文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

タンポポの花(広島市を歩く127)

2014-03-30 13:34:06 | 旅行:広島県



 散歩の途中タンポポが咲いているのを見かけた。良く見かける西洋タンポポとはなんとなく趣が異なるので、花を下側からのぞいてみた。




 やはり在来種のタンポポである。外来種か在来種は、総苞の部分を見ればわかる。西洋タンポポならここが反り返っているのだが、このタンポポは、花に沿って綺麗に伸びている。しかし、在来種でもなんという名前のタンポポかは良く分からない。

 しかし、同じ散歩をするのでも、こういったことに興味があれば、新たは発見があったりして、なかなか楽しいものである。


○関連過去記事
桜が咲いた(広島市を歩く126)
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なぜ論文盗用

2014-03-29 18:53:45 | オピニオン
16ページほぼ丸写し 論文盗用教授を停職 名古屋外大(朝日新聞) - goo ニュース

 最近こういったニュースが多いが、こんどは名古屋外大というところで、元学科長の教授が、学部紀要に載せる論文で、他大学の教授の論文の盗用を行ったという。⇒名古屋外大のHP

 しかし、良く分からないのはなぜこんなことで、盗用をしたかということだ。何しろ掲載したのは大学内の紀要である。権威ある査読つきの論文誌のようなものとは異なり、こんなもの(失礼)に掲載しても学者としての業績にもならないだろうし、だれも読まない(少なくとも理工系ではそうである)。⇒参照「ヒラノ教授の論文必勝法」のレビュー記事

 誰も読まないだろうとはいえ、公開する以上は、盗用が発覚するリスクは大きい。問題の教授は、国際ビジネス学科の所属だったようであるが、ビジネスについて教えているというのに、デメリット、メリットの比較もできなかったのだおるか。メリットはほとんどないと思われることに、どのような動機を持っていたのだろう。

 仮に、こういった内部の紀要でも業績になるという文化が、この専門領域にあるとしたら、そこから変革しないといけないだろう。





 
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桜が咲いた(広島市を歩く126)

2014-03-29 12:44:30 | 旅行:広島県





 春は桜の季節だ。最近は、あまり花見には行っていないが、それでも、桜の花を見るとうれしくなる。本当なら、大きな木に満開の桜を見たいところだが、とりあえずは、散歩の途中に見かけた小さな桜の木で我慢である(笑)。




○関連過去記事
第2回広島みなとフェスタ (広島市を歩く125)
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書評:捨て猫という名前の猫

2014-03-28 19:48:08 | 書評:小説(ミステリー・ホラー)
捨て猫という名前の猫 (創元推理文庫)
クリエーター情報なし
東京創元社


 樋口有介の「捨て猫という名前の猫」(創元推理文庫)。あの斜に構えたような独特の語り口が魅力の、柚木草平シリーズの一冊である。

 自殺かと思われた美少女・秋川瑠璃の死。柚木が記事を書いている「月刊EYES」の編集部に、「秋川瑠璃は自殺じゃない。そのことを柚木草平に・・・・」という電話が入る。電話したのは、野良猫のような生き方をしていた青井麦という少女 。銀色の唇、目の下には隈のような化粧。耳たぶにはキーリングに似た金色のピアス、爪には失敗した七宝焼きのようなネイルアートとなかなか個性的ないでたちだ。

 ところが、その麦が、化粧を落とした、学校の制服姿で殺害される。指には柚木の残したメモを指輪のようにまきつけて。そのメモは、ずぶぬれで訪ねて来た彼女が、柚木のアパートに泊めてもらった時のもの(もちろん不埒なことはなしで)。親もなく、宿もないという暮らしを続けていた麦は、柚木に父親を感じたのか、それとも異性として意識したのだろうか。束の間の柚木とのふれあいは、麦にとって幸せな時間だったのだろう。

 捨て猫のような生き方をせざるを得なかったにも関わらず、一見恵まれた瑠璃を妬むこともなく、ただ一人の大切な友達の敵を打とうとして命を落とした麦。そんな彼女のひたむきさと哀しさが胸を打つ。それに比べて、あまりにも汚れた大人たちの世界。同じような年頃の娘のいる柚木の心には、苦さだけの残る事件だったのではないか。

