文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

柳井市のマンホールの蓋(ちょっと柳井3)

2011-04-28 06:00:00 | 旅行:山口県



 最近、仕事などで訪れた各地のマンホールの蓋を撮影するのがライフワーク化しているきらいもあるが、こちらは、山口県柳井市のマンホールの蓋である。モチーフは「むろやの園」。かって、油商として栄えた 小田家の屋敷だ。

○関連過去記事
柳井駅前のモニュメント(ちょっと柳井2)

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電気の周波数の違いは簡単には乗り越えられない

2011-04-27 18:54:44 | 電気・電子工学
gooニュースに次のような記事が載っていた。

東日本大震災 立ち上がれ!モノづくり大国 「節電しか方法がない」のではあまりに悲しくないでしょうか? 周波数の違いを乗り超えて関東に電気を送るには(その2)(日経ビジネスオンライン) - goo ニュース


 この記事の要旨は、周波数の違いを乗り越えて、関東に電気を送電するためには、「60Hzの22kV配電線を、中部電力に隣接する静岡県東部・山梨県・群馬県および埼玉県に順次伸ばして」いけばよいだろうということだ。しかし、これには大きな問題がいくつもある。

 まず、変圧器や機器の問題である。家電については、最近はどちらの周波数でも使えるものが多いが、変圧器やモーターなどは、特定の周波数で動作するように設計されている。これは、日本電気技術者協会のサイトに詳しく解説されている。単に22kVの送電線を伸ばしていっただけでは対応できないのだ。

 さらに、22kVでは同じ電力を送ろうとすると、もっと高電圧で送るよりは電流が大きくなる。電流が大きくなれば、電線の電圧降下が大きくなる。またロスも大きくなるので、電線の熱容量上の制約が出てくる。結局、22kVでは、それほど長距離に渡って大電力を送るのは無理なのである。更に、大電力を送る場合には、電力の安定度問題も発生する。

 また、「22kVの配電線は被覆線であって一般には地下ケーブルだから、新電力会社の60Hz配電網を東京電力の50Hz配電網と相乗りさせることは、技術的に問題ない。」と書かれているが、これも大きな誤解がある。地下に電線を敷設するにはコストがかかるので、一般には、都市のように電力需要が集中している狭い区域が対象だ。現状あるルートを使って、22kVを長く伸ばすことはできない。伸ばそうとすると、新たにルートを作らねばならないので、莫大なコストがかかる。

 これらを考えれば、記事を書いた人が思っているように「より現実的なアイデア」とはとても思えない。現実的には、周波数変換所の容量を上げるしかないであろう。

 
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○関連ブログ記事
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・アゴラ 日本の電力網が「くし形」である理由-「電力会社の陰謀で連系が弱い」は本当か?
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放送大学面接授業(最先端技術と現代の自然観)

2011-04-25 06:00:00 | 放送大学関係


 この土日は、放送大学の面接授業だった。科目は、「最先端技術と現代の自然観」。内容は、現代の最先端技術の基礎になっている物理学による自然観が、歴史的にどのように変遷してきたかというようなもので、一言で言えば物理学史概論と言ったところだ。

 私は、工学部出身ながら、学生時代にだいぶ物理学を勉強しているので、そう目新しい内容は見当たらなかった。放送大学の面接授業は、ほとんど初心者対象なので、ある程度知識のある分野だとどうも物足らない。現在専攻している課程の専門科目なので、受講したが、自然科学関係は大抵同じような思いをする。せめて、学部の3,4年レベルのものをたまにはやって欲しいと思うのだが。

 今の専攻している「自然の理解」も今年度末には卒業見込みなのだが、別に卒業を急いでいるわけでもないので、あまり、専攻にとらわれないで、本当に興味の湧いたものだけを履修するようにしよう。


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元安川の桜(広島市を歩く87)

2011-04-18 05:00:00 | 旅行:広島県

 諸事情があって、従来「時空の流離人」の方に掲載していた旅行関係の記事は、これからは、この「文理両道」の方で掲載することにした。今日は、「広島市を歩く」シリーズの第87回目だ。なお、同じく「時空の流離人」に掲載していた、映画やドラマ関係の記事は「本の宇宙」の方に掲載するので、こちらもよろしくお願いしたい。



