文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

小飼弾氏とiammg氏の論争について

2008-07-31 21:50:14 | オピニオン
 いつものように、色々なブログをのぞいていたら、iammg氏による「女。京大生の日記。」「 [ルポ]没落エリートの出現―ビジネス社会から疎外される高学歴就職難民たちー」という記事に、「404 Blog Not Found」の小飼弾氏がかみついていた。それが、「学校ってバカを治療してくれんのか」という記事である。

 iammg氏の記事は、京大を例にとり、希望通りの就職ができない高学歴就職難民を「没落エリート」と定義し、その問題に対して考察を加えているものだ。述べられていることは、ステレオタイプ的であり、いささかうんざりするのだが、これに対する小飼氏の記事も、品がない。どうも「エリート」という言葉にカチンと来たようである。

 京大と言っても、人間の集まりである。色々な人間が存在する。1学年3000人もいれば、希望のところに就職できない人間がいるのはあたり前だ。そもそも就職の問題は、今始まったことではない。昔から、学部によって就職に有利・不利はあったし、就職に向いてないような人間も存在した。それは、京大だって例外ではない。

 それにしても、小飼氏の「君たち高学歴大学生たち=第二種バカ」はどんな根拠だろう。3000人もいれば、当然大物も小物もいる。十羽ひとからげで決めつけるのは、彼のコンプレックスの裏返しであろうか。


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放送大学の2学期の科目登録申請

2008-07-27 10:14:58 | 放送大学関係
 放送大学の科目登録時期になったので、ネットで登録を行った。

 最近は、ずっとさぼり気味だったので、今回は放送授業1科目と面接授業2科目の合計3科目4単位を申請した。

 登録した科目は以下の通り。

(放送)

・数理ファイナンス(’08)


(面接)
・極限環境に生きる生物
・コンピュータグラフィックス

 緊縮財政のおり、小遣いに響くが、そろそろ放送大学3回目の卒業も視野にいれてがんばろうか。



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ブログ通信簿

2008-07-26 20:21:17 | その他
gooのサービスに「ブログ通信簿」というのがあることを知ったのでさっそくやってみた。

 結果は添付の画像の通り。オール3で、可もなく不可もなくといったところか。

マメ度3、影響度が3はともかく、最近オピニオンの記事が多いのに、主張が3とは・・・。もっと過激に突っこめということか?


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ヒグマより強い?女子中学生

2008-07-21 12:00:59 | オピニオン
 gooニュースに面白い記事が出ていた。テントがヒグマに襲われたが、中の女子中学生が、妹のいたずらだと勘違いして蹴ったところ、そそくさと退散していったというニュースだ。

女子中学生、テント押すヒグマ撃退 知床、妹と思い蹴る(朝日新聞) - goo ニュース

 「さすがは、日本の女子中学生、最強だ!」なんて、思わず笑ってしまったが、考えてみると怖い。

 日本でも、熊やイノシシなどは、十分に危険な動物である。無防備に、彼らのテリトリーに近づいてはならないだろう。

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アルファーブロガーブログの読み方

2008-07-20 11:03:55 | オピニオン
 ブロガーで、ネット世界に大きな影響力を持つ者を「アルファブロガー」と呼ぶらしい。そうすると、私などは、ほとんど影響力は持たないということで、さしずめ「オメガブロガー」であろう。このオメガブロガーという言葉もググってみたら、結構使われているようだ。

 それは、さておき、このアルファブロガーであるが、本来は、広大でオープンなネットの海から、自然発生的に生まれていくものである。しかし、権威好きなわが国では、「アルファブロガー・アワード」のリストに載っているブロガーを指すらしい。

 ためしに、いくつかを覗いてみる。

 橋本 大也氏の「情報考学 Passion For The Future」のように、十分な知的刺激を与えてくれるブログもあるが、多くのブログは、はっきり言ってつまらない。

 別な意味で、知的刺激を受けるのが、最近良く読んでいる、「池田信夫 blog」だ。この先生、話題も多岐にわたり、なるほどと思うことも多いため、信奉者も多いようだが、結構突っ込みどころも多い。意見も、独断的なものが目立ち、ネット大衆を「ネットイナゴ」と見下している節がある。人から間違いなどを指摘されても、よっぽどのことがない限り、まず直さないし、都合の悪い反論は、枝葉末節なことだと切り捨てる。内容は、それなりにあるので、「突っ込み力」を鍛えるのには、いいのではないかと思う。

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エネルギー問題に関するおかしな議論

2008-07-18 21:49:10 | オピニオン
 kmori58氏のブログ「kmoriのネタままプログラミング日記」の「電力会社がどんな苦労をしているのかぐらい知っとこう」 という記事に対して、Lipton氏のブログ 「【ニート】が勉強を始めたら…【ビジネス書を中心に】」に「電力会社は本当に苦労しているか? 」という反論が掲載されていた。

 電力の需要と発電量のバランスについて書かれたものだが、読んでみると、どうも議論がかみあっていない。

 kmori58氏は、「ノートPCの電源を入れたり切ったりするたびに、どこかの火力・水力発電所の出力を上げたり落としたりしているんですよ。ですから、あなたが節電すれば発電所の発電量も下がり、それが火力発電であれば、二酸化炭素排出量が減ることになるわけです。」と述べている。

 これに対して、Lipton氏は、「発電所が、『ノートPCの電源を入れたり切ったりするたびに、どこかの火力・水力発電所の出力を上げたり落としたりしている』のは、『電圧の一定維持』というのが目的で、これがエネルギー消費を抑制することを目的としたものにはなってはいない。・・(中略)・・『思っているほど、省エネ効果はないのでは』ということだ。」と反論している。

 kmori58氏は、単に電力需要と発電量はバランスしているので、需要を減らせば、火力発電量も減って、それが結果的に二酸化炭素を減らすと主張しているのである。この部分は全く正しい。PCの電源うんぬんは、単に需要を減らすための一例として掲げているにすぎないと思う。

