これでこの作品も20巻目。もはや安定のエロボケオチである。ただし、エロボケながらエロはほとんど感じられず下ネタギャグのオンパレードだ。
舞台は、私立桜才能学園という高校。主人公の津田タカトシは家から近いという理由でこの学校に進んだのだが、生徒会長の天草シノにより生徒会副会長に任命されてしまう。この桜才能学園は、タカトシの前の年までは女子高だった。だから、タカトシ以外の生徒会メンバーは全部女子。
相対的に男子が少ないせいか、タカトシ君モテモテ。生徒会メンバーだけでなく色々な女子から好意を寄せられている。交流のある英稜高校生徒会にも彼のファンがいる。
基本は、4コマ漫画の連続で話が進んでいく。そして最後はエロボケで落とすのが典型的なパターンだ。
生徒会書記の七条アリアはお金持ちのお嬢様だが、聞き違えでボケる。例えば、生徒会顧問の教師が出張で宿泊しているホテルから写メールが送られてきたとき、「ホテルからだった」と言うシノに対して「火照るカラダ!?」(p116)と言う具合である。会長のシノは下ネタのオールラウンドプレーヤーという感じ。それにツッコむのがタカトシと生徒会会計の天才少女萩村スズの役目だ。但しスズの場合ちっちゃいので、頭が一部だけコマに入っていることも多い。
生徒会役員が全員風邪で寝込んだ時のエピソードが面白い(pp99-102)。英稜の生徒会が助っ人にはいるのだが、会長のウオミ―が、アリアの代わりが務まることが判明。それにしても英稜は共学校のはずなのに、なぜ生徒会には女子だけ?
絵柄も綺麗で、内容も面白いので私の好みである。しかし、よく20巻分もネタを考えられるものだと感心。
☆☆☆☆☆