 まず上の写真は、広島市内を流れる太田川の分流のひとつ「元安川」の河畔に咲く桜。やはり、日本の春には桜が良く似合う。もうすぐ散ると思うと少し寂しい。




 そして、反対側の岸を眺めると、こちらも桜が満開だ。桜の後ろにあるのは、平和公園の建物。




 春の花は桜ばかりではない。歩道にある花壇には、チューリップやパンジーが咲き誇っている。


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○関連過去記事
道端の花(広島市を歩く86)


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東日本大震災からの復興に向けて思う

2011-04-17 09:30:50 | オピニオン
 ネットで以下のような記事を見つけたので、少し思いを述べてみたい。

エネルギー大変革 原子力発電の代替エネルギーは何か 「空想エネルギー論」を蔓延させないための本質的コスト論(日経ビジネスオンライン) - goo ニュース

 東日本大震災により、関東圏で電力不足が続いている。福島の事故は、自然に対する人間の力不足を見せつけられたとともに、原子力が日本のエネルギーに占める大きさについても改めて認識させられることになった。

 世の中では、この震災を考えて、色々な行事や経済活動についての自粛が行われているということをよく耳にする。気持は分かるし、個々の行動としてはそれなりに合理的なのであるが、これを日本全体で考えると、いわゆる「合成の誤謬」というものになってしまう。東北の復興には、なんといっても莫大な資金が必要だ。そして、その多くは税金から拠出せざるを得ない。ところが、自粛によって経済活動が低迷すると、その税収は大幅に低下してしまう。税収だけではない。経済活動の低迷は、人々の雇用にも影響を与え、場合によっては負のスパイラルに陥ってしまう。

 今回の震災と電力不足で、生産を西日本にシフトする企業もかなりあるのではないかと思う。よく、東日本の分まで西日本ががんばらなければという言葉を聞く。これは上に述べたことからは正しいが、事はそう簡単ではない。エネルギー供給の問題である。現在は西日本では電力は何とか賄えているし、東日本にも常時100万kWの電気を送っている。また、周波数変換所の容量を増やす計画もあると聞く。しかし、これらは、西日本の原子力も含めた発電所が順調に動いているという前提があってこそである。ところが、福島の影響で、日本全国で、定期検査などで停止している原子力がなかなか再稼働できないようだ。そして、この事態が長く続けば、今は動いているものも、順次定期検査で止めなくてはならないであろう。止めたものが動かせなければ、電力の需給はどんどんタイトになってくる。エネルギーがなければモノはつくれない。

 更に、原子力がなければ、エネルギーコストも上がってしまう。エネルギーコストは、すべての生産物にかかってくるので、結局はモノの製造コストがあがり、モノの値段が上がることになる。いわゆるコストプッシュインフレにつながりかねないだろう。しかし、このインフレは、一部のインフレ信者たちの言うような良いことは一つもない。エネルギーコスト負担に耐えかねた企業には、海外へ生産を移すものも出るだろう。インフレながら景気はよくならないというスタグフレーションの恐怖は否定できないのである。

 私は、東北の復興も、福島の対策もどちらも順調に進んで欲しいと願っている。だが、一番願っているのは、日本が経済的に沈没せず、再び強い国として蘇ることだ。


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ビジネスキャリア検定(経営情報システム2級:情報化企画)合格

2011-04-09 06:00:00 | 資格試験受験関係


 昨日家に帰ると、先般受験した「ビジネスキャリア検定(経営情報システム2級:情報化企画)」の合格証が届いていた。「ビジネスキャリア検定」とは、中央職業能力開発教会の実施する事務系職務のための検定である。

 結果の分析もついていたが、自己晴天通り90点満点中の72点(8割得点)だった。特にテキストも買わず、試験実施期間のサイトに掲載されている過去問をざっと見ただけにしては上出来だろう。最近は、資格試験に対して、少し意欲が低下しているので、あまり事前に勉強しなくても通りそうな試験を受験している。もっとも、これは、この試験が簡単すぎると言うことではない。自分が今持っている知識・技能がそのまま受験に使えるということなので、誤解のないようにして欲しい。

 今年は、公害防止管理者(水質3種)はリベンジしないといけないが、他にも、いくつか受けてみるつもりだ。今の知識+αでなんとかなりそうなものはないかな。


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