先ほど、秋田大学の資源開発コースのうち「廃水処理」の報告課題を、ポストに投函してきた。これが当該コースの第1号。期限は3年間あるので、じっくり取り組みたいと思う。
また修了しようとすればできたが、今回修了を見送った、地球科学コースの方はあと報告課題が一つ、学習単位認定問題が二つある。こちらの方は今年の8月までなので、そろそろ報告課題の方は片付けたい。
先ほど、秋田大学の資源開発コースのうち「廃水処理」の報告課題を、ポストに投函してきた。これが当該コースの第1号。期限は3年間あるので、じっくり取り組みたいと思う。
また修了しようとすればできたが、今回修了を見送った、地球科学コースの方はあと報告課題が一つ、学習単位認定問題が二つある。こちらの方は今年の8月までなので、そろそろ報告課題の方は片付けたい。
最近までテレビの深夜アニメ枠で放映されていた本作。なろう発の異世界もので、原作は「私、能力は平均値でって言ったよね!」のFUNAさん。ちなみに、「能力は平均値」の方は略して「のうきん」、こちらは「ろうきん」と呼ぶそうだ(笑)。ヒロインは山野光波という18歳の少女。
両親と大好きな兄を交通事故で失った光波だが、不良に絡まれて崖から転落する際に、精神エネルギー生命体のかけらをひきちぎって合体したことにより、転移能力を手に入れる。その転移能力というのは、この世界と異世界間を転移できるうえ、同一世界内でも、転移できるという優れもの。ただし、強くイメージできるところという制約はあるようだ。また、異世界の言語能力や自己再生能力も得る。
タイトルの8万枚の金貨とは、日本円で20億円相当。ある日突然転移能力がどちらの世界で亡くなったにしても、どちらの世界にも4万枚(10億円相当)ずつの金貨を貯めておけば大丈夫だろうという計算あからだ。
異世界でボーゼス伯爵一家と知己を得て、その庇護のもとで、雑貨屋ミツハを始める。そこの主力商品は、日本の百均で仕入れた商品(百均おそるべし!)。この巻では、ミツハは、新興のライナー子爵家令嬢のデビュタント。ボールをプロデュースするのだが、これが大成功。
ここからミツハの大活躍が始まる。それは彼女の転移能力だけではなく、現代人としての知識も役立っている。特に大好きな兄がサバゲ―マニアだったことから、武器に関する知識がかなり役に立っている。
しかし、ヒロインをはじめ、出てくる女の子はみんな可愛いのだが、その他の人には結構悪人顔が多い。でもそれがものすごくいい人だったりするので、顔で判断してはいけないということか?(笑)
☆☆☆☆☆
パチプロ探偵ナナ 超合本版の2巻目。もちろんヒロインは、パチンコ探偵社セブンの所長・七瀬ナナである。彼女の目的は、愛する人を奪った「完全ハマり台」を見つけることだ。。ハマり台というから玉が出過ぎてパチンコに嵌ってしまうような台かと思ったら、パチンコの世界では、当たりが全然出ず、次は出るかと大金をつぎ込んでしまう、悪い方に嵌ることを言うらしい。1巻目に比べると、この2巻目は、著者の出番が多い。ところで、著者ってドンキホーテという呼び名があるのか。あまりパチンコ事情には詳しくないので知らなかった。しかし、作者がこの作品のような生活をしているのなら、とにかくタフだとしか言いようがない。
パチンコをやる人には常識なんだろうが、全然やらない者にとっては、出てくる言葉自体を初めて聞くので、知識欲が適度に刺激され、中々面白い。まあ、一生知らなくても、何の問題もないのだが。出てくるのは、1巻と同じく、パチンコに関係した人間ドラマの悲喜こもごも。このような人たちもいるんだといった観点から、1種のケーススタディとして読むとなかなか興味深い。
ところで、この漫画にも名前が出ていたが、「釘師サブやん」。昔、少年マガジンに連載されていた覚えがあるが、よくパチンコマンガを少年誌に連載できたと思うのだが、昔はあまりうるさいことを言わなかったので、よかったんだろうな。たぶん、いまなら無理だろうと思う。今、釘師という存在はどんな位置づけになっているんだろう。この漫画を読む限りは、まだあるようだが、パチンコのデジタル化によって位置づけが大分変っているようだ。
☆☆☆☆
放送大学の所属学習センターで行われた学位授与式に出席してきた。今回7回目の卒業をして名誉学生に認定されたので、通常の学位記の他に学長、センター長名での表彰状をもらった。それぞれ副賞がついていたのだが、学長表彰の方は、記念の盾だった。センター長表彰の方は、5000円の図書カードだった。3000円の図書カードは見たことがあるが、5000円の図書カードがあることは知らなかった。しかし近くにあった書店も少し前に閉店したので使いにくくなったなあ。
