書)である。

 ビッグデータとは、これまでは処理できなかったほどの大量のデータを指す言葉だが、むしろデータの海の中から意味のある情報を汲み上げるデータマイニングの意味で使われていることが多いように思える。ただし、著者はビッグデータを広い範囲の考え方、コンセプトとみなし、データマイニングは手段と見做しているのだが。もちろん、バズワードなので、統一された定義があるわけではない。その典型的な使い方は、予測、絞り込み、見える化というところか。IT技術の発達により、これまで扱えなかった大量のデータを処理できるようになったことが、昨今のビッグデータブームの背景にあるだろう。

 本書では、Gogleを初めとする主要ネット企業でのビッグデータの使われ方、科学技術におけるビッグデータの応用例や選挙での使用例などが示されており、この技術が既に世の中に広く浸透していることを感じさせてくれる。よく「量より質」と言われるが、ビッグデータは、「量を質に変える」技術なのである。

 しかし、何事にも光と影がある。ユーザーのネット上でのあらゆる行動が、データとして収集され、分析され、広告の材料として使われるのだ。著者も指摘するように、プライバシーが、丸わかりになっているような気持ち悪さがある。著者は、利便性と差し出す対価(情報)とのバランスと考えているようだが、ひとつ重要なことを指摘しておきたい。

 それは、「情報の非対称性」ということだ。いくら利便性があるからと言って、その対価として、どのような情報が吸い上げられているのか、実際のところはよく分からない。多くの人は、そのような感覚さえなく、データを収集されているのではないか。いったいどのような個人の情報が収集されているか、それがわからないと我々は利便性と対価のバランスなど判断しようがない。何らかのルール作りは必要だろう。

☆☆☆

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