文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

書評:周防大島昔話集

2017-10-29 17:03:44 | 書評:学術・教養(人文・社会他)
周防大島昔話集 (河出文庫)
クリエーター情報なし
河出書房新社

・宮本常一

 山口県が産んだ偉大な民俗学者である宮本常一が集めた、彼の故郷・周防大島で語られてきたという昔話集。本書は著者の母親が77歳を迎えた記念にまとめられたもので、話の採集は、昭和5年~15年頃にかけて行われたようだ。

 収められているのは、全部で134の昔話。中には、九尾の狐の話や、俵藤太のムカデ退治の話など、他地方の話も入っている。また、お馴染みのサルカニ合戦の話やわらしべ長者、カチカチ山の話なども伝わっている。

 周防大島は、今でこそ本土と橋で結ばれているが、この大島大橋が作られたのが1976年(昭和51)であり、それまでは、訪れる手段は、船便しかないような瀬戸内海の孤島だった。

 私も田舎育ちだが、自分の故郷に伝わる昔話はほとんど聞いたことがない。よく周防大島にこれだけ多くの話が伝わっていたものだと感心するが、考えてみればテレビなどのない昔のこと。古老が話してくれる昔話は、子供たちにとっての大きな娯楽だったのだろう。また、孤島だったからこそ、一度入った話は、大事に語り継がれてきたのかもしれない。

 時代が進むにつれて、昔のものは次第に忘れ去られていく運命だ。そのような中で、このような記録を残すことの意義は大きいと思う。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。


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書評:明治・妖モダン

2017-10-28 22:40:45 | 書評:小説(ミステリー・ホラー)
明治・妖モダン (朝日文庫)
クリエーター情報なし
朝日新聞出版

・畠中恵

 舞台は、明治の世になって20年を経たモダンな銀座。主な登場人物は、銀座四丁目にある巡査派出所に勤務する原田と滝の両巡査。彼らが入り浸っている牛鍋屋の亭主百賢とその常連客のタバコを商う赤手、三味線の師匠のお高など。

 江戸の夜は、暗闇が支配し、妖たちがうごめいていた。文明開化の世の中になり、夜はガス灯で明るく照らされ、もはや妖怪たちの出番はなくなったように思われる。いったい妖怪たちはどこに行ってしまったのか。

 この物語は、「しゃばけシリーズ」でユーモラスな妖を描いた著者が、その問いに対する一つの解答を与えるものだろう。もちろん妖など元々いる訳はないが、もし仮にいたとしたら、この作品のようなことになっているのではないかと思う。

 収められているのは、以下の5つの短編。

1.煉瓦街の雨
2.赤手の拾い子
3.妖新聞
4.覚り、覚られ
5.花乃が死ぬまで

 さてさて、文明開化の世の妖譚、いったいどう展開するのか乞うご期待。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。
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書評:60代から簡単に頭を鍛える法: 「生涯現役」のためにやるべきこと

2017-10-25 12:11:59 | 書評:学術・教養(人文・社会他)
60代から簡単に頭を鍛える法: 「生涯現役」のためにやるべきこと (知的生きかた文庫)
クリエーター情報なし
三笠書房

・高島徹治

 歳を取ったので物覚えが悪くなったということを、時に聞くことがある。しかし本当にそうだろうか。本書によれば、幾つになっても、工夫次第で記憶力は維持・向上できるという。

 しかし、ここで大きな疑問が湧いてくる。「頭の良さ」とは「記憶力がいい」ということだろうか。確かに「記憶力」のいい人は、一見頭がよく見える。

 もちろん「記憶力」もあるに越したことはないが、それだけで頭の良さが決まるわけではない。いくら記憶力が良くても、それに論理力、判断力、推理力などが伴っていなければ、単なる記憶術の見世物をするくらいしか役に立たないだろうと思う。

 しかし、「頭を鍛える法」と唄いながらも、本書には、最初から最後まで、どうしたら「記憶」できるようになるのかといったようなことしか書かれておらず、それ以外の「頭の鍛え方」については特に触れられていないのだ。もちろん、記憶力を鍛えればその副次的効果で、その他の能力についても鍛えられる可能性はあるのだが、それも保障の限りではない。

 いくら頭に知識を詰め込んでも、それだけではだめだ。それをいかに運用していくのか。それが上手くできてこそ、本当に「頭の良い人」と言われるのではないかと思う。

☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。

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憲法議論で思う事

2017-10-24 10:57:33 | オピニオン
 選挙も終わり、自公で衆議院の2/3を占めた。要するに衆議院では、自公だけで憲法改正の動議を可決できるということだ。(もっとも参議院でも2/3の賛成が必要だが)