本書は、天久鷹央シリーズの第二弾となる。主人公は、天才的な診断能力を持つ女医天久鷹央だ。何しろ27歳にして、東京都東久留米市にある天医会総合病院の副院長兼統括診断部長なのだ。ただし父親がこの病院の理事長で、叔父の大鷲が院長なのだが、叔父とは敵対関係にある。
診断能力は天才的なのだが、人の感情や場の空気を読み取るのが大の苦手。そしてこれも天才的なくらい不器用である。だから部下の小鳥遊(たかなし)がついていないと患者の処置もできない。童顔で体も小さいことから、子供から「子供の先生」と呼ばれることもある。真鶴という美人の姉がおり(天医会総合病院の事務長をやっている)、鷹央のことをなにかと心配しているが、鷹央は姉のことが苦手なようだ。
敬語が使えないので、人からは傍若無人と思われているが、案外メンタルは弱く、仲の良い子供の患者の死で落ち込んだりする。
この巻に収録されているのは以下の3編。
〇甘い毒
事故を起こしたトラック運転手の香川は、コーラを飲んだ後意識が遠のいたので、何等かの毒物が入っていると主張するが、毒物は一切検出されなかった。
〇吸血鬼症候群
天医会総合病院の近くにある療養型の倉田病院で、輸血用の血液が盗まれるという事件が連続する。
〇天使の舞い降りる夜
小児科に入院している悪ガキ3人組が、退院を目前にしてそろって容態が急変する。彼らの容態が変わったのは、病棟に「天使」が現れるようになってからだという。
著者は現役の医師である。ミステリー仕立てなのだが、謎解きを行うにはかなりの医学知識がないと無理だろう。そういった意味で、著者が医師であるというアドバンテージをよく活かした作品だと思う。
☆☆☆☆☆
著者の谷村ひとしさんは、パチンコマンガで有名な人のようだ。特に、「オカルト打法」なるものを提唱してるらしい。「らしい」というのは、私は今はパチンコを一切やらないので、この辺りの事情にはあまり詳しくないからだ。昔は暇つぶしにやっていた時期もあるのだが、現在のようにすぐ万単位で金が飛んでいくような博打の要素が強くなって完全に縁を切った次第である。また、あの不健康な雰囲気も苦手である。
さて作品の方だが、ヒロインは、パチンコ探偵社セブンの所長・七瀬ナナ。美人でスタイルもよく。探偵社の所長をやっているだけに、結構腕も立つ。もちろん、パチンコの方の腕もすごい。彼女の目的は、愛する人を奪った「完全ハマり台」を見つけること。ハマり台というのは、どうも中々当たりがでず、客がハマってしまう台のようだ。完全ハマり台とは、永久にあたりが出ない台らしい。そんなもの早く見切りをつければいいと思うのだが、ハマっていると正常な判断ができないんだろうなあ。
描かれるのは、パチンコをめぐる悲喜こもごもの人間ドラマ。面白いのは谷村さんがナナの調査対象として出てくること。「オカルト攻略漫画家」と言う触れ込みで世間を騒がせているというので、パチンコ攻略誌の編集者から依頼されたという設定だ。もちろん結論はパチンコをこよなく愛しているというもの。
このナナさんには、癖があるようだ。やたらと右手で髪をかき上げているシーンが多いのだ。服も同じものをいつも来ているが、表紙イラストを見ると赤い場合と黒い場合があるので、もしかして色違いで同じデザインのものを沢山持っているのか。結構金回りもいいので、女子、それも美人が着たきり雀ということは考えにくいのだが。
知らなかったのだが、最近のパチンコは、台の裏で設定を変えられるようになっているらしい。「設定1」というのは、出るような設定のことである。自分の知らない世界を知るのも面白いものだ。
☆☆☆☆
お馴染み銭形平次のシリーズの一つだ。今回の事件の舞台は両国の軽業小屋。そこで大人気の綱渡り太夫のつばめという娘が、綱が切れて落下する。幸いその時は打ち身位で済んだが、今度は座頭の天童太郎が殺された。実は天童は、先の座頭でつばめの父親である久米の仙八の仇であり、一座を自分のものにしていた。果たして事件の犯人は誰か。
出不精の平次だが、今回は気軽に出張っている。やはり美人が怪我をするというのが琴線に触れたのか。
銭形平次の十八番のような投げ銭の場面は今回もなし。平次は見事に事件の真相を見抜くものの、犯人を縛ろうとはしない。平時には、死んだ人間が悪人だったような場合には、わざと真相を明らかにしないようなところがある。これが、「俺は刑事なので犯人を捕まえるのが仕事だ!」とばかり、事件の背景を全く考慮せずに、同情の余地がいっぱいの犯人でも逮捕してしまうという最近の刑事ものとは一線を画するところだろうと思う。そして平次が、手を引くと事件は完全に迷宮に入ってしまうのだ。こんな感じだ。
