深夜アニメで放映されている本作、続(2)とあるが、実際には11巻目である。9巻までは九重ヒビキさんが絵を描いていたが、前巻から「どうしても破滅したくない悪役令嬢が現代兵器を手にした結果がこれです」の漫画を描いていた園心ふつうさんに変わった。つまり仕切り直しの2巻目という訳であるが、話としては9巻からの続きとなっている。
主人公は転生者の長瀬香(カオル)。地球の神様のミスで死んでしまったお詫びにチート能力を持って異世界に転生した。そのチート能力というのが考えた通りの効果がある薬品が、その時に考えた通りの容器に入って出てくるというもの。でも使い方は、神剣型容器とかアクセサリー型容器とか殆ど容器の方が主のような・・・。そして地球の神様が大好きなその異世界を管理する女神様(セレスティーヌ)のお友達という立場を手に入れる。
しかし、そんなカオルを利用する連中が多い。この巻では、カオルがものすごく可愛がっているレイエットちゃんという幼女を攫おうとする連中が出てくる。そして以前敵討ちを手伝ったマリアル(レイフェル女子爵)といっしょに首都に行く。
九重ヒビキさんの絵柄に慣れてしまっているが、動物の描き方は園心ふつうさんの方が私の好みだろう。またカオルは美人だけど目つきが悪いというネタがかなり出てくるが、カオルの悪人顔は園心ふつうさんの方が迫力があると思う。いったい黒幕は誰になるのか、今後の展開に目が離せない。
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