 しかし、この憲法改正に関する報道で、不満に思うことがある。それはいかにも国会だけで憲法改正ができるかのような報道ぶりだ。また、憲法改正に反対の政党ももちろんはっきりとは言わないものの、見る限りは改正を言い出すことすらタブー視するような姿勢である。

 しかし、憲法改正は、国会だけでできるものではない。最終的には国民投票(まだ実施されたことはないが)で過半数の賛同が必要なのである。つまり、国会は、憲法改正を提案できるだけで、最終的に決めるのは国民なのである。そこに行く前には、当然色々な議論を積み重ねる必要があるだろうが、改正の意見そのものをタブー視することは許されない。それは、単なるイデオロギーであり、また憲法に定めている「言論の自由」を冒とくするものだからだ。「あなたの意見には反対だが、あなたがどんな意見を言おうと、その権利は保証する」というのが、近代民主主義国家の在り方である。

 日本は、民主主義国家であり、言論の自由を保障された国のはずだ。しかし、憲法に関しては、改憲の意見さえもタブー視する声を時折耳にする。果たしてこれが、民主主義国家といえるのだろうか?? それともまだまだ日本には民主主義は根付いていないということか?
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書評:国語、数学、理科、誘拐

2017-10-24 10:55:00 | 書評:小説(ミステリー・ホラー)
国語、数学、理科、誘拐 (文春文庫)
クリエーター情報なし
文藝春秋

・青柳碧人

 「浜村渚の計算ノート」などで知られる著者による、とある進学塾を舞台に起こった、ヘンな誘拐事件を扱った本書。

 舞台になるのは、JSS進学塾という個人塾。塾長の加賀見成一が30年以上も前に立ち上げた、地域密着型でアットホームな雰囲気が売りである。ある日、この塾に通う生徒である山下愛子が誘拐された。なぜかその脅迫状が、親や学校ではなく、塾のPCに送られてきて、身代金はなぜかたったの5千円。

 5千万円ではなく只の5千円である。そしてそれを全部1円玉で5つに分けて用意し、塾の5人の学生講師たちが、犯人が用意した問題を解いて、所定の受け渡し場所に持っていくのである。いやいや、そんなヘンな誘拐事件なんてないだろうと思ってはいけない。これにはちゃんとオチがあるのだ。

 塾講師たちが問題を解いて、身代金5千円を犯人に渡して一件落着と思ったら、今度は、1円玉5千枚を用意してくれた塾生の近衛美郷が誘拐される。身代金の額も上がるが、それでも2万円。いったい犯人の目的は何か。

 実は、この事件の裏には、ある優しさが隠されていた。本書の説く、「勉強ができることは、心に余裕が生まれ、誰よりも優しくなれる」という考え方には賛成だ。世の中には、運動で一番になると褒めたたえるくせに、勉強で一番になると貶めるという風潮があるように思える。もっと、勉強ができることに価値を持たせても良いのではないか。どうして世間は、甲子園に感動しても(私は興味がないので、まったく視ないのだが)、数学オリンピックの結果には感動しないのだろう。

 ところで、この作品もそうなのだが、近年は塾に通って当たり前のような風潮が感じられる。田舎育ちで、塾なんかとはまったく縁の無かった(そもそも塾なんてものが存在しなかった(笑))我が身を思うと、少し複雑な気持ちになってしまう。

☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。

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書評:地理 2017年 10 月号

2017-10-21 13:14:51 | 書評:その他
地理 2017年 10 月号 [雑誌]
クリエーター情報なし
古今書院


 地理10月号の特集は「防災 知っておきたい地形用語」である。この特集を読んでいると、中高では大嫌いだった社会科の一分野としての地理に関する記事を読んでいる気がしない。むしろ地球科学系の雑誌を読んでいるような感じになるのである。いや、これは、今に始まったことではない。以前からこの雑誌を読む度に同じような気持ちになる。だからこそ、「地理」嫌いを自認する私が、「地理」と銘打ったこの雑誌をずっと読んでいるのだろうと思う。

 しかし、私のようなへそ曲がりにとっては、どうかなと思うような記述もある。それは、「大学で学んだ地理学の知識や技術は、社会人になってから業務で直接活用することはほとんどありません。」(p9)と言いながらも、地理学を学んで社会で活躍している人は、「地理学という手法や考え方が社会にとって有用であることを実感していると言えます。」(p11)としている。それは本当だろうか。有用だったとしても、それは地理学独特の手法や考え方なのか、それとももっと一般的なものなのか。その辺りが、私にはよく分からない。