「八、もう歸らうよ、町役人に知らせて、明日の朝でも檢視をするんだね」
興味を失つたやうに死骸を見捨てゝ、さつさと外へ出るのです。
「親分、下手人は?」
「知るものか、鎌いたちか何んかだらう」
投げ銭よりも何よりも、これが一番の平次の魅力だろうと思う。
☆☆☆☆
本書は、日本に統計的品質管理を普及させた西堀榮三郎さんが技士の心得のようなものをまとめたものだ。理系の人らしく、精神論になっていないところがいい。西堀さんは、京大理学部で化学を学んだあと、京大で助教授になったが、一旦東京電気(現東芝)に入って、また京大に戻り助教授・教授や南極越冬隊の隊長も務めた人である。
西堀さんは、技術志向、現場志向の人だ。そんな西堀さんが、なせ、工学部でなく理学部に進んだのか?実は西堀さんは、将来知識を応用する技術者になりたいと思っていたが、そのための基礎知識を身に着けるためには理学部の方がいいと考えたらしい。その他にも品質管理の話など、中々含蓄の深い話が続いている。昔一次QCサークルが流行っていた時期がある。しかしいくら現場で改善をしても、経営者が大きな失敗をすればあっという間にそんなものは誤差となってしまう。それに、いくらQCサークルをやっても、ちょっと褒められて終わりである。給料が画期的に上がる訳ではない。従業員もそういった現実に気が付き、次第に受ける発表の仕方や見栄えのいい発表といった、本質とは関係のないところに力を入れるようになった。上の方も見る目がないものだから、そんな発表の方を評価する。QCサークルは衰退すべくして衰退したということだろう。西堀さんの考え方、歩いてきた道がどうなのかが分かるので参考になることは多いと思う。
ただいくつか疑問点がある。まずアインシュタインについて書かれたところだ。
そのとき博士(アインシュタインのこと;評者注)は「相対性理論」でノーベル賞を受賞した直後だったが、(p76)
アインシュタインと言えば相対性理論なのだが、実は博士がノーベル賞をもらったのは「光量子仮説に基づく光電効果の理論的解明」であり、相対性理論では受賞していない。これは意外と有名な話なのだが、つい筆が滑ってしまったのだろう。なぜ博士が相対性理論で受賞しなかったのだろう。一説には、相対性理論があまりにも常識と違うので、理解できる者がほとんどいなかったという説があるが、本当のところは良く分からない。
もう一つは、南極越冬隊長時代の話だ、無線機用の真空管は予備が少ないので、故障したものを再生することを考えたのだが、そのためには高い電圧が必要になる。そこで、西堀さんは、各自が枕元の電灯用に使っている蓄電池に目をつけた。
みんなの電池を集めてきて30個を並列につなぎ
(p160)
いや並列につないじゃ高い電圧は得られないでしょ。直列なら電圧は個々の電池の電圧の和になるけど、並列の場合は、電圧は変わらない。(実は内部抵抗の関係で少しは変わるが)
まあ、こういった突っこみどころもあるが、全体的にはなかなかためになることが多く、品質管理に関わっている人、将来技術者を目指す人には、は一読する価値はあると思う。
☆☆☆☆
黒歴史とは、思い出すと死ぬほど恥ずかしくなるので、できれば忘れたいという自分の過去の出来事である。喧嘩の強い見るからにヤンキー獅子目丈にもその黒歴史があった。それは、小学校5年のときにウ〇コを漏らしたということ。
小学生のころにウ〇コを漏らすやつは確実にいた。私の同級生でも授業中にウ〇コを漏らして(いやあれを漏らしたといっていいのか)、黒々ととぐろを巻いていたのを見た記憶がある。
そして、黒歴史を思い出すと、脳内物質である「クロレキシン」が分泌され、超人的な能力を得ることができるのである。その能力は黒歴史に依存している。だから、獅子目の場合は、ウ〇コを垂れ流しながら戦うのである。そして、その際にウ〇コは武器にもなれば防御にも使えるという優れものだ。(でもいくら優れものでもいやだな)
獅子目の父親は、「クロレキシン」の研究者だ。この研究を盗み、不完全で非合法のドラッグDPDを流通させている者がいる。DPDは失敗作なので暴走する危険性がある。(ちなみに、獅子目の場合は、父親が開発したスマホアプリにより、暴走することなく黒歴史モードになることができる)
本作品は、基本的には、黒歴史を持った者同士の戦いである。出てくるのは火遊びや男の娘などで黒歴史を持つもの。しかし、ウ〇コを漏らしながら戦う主人公って初めてなのでは? 読んでいると、もう爆笑の連続。といっても、くれぐれもウ〇コを漏らさないようにね。
☆☆☆☆