文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

猿猴橋(広島市を歩く151)

2018-02-28 11:20:32 | 旅行:広島県


 写真は、金物飾りの復元された今の猿猴橋。猿猴橋は猿猴川に架かる橋であり、JR広島駅のすぐ近くだ。ちなみに猿猴とは河童のことで、こに川には河童伝説があるらしい。
 この橋の金物飾りは、戦時中の金属供出で長く欠けた状態が続いていたが、2016年に復元され写真のような形になった。
 ちなみにいわゆる被爆橋のひとつで、土木遺産に選定されていると聞く。

〇関連過去記事
広島南区役所食堂2(広島市を歩く150)
広島市「まちづくり公開講座」講演会「西国街道と広島城下」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平成29年度 第2回 KANSEI”感性”サロン聴講

2018-02-27 21:12:36 | セミナー、講演会他


 今日は「平成29年度 第2回 KANSEI”感性”サロン」を聴講してきた。これは、人間の感性についていろいろと研究するというものだ。場所は広島駅に近いホテルセンチュリー21広島の3Fプラド西。

 開講までまだ時間があったのでホテルの近くのなか卯で昼食。食べたのがカツ丼並小うどんはいからのセット。


 さて講演の方だが、最初に主催者から開会挨拶があったのちに、NTTコミュニケーションの方が、「疾患研究が切り拓く新しい未来」というテーマで話された。これはこの間まで放送大学で「錯覚の科学」を受講していて、またCG検定も2級を持っているのだが、内容がどちらにも関係しており、非常に興味深かった。

 次にライオン株式会社の方が、「保湿成分が洗い流されないボディソープの開発」というタイトルで講演された。まあ私はあまりボディソープを使わないのであまり関係ないのだが。

 休憩をはさんで中国地域質感色感研究会の紹介ということで、事例として「脱おむつを支援するふわふわフィットパンツの開発」と「風呂フタの魅力を伝える効果的なパッケージ及び販促物の検討」という題で、それぞれ株式会社ニシウラと東プレ株式会社より解説があった。

 最後に主催者から閉会挨拶があり閉会となったが、最近は色々忙しいのでこのような講演会にはあまり顔を出していない。今回は久しぶりだ。

 ところが講演会の余韻に浸っていると、もう一つの書評専用ブログである「風竜胆の書評」の方にいいがかりのようなメッセージを入れてくるバカがいた。一応記録には残すが、こちらも相手をするほど暇じゃない。それにしてもバカ共の暇なこと。他にやることはないのかね? こんどは、メッセージ全文を晒してやるか。
某書評サイトで私を非難する会員との不毛な議論
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

書評:脳が認める外国語勉強法

2018-02-27 09:09:53 | 書評:学術・教養(人文・社会他)
脳が認める外国語勉強法
クリエーター情報なし
ダイヤモンド社

・ガブリエル・ワイナー、(訳)花塚恵

 言葉というものは不思議なものだ。使われている国に行けば子供でもその言葉を使っているというのに、それが母国語ではない場合、多大な労力をかけても、結局ものにならない場合が多い。

 我が国にもそんな英語教育の犠牲者が沢山いる。多くの人が少なくとも中学・高校の6年間は学校で教わっているのに、全然ものになっていないのだ。これではいけないと、小学校から英語が導入されるようだが、果たしてどんな結果になるのか。

 実は私も英語はともかく大学で第二外国語としてドイツ語を勉強したが、かなりの労力を割いたにも拘わらず、まったくものになっていない。今では学生の時に覚えていた文法もほとんど忘れているという体たらくである。

 ところで、本書は、どのようにすれば外国語が効率的に勉強できるかを述べたものだ。

 本書では、外国語を学ぶにはまず発音から入ることを強調している。確かに日本人は「r」と「l」の区別が苦手だということをよく言われる。確かに外国人がその国の言葉を話す場合には、片言で話す場合と流ちょうに話す場合を比べてみると、後者の方が圧倒的に知的に見えるのは確かだろう。

 また、頻出単語から覚える(まず604語だそうだ)こと、フラッシュカード(要するに昔の学生が使っていた単語カードのようなもの。今はスマホで使えるアプリもあるらしい。)を使った分散学習、ネットの活用なども勧めている。

 本書には興味深いことが述べられている。任務に不可欠な言語をマスターした人は、CIAが放っておかないらしい。といっても別にCIAに悪い意味で目を付けられるというのではなく、高給でスカウトされるというのだ。ちなみに、その任務に不可欠な言語とは、アラビア語、中国語、ダリ―語、韓国語、パシュトー語、ペルシア語、ロシア語、ウルドゥー語だそうだ。中には初めて聞く言語もあるが、全体から受ける印象はなんとなくきな臭いような・・

 ところで、日本語というのは孤立した言語である。だから日本人が英語を勉強するのと、英米の人がドイツ語を勉強するのではかかる労力がかなり違うと思う。(日本語のある方言で育った人が、別の地方の方言に馴染むような感覚か?)しかし、本書に述べられている勉強法を使えば、それなりにかなりの効果は見込めると思う。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