 しかし、Lipton氏は、この部分だけをことさら取り上げて、エネルギー消費の大幅な削減は期待できないと言っている。PC電源の入り切りだけでは、電力需要全体から見れば誤差の範囲になるのは当たり前のことだ。多くの人々の心がけが積み重なった結果が、目に見えるエネルギーの節約につながるのである。

 発電機が出力上げたり下げたりしているのが「電圧の一定維持」というのも正しくない。正解は「周波数の一定維持」のためである。

 議論全体に対しては、kmori58の方に分があると思うが、最後のに「みんなが頑張って夜だけ節電するとベースロードを削らなくてはいけないことになり、昼の火力発電の稼働が上がってしまい、かえって二酸化炭素の排出量が増えてしまう結果になります。」というところは説明不足であろう。

 これは、原子力の一定運転を仮定するなら、ベースを超える部分は火力等で発電しなければならないため、あまりに夜の電力消費が少ないと、運転できる原子力が少なくなり、火力で発電する部分が増えてしまうと言っているのだ。実際は、石炭火力調整や揚水式発電所の運転によって、よっぽど極端な夜と昼のアンバランスがない限りは、そんなことはないのであるが。
 

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H20.8.1追記
「【ニート】が勉強を始めたら…【ビジネス書を中心に】」の「電力会社は本当に苦労しているか? 」と言う記事は削除されていましたので、リンクを記事から、ブログ自体に張り替えました。
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公害防止管理者(大気1種)の受験申し込み完了

2008-07-14 20:50:41 | 資格試験受験関係
 昨日、公害防止管理者大気1種の申し込みをネットから行った。3種を持っているので、6課目中5科目が免除となり、「大気有害物質特論」1科目だけを受ければ良い。

 受験料は銀行振り込みになるのだが、これもイーバンク銀行からネットで振り込んだので、家にいながら簡単に申込みができる。便利な時代になったものだ。この日は、1科目だけの受験はもったいないので、水質4種も受けようと思っているが、申し込みは、もっとゆったりした時に行うことにしよう。

●公害防止管理者試験の詳細は「(社)産業環境管理協会」


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放送大学の受験票が来た

2008-07-12 23:33:01 | 放送大学関係
本日外出から帰ったら、放送大学の受験票が届いていた。今学期は、面接授業しか取っていないので、先学期に受験をしなかったものの再試験分である。しかし、残念なことに、その日は仕事が休めないので、試験を受けることができない。最近少し、モチベーションが回復しているので、2学期は、もっとまじめに取り組もう。


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温暖化のトレンド

2008-07-09 21:56:02 | オピニオン
 今日も池田信夫blogの記事についてである。

 2008.7.9付の記事「地球は温暖化しているのだろうか」に、「WMOの発表した、世界の主要な5観測機関の計測による先月まで約30年間の世界の平均気温を重ねた図」なるものが掲載されているが、池田氏はこの図を評して「公平にみて、この変動はランダムもしくは循環的であり、単調なトレンドを読み取ることはできない。」と書いている。

 確かに、温暖化現象に限らず、すべからくデータというものは、いつの時点を基準に取って、どれだけのレンジをとるかで、解釈が変わってくる可能性がある。

 しかし、少なくても、この図を「公平」に見れば、正確なことは周波数分析をしないと分からないものの、右上がりの単調なトレンドと数年程度の周期変動、そしてもっと短期間の周期変動が重ね合わさったように見える。

 黒いものを白と言っちゃいけませんな。

●池田信夫blog「地球は温暖化しているのだろうか」

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池田信夫 blogの記事「精神なきウェーバー専門人」に思う

2008-07-07 22:31:23 | オピニオン
 最近よくチェックしているブログの一つ「池田信夫 blog」「精神なきウェーバー専門人」という記事が掲載されていた。朝日新聞掲載の、姜尚中氏のマックス・ウェーバーの言葉を借りた市場原理主義批判に対しての批判が記されたものだ。

 正直、マックス・ウェーバーについては、名前しか知らないし、特に興味もないのだが、一つ気になることが書いてあった。

 池田氏は、「途上国に多額の援助をする一方で「知的財産権」の保護と称して中国を訴える先進国の偽善も救いがたい。」と書いているが、知的財産の侵害を訴えることがなぜ偽善になるのだろう。はたして、知的財産というものについて、彼は本当に理解しているのだろうか。更に「植民地支配によって彼らから奪った富や生命に比べれば、わずかなものだ。」の発言にはあきれてしまう。これは、相手が悪いことをしたことを理由に、自分が悪いことをしたことを正当化する詭弁の例として、論理学の初歩の教科書にも書いてあるようなことである。

 知的財産の対象の一つである「特許」については、一般に莫大な開発費が必要である。これを保護しなくなれば、誰が開発費の負担というリスクを冒そうというのだろう。周知のように特許権には保護期間が定まっている。そして、発明した企業が、ある程度の利益を得た後は、その技術は人類共通の財産となるのである。

 それに、中国で問題となっているのは、商標権、意匠権を侵害するコピー商品ではないだろうか。これは、粗悪な類似品により、長年培ってきた企業の信用を傷つけられるという面も大きく、信用を守るために訴訟を起こすというのは、当然のことであると思うのだが。

●該当の記事
 池田信夫『精神なきウェーバー専門人』


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