 ところで、柚木の娘で小6年生の加奈子。柚木が妻と別居中のため、普段は別れて暮らしている。本書の冒頭は、小6の娘、一緒に温泉に入っているシーンから始まる。加奈子曰く、「いっしょに入るのは恥ずかしいけどサービス」ということおらしい。なんていい娘や!しかし、さすがに柚木の娘、二人の会話では、パパは完全に押され気味だ。事件の方は、後味の悪くなるようなものだったが、加奈子の出てくるシーンはなんとも楽しい。

☆☆☆☆

※本記事は、姉妹ブログと同時掲載です。

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第2回広島みなとフェスタ (広島市を歩く125)

2014-03-24 20:12:41 | 旅行:広島県



 この土日は、広島港周辺で、「広島みなとフェスタ」というイベントが開催されていた。まだ新しいイベントで、今年が2回目に当たる。去年は1日だけだったようだが、今年は2日間に拡大されたらしい。行ってみると、色々な屋台が並んでいて楽しい。




 これが、B級グルメグランプリでおなじみの富士宮焼そば。去年人が多くて食べられなかったが、今年は楽に買えた。別に広島とは関係ないが、なぜだか店が出ていた。




 こちらは、広島市湯来町で養殖されているチョウザメ。卵はキャビアだが肉もなかなかうまい。




 湯来町はコンニャクでも有名で、この写真はこんにゃくバーガーとチョウザメのあら煮。こんにゃくバーガーは、中にこんにゃくときんぴらごぼうが入っていて、なかなか不思議な食感。チョウザメのあら煮は、骨が結構多い。でもどちらも結構いける。


○関連過去記事
夕暮れの宇品橋(広島市を歩く124)

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放送大学の教材到着

2014-03-22 19:05:04 | 放送大学関係


 外出から帰ると、放送大学の教材が届いていた。届いたテキストは、「現代哲学への挑戦」と「ヨーロッパ文学の読み方ー古典編」の2科目分。そういえばこれまでヨーロッパの古典というのはあまり読んだことがないので、この機会に少しは詳しくなりたいものである。

 哲学の方は、これまでも、つまみ食い程度にはいろいろと読んでいるのだが、もう少し体系的な知識が付けばよいと思う。

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書評:浜村渚の計算ノート 2さつめ

2014-03-18 20:18:58 | 書評:小説(ミステリー・ホラー)
浜村渚の計算ノ-ト 2さつめ ふしぎの国の期末テスト (講談社文庫)
クリエーター情報なし
講談社


 政府により、義務教育から数学を初めとする理数系科目が壊滅的に削減された世界。「浜村渚の計算ノート」(青柳碧人:講談社文庫)での舞台設定だ。本作はその2巻目にあたる。

 ドクターピタゴラスこと数学者高木源一郎は、数学の復権を目的に、「黒い三角定規」を組織し、テロ活動を繰り広げていた。これに対抗するためには数学の知識が不可欠と、警視庁から、白羽の矢を立てられたのが、千葉県に住む数学の天才女子中学生である浜村渚。ただし、数学以外はまるで苦手な、とろんとした二重瞼がチャームポイントの美少女のタマゴである。

 この作品の大きな特徴は、ミステリーを楽しみながら、数学の面白さの一端を垣間見ることができるというところだろう。今回取り上げられているのは、ルービックキューブ、指数、割算の余り、N進法について。数学でも基礎論的な話が多いので、理工系でも数学系以外の人には、好き嫌いが分かれるかもしれない。

 出てくる敵は、ルービック王子とか、キューティ・オイラーとか、ちょっと変な連中なのだが、殺人を行ったり、そのための兵器をつくったりとかなり凶悪だ。それでも全体を流れる雰囲気は、かなり緩めであり、そのアンバランスさが面白い。

 ところで、この作品世界は、もちろん架空のものではあるが、今の日本の状況に似ているというのが気になる。高校での理数系の科目の履修率は、お寒いものだが、この作品はそんな日本に対する皮肉を作品のなかに込めているようにも思える。

☆☆☆☆

※本記事は、姉妹ブログと同時投稿です。

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書評:なぜか惹かれるふしぎな数学

2014-03-17 18:32:12 | 書評:学術教養(科学・工学)
なぜか惹かれるふしぎな数学
クリエーター情報なし
実務教育出版


 「なぜか惹かれるふしぎな数学」(蟹江幸博:実務教育出版)、数学的なものの考え方、数学パズル的なものから、数学に関する逸話・こぼれ話といったものなどを広く紹介することにより、数学の楽しさを伝えようとするものだ。