 ところで、地理学は、人文地理学と自然地理学に分かれるようだ。後者は理学部などのいわゆる理系学科に置かれることもあるが、地理学科は、日本においては圧倒的に文学部に置かれる例が多い。地理というのは、本来地球科学的なものも含めた学際的なものだと思うが、高校の指導要領などでは、地理歴史とひとくくりにされている位だから、これは社会の一教科だという思い込みは誰もが持ってしまうのではないだろうか。

 文学部で社会の一科目のような地理を収めて教員になった人が(おそらく高校の地理の教員は、圧倒的のこちらが多いはずだ)、自然科学分野にまで手が回るかどうかは非常に疑わしい。だから高校までの地理はあれほどつまらなかったのかと最近は思うようになった。この雑誌の執筆者を見ても、かなりの人が自然科学分野を専攻した人である。現在の蛸壺のような高校までの地理はなんとかならないものかと思う。

 話は変わるが、最初の方に掲載されている「地理ちりブログ」に、国際地理オリンピック2017で日本の高校生の活躍ぶりが掲載されていたのだが、通常のマスコミではほとんど報道がなく、この雑誌を読んで初めてそのことを知った。運動の方のオリンピックは、あれだけ報道するのに、もっと文化的な活動の方にも目を向けて欲しいと思うのは私だけだろうか。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。

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書評:本当は中国で勝っている日本企業 なぜこの会社は成功できたのか?

2017-10-19 10:34:12 | 書評:ビジネス
本当は中国で勝っている日本企業 なぜこの会社は成功できたのか?
クリエーター情報なし
集英社

・谷崎光

 北京に暮らして17年になるという著者による中国のビジネス事情。著者によれば、中国で成功している日本企業は多いが、そのことはあまり知られていないという。本書で紹介されているのは、FAの三菱電機、自動販売機の富士電機、化粧品の伊勢半、マヨネーズのキューピー、生活必需品の良品計画、ユニ・チャーム、名創など。

 近年発展の著しい中国だが、中国における賃金は高騰を続けており、優秀な中国人スタッフを確保したいなら、高給を払わないといけないようだ。中には部下の中国人の方が、日本から来た管理職より給料が高い例もあるようだから驚いてしまう。

 中国においては、転職は当たり前で、転職することによりどんどんと給料の高いところに移れるらしい。これは日本とは大違いで、新卒採用を重視する日本では、役職が上がっても、給料はさほど差がなく、転職すればするほど給料が下がっていく。中国とはえらい違いだ。次の記述はとても気になる。

「そういえば数年前から、中国の液晶メーカーが日本人技術者を引き抜いていた。技術はどんなに防御策をとってもマネされていく。」(p83)

 技術者が引き抜かれるのは、向こうの方が待遇が良いからだろう。引き抜かれるのがいやなら、優秀な技術者の処遇を厚くすれば済むことだ。横並びの悪平等といった日本企業の慣習を改めない限り、日本企業はグローバルになったビジネスの世界で置いていかれるのではないだろうか。

 しかし、いくら発展が著しくとも、中国の現場力はまだまだのようだ。

「中国人はいいものは見たことはないし、日本側はいいものしか見たことがないし」(p30)

「いや、図面が同じでも中国で作ると変わるんですね」(p81)

 中国人が日本製品を爆買いするのも、品質の高さと安全・安心を求めているからのようだ。品質の良さは、現場力に依存する。しかし、現場力は一朝一夕には築けないものだ。著者はあと10年は日本企業は中国で稼げるとみているようだが、結局現場力がどれだけ育つかということにもかかっているのだろうと思う。

 本書を読めば、中国で成功している企業の成功するための秘訣の一端でも掴めるのではないだろうか。もし、中国に行くことになれば、一読しておいた方が良いだろう。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。
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書評:大宇宙の魔女―ノースウェスト・スミス

2017-10-17 10:02:59 | 書評:小説(SF/ファンタジー)
大宇宙の魔女―ノースウェスト・スミス (ハヤカワ文庫 SF 36)
クリエーター情報なし
早川書房

・C.L.ムーア、(訳)仁賀克雄

 学生時代に夢中になって読んだ、C.L.ムーアによるノースウェスト・スミスシリーズの一冊。自分で持っていたのだが、だいぶ前に故郷の図書館に寄贈してしまった。先日寄ってみると、まだその図書館に置いてあったので再読してみたという訳である。C.L.ムーアは女性作家で、彼女の夫も、有名なSF作家のヘンリー・カットナーだ。夫婦の合作も多いが、このシリーズは彼女単独の作品である。

