睡眠の常識はウソだらけ (フォレスト2545新書) | |
クリエーター情報なし | |
フォレスト出版 |
・堀大輔
本書を一言で言えば「ショートスリーパーの勧め」といったところか。確かに短い睡眠時間で済めば、空いた時間をもっと有効活用できる。ショートスリーパーとは睡眠時間が6時間未満の人のことを言うようである。確かに周りにそんな人はいた。そして何年も全く眠らないという人が話題になったりする。著者はなんと平均睡眠時間45分だそうだ。
本書によれば、睡眠は色々とリスクを高めるらしい。しかし、これにはかなりの個人差があると思う。私など、睡眠時間が短いと、次の日には昼頃から頭痛がしてくる。私の場合、まったくショートスリーパーになろうというインセンティブなど働かないのだ。
もちろん眠る時間が少なくともいい人はそうすればいいだろう(もちろん自己責任で)。それにこれが長期間続いた場合にどうなるかは分からない。睡眠時間のなさからうつ病を発症する人もいるくらいだから、無理にショートスリーパーになろうとして、リスクを負う必要はないと思うのだが。また、睡眠は必要だからするというばかりではない。睡眠を楽しむという面もあるはずだ。
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※初出は、「風竜胆の書評」です。