 人によっては、「数学」といった言葉だけで毛嫌いするかもしれないが、本書に書かれていることは、せいぜい中学校程度の数学の知識があり、論理的な考え方ができれば十分に理解できるようなものだ。数学が苦手だと思っている人も、ぜひ読んで、数学的思考力を身につけて欲しい。

 実は、このようなものを読むのにはコツがある。用意するものはシャープペンと電卓。消しゴムも絶対ではないが、あった方が便利だ。これらを使って、実際に本書中に書かれている数式や考え方の道筋を、実際に自分の手を動かして追ってみるのである。ノートなど用意する必要はない。本の余白に書き込めば十分である。

 これをやるのとやらないのでは、圧倒的に理解の深さが違ってくる。この方法を使って一冊を読了した時には、見違えるほど数学的な思考力がついているだろう。1回ですべてを理解する必要もない。分かりにくかったところは印でも付けておいて、何度も繰り返せば良いのだ。実際に自分で計算をしているうちに、なんとなく分かったような気になってくるだろう。相当の数学的知識のある人以外は、早く読もうと考えないことだ。毎日少しずつでも、理解しながら読んでいくことた大切である。

 本書には演習問題もいくつか収録され、これらには一応答もついているが、試験勉強をしている訳ではないので、自分で頭から知恵熱を出しながらでも、答を見ないでじっくりと考えてみることだ。これも良い頭のトレーニングになるだろう。

 最後に、本書中に書かれているもので、簡単に頭の体操ができるものをひとつ紹介したい。4ケタの数字を使って四則演算だけで10にするというものだ。例えば、5793なら5+9-7+3=10、4992なら9+9-4×2=10 となる。実は、私も以前何かの本で読んで以来よくやっていることだ。私の感触では、殆どの数字の組み合わせで、可能である。どこでもできる手軽な頭の体操としてお勧めしたい。

☆☆☆☆☆

※本記事は、姉妹ブログと同時投稿です。
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書評:無印良品の「あれ」は決して安くないのに なぜ飛ぶように売れるのか?

2014-03-16 09:32:54 | 書評:ビジネス
無印良品の「あれ」は決して安くないのに なぜ飛ぶように売れるのか?
クリエーター情報なし
SBクリエイティブ


 本書のタイトルからは、「無印良品」の経営の秘密を徹底的に分析したもののような連想をしてしまう。しかし実際に書かれていることは、そのような個別の会社のケーススタディといったものではなく、もっと一般的な内容である。すなわち、ビジネスにおける「コンセプト」というものの重要性だ。

 コンセプトという言葉も良く聞く言葉ではあるが、その意味は必ずしも明確なものではない。結構使う人によって、考えていることにはズレがあるのではないかと思う。コンセプトの重要性を解くには、著者の考えるコンセプトという言葉の内容を明確にしておく必要があるのだが、本書では、きちんと「目的を達成するための原理・原則を短く明確に表現した言葉」というように定義されている。

 本書では、いろいろな会社を例にとり、勢いのある会社のコンセプトがいかに優れているかをまず示している。例えば、タイトルの「無印良品」は7000点以上もの商品を取り扱っているにも関わらず、売っているものは「感じの良いくらし」という一点に集約される。そのコンセプトは、「これでいい」ということだ。この他、スターバックスの、自宅でも会社でもない「第三の場所」、ポルシェの「壊れないプレステージ・スポーツカー」などを例にコンセプトの持つ力を説明している。

 そして、具体的なコンセプトの作り方や使い方についてもかなりページを割いて書かれており、まさにいたれりつくせりである。コンセプトという考えかたは、企業経営や経営戦略の策定といった大きな場面だけで役立つと言うものではなく、ビジネスの色々な場面で活用できるものだ。スマートな企画を生み出したい方はぜひ一読することを勧めたい。

☆☆☆☆☆

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大田中央あたりの風景

2014-03-16 06:05:09 | 旅行:山口県


 上の写真は、先般所用のため行ってきた「大田中央」のバス停の様子。バスは、この中をぐるりと回ってまた出ていくので、一種のバスセンター的な役割を果たしているのかもしれない。




 このバス停に隣接している場所に梅が植えてあり、今が満開で綺麗だった。桜の花は観に行くが、梅は咲いている時期がまだ寒いということもあり、なかなか見る機会がないので、このように、たまたま見かけると少しうれしい気分になる。




 この川は「大田川」。厚東川の支流に当たる2級河川だ。写真は、太田中央バス停からすぐの「紅葉橋」というところから撮ったもの。





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