 主人公は、ノースウェスト・スミスという熱線銃片手に宇宙を渡り歩く無法者だ。スミスの相棒が、金星人のヤロールだ。彼はしばしばスミスのピンチを救っている。

 本書は短編集になっており、収められているのは、以下の4話。

・シャンブロウ
・黒い渇き
・深紅の夢
・神々の塵

 「シャンブロウ」では、スミスは群衆に追われていた愛らしい娘を助ける。彼女は、猫を思わせるような顔と4本指の四肢を持った人ならざるものであった。彼女を助けたことで、スミスは、悪夢のような体験をすることになる。

 著者の代表作とも言っていい本作だが、ギリシア神話に出てくるメデューサの話をモチーフにしたこの作品は、淫靡な美しさに満ちている。

 「黒い渇き」では、諸国の王候たちが争って求めるという、金星のミンガの処女の一人の要請で、彼女たちの支配者ミンガ城主アレンダーと対峙することとなる。

 「深紅の夢」は、夢の世界の話だ。「神々の塵」では、スミスはヤロールと共に、古代神ファロールを復活させられるという神の塵を探す。

 挿絵を描いているのは、松本零士。なぜか美女は裸に近い姿で描かれている。ただし、最後の「神々の塵」ではどういうわけか美女は出てこない。

 20世紀を代表する女性SF作家で、現在でも根強いファンの多い彼女だが、残念ながら早川文庫SFでのこのシリーズは既に絶版になっているようだ。しかし、論創社から、ノースウェスト・スミスシリーズを全部収めた「シャンブロウ」が単行本として出ているので、そちらを読んでみるのも良いだろう。

シャンブロウ (ダーク・ファンタジー・コレクション)
クリエーター情報なし
論創社


 もし、英語に自信があるなら、お得な「The Best of C.L. Moore」もキンドルで読むことができる。もちろん、代表作の「シャンブロウ」も入っている。

The Best of C.L. Moore (English Edition)
クリエーター情報なし
Diversion Books



☆☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。
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書評:江戸の性事情

2017-10-15 12:38:42 | 書評:学術・教養(人文・社会他)
江戸の性事情 (ベスト新書)
クリエーター情報なし
ベストセラーズ

・永井義男

 色々な本に唄われてるように、江戸時代の性に関する考えかたは今と大きく違っていた。例えば、現在においては、妻が元フーゾク嬢だとしたら、普通はそれを大ぴらにはしないだろう。ところが江戸時代は、妻が元吉原の太夫だということが自慢の種になったのである。

 ところで、本書では、アレの値段が書かれている。ピンの方は、「呼出し昼三」と呼ばれる遊女で、その値段は1両1分。これがキリの方になると夜鷹の24文で、蕎麦一杯の値段と同じだったらしい。ちなみに当時の紙屑の値段が、竹籠二杯で200文だったらしいから、夜鷹の値段は紙屑より大分下ということになる。

 おまけに当時はもれなくビョーキが付いてきた(これはピンの方でも似たようなものだったらしいが)ようだから、抗生物質なんてない江戸時代は、いろいろと大変だっただろう。

 この道に関する限り、昔も今もそう変わらないようで、現在使われている各種テクニックは既にこの時代に開発されていたという。ただし、パ〇ずりだけはなかったようで、昔はそれができるほど大きい人がいなかったらしい。また、昔は足で女性の大事なところをウニャウニャする「足くじり」というテクニックが一般的だったようだ。当時は水虫なんてなかったのだろうか?

 この他、妾は職業の一つだったとか、遊女と芸者の違いは、おおっぴらか隠れてやるかの違いだとか、不義密通は大事にせずに金で解決する場合が多かったとか驚くようなことが満載。流石は、性のワンダーランド、花のお江戸である。

 最後に本書に載っている川柳で、思わず吹き出したものを紹介しておこう。

 馬鹿夫婦春画を真似て手をくじき
 馬鹿夫婦春画を真似て腰痛め (p96)

 まあ、あれを真似する人はいないと思うけど、いい子はくれぐれも気をつけるように(笑)。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。


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蝶2題

2017-10-14 18:35:04 | 旅行:山口県


 実家の近くで、上の写真のような蝶を見た。よくテレビなどでも紹介される、渡り蝶で有名なアサギマダラだ。昨年も同じところで見たので、きっと移動のルートになっているのだろう。子供の頃は、こんな蝶なんて見たことはなかったのだが、自然も昔とは大きく変わったということなのだろうか。




 同じ花の蜜を吸いに、アオスジアゲハもやってきていた。これは、昔からこの辺りでも結構見られる蝶だ。
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