書評:ゆるりまいにち猫日和

2018-02-25 19:28:02 | 書評:その他
ゆるりまいにち猫日和 (幻冬舎単行本)
クリエーター情報なし
幻冬舎

・ゆるりまい

 人間は犬派、猫派に分けられることがある。もちろん中には動物全般がだめだという人もいるが、犬と猫は圧倒的に飼っている人が多いので、ペットの代表のような扱いをされるのだろう。

 我が家にもわんこが一匹いるが、実は私は完全な猫派だ。わんこがいるのも、うちの子が面倒は全部自分が持つからとねだったので仕方なくなのである。

 もちろん、子供が言ったことに責任を持つはずもない。犬の場合は散歩に連れて行かないといけないし、狂犬病の予防注射に連れて行ったり、フィラリアの薬を与えたりで結構手間と金がかかるのである。

 「隣の花は赤い」とよく言うが、吠えるしか能のないうちのアホ犬を見ているとどんどんにゃんこへのあこがれが募っていくのだ。

 それはさておき、著者の家には、2歳から12歳までのにゃんこが4匹もいるらしい。それも雄雌2匹ずつ。本書はそんなにゃんこたちとの愉快なまったりライフを漫画と写真で綴ったものだ。

 著者は漫画家で、家族は夫と一人息子と母親そして猫4匹。面白いのはにゃんこたちにも色々と個性があるということだ。一番年上のゆうというにゃんこは全く存在感がないらしい。だから1匹だけ鈴をつけられているが、この鈴がないと簡単に行方不明になってしまうという。

 にゃんこにも派閥があるらしく、雄二匹と雌二匹でチームをつくりそれぞれ著者と母親の飼い猫という扱いらしい。飼い主の方もいろいろ張り合っているようでそれが何とも楽しいのである。

 猫の写真もかなり掲載されているが、くるりという猫は特大と表記されているだけあって確かにでかい(特にお腹周り)。またぽっけという黒猫は写真写りが極端に悪いようだ。本書中に元写真部だという夫君が撮った写真が載っているが、著者からは「よくこんなブサイクに撮れるね」と冷やかされている。

 一番若いにゃんこのうたは、保護したときに足を複雑骨折していたようで、夫君が動物病院に連れていったのだが、その時に名前を聞かれたので答えたのがなんと「こだぬき」。もちろん却下で、その後著者が強権発動して「うた」という名前に変わったのである。

 もちろん4匹も飼っていると、実際にはなかなか大変だろうが、それ以上に癒されることも多いのではないかと推測する。本書からはそんな日常のまったり感が良く伝わってくるのである。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

書評:暗号が通貨になる「ビットコイン」のからくり

2018-02-23 09:24:35 | 書評:学術・教養(人文・社会他)
暗号が通貨になる「ビットコイン」のからくり (ブルーバックス)
クリエーター情報なし
講談社

・吉本佳生、西田宗千佳

 最近何かと話題の仮想通貨。実はジェネレーションギャップのためか、私にはその価値がよく分からない。ということで、仮想通貨の代表のようなビットコインについて経済面と技術面の両方から解説したという本書を読んでみた。

 本書を読めば、ビットコインは暗号化技術などに支えられていて、よく聞くマイニングというのは、取引履歴を纏めたブロックを承認するための鍵を見つける作業だと言ったような技術的側面はなんとなくわかった。しかし、どうにもすっきりしない。

 通貨的な側面についていろいろとビットコイン寄りの解説がされているのだが、どうもこの部分がすんなり頭に入ってこないのだ。本書にも書かれているのだが、通貨の機能としては決済手段、価値尺度、価値保蔵といったことがよく言われる。確かに決済手段としては仮想通貨を使える場面が増えてきた。しかし、後の二つはどうだろう。

 ちょうど、2月14日付の中国新聞のオピニオン欄に、仮想通貨に関する解説記事が掲載されていたが、その中で、10年に初めて1万ビットコインが、ピザ2枚と引き換えられたことが書かれてあった。ところが同じ日のレートをネットで確認してみると、1ビットコインがなんと90万円を超えているではないか。びっくりするようなハイパーインフレ率である。

 これだけ振れ幅が凄いと、価値尺度、価値保蔵なんて無理だろう。結局は投機のひとつではないのか。マウントゴックスの事件もあったし、リスクを考えるととても手を出す気にはならない。

 新聞記事の方には、通貨は、みんなが価値があると信じているから価値があるのだと書かれていたが、その通りだと思う。そして仮想通貨に価値があると考えているのは、結局リアルの世界の通貨と交換できる手段を備えているからではないのか。これがリアルの世界の通貨と一切交換できなかったら、果たしてこれだけ仮想通貨が話題になるだろうか。

 この仮想通貨に対するうさん臭さが抜けないのは、私がデジタルネイティブ世代ではないからということもあるのかもしれない。まあ、これからも私は、仮想通貨に手を出すことはないと思うが。 

☆☆

※初出は「風竜胆の書評」です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

書評:鳥獣害問題解決マニュアル

2018-02-21 12:43:33 | 書評:学術教養(科学・工学)
鳥獣害問題解決マニュアル: 森・里の保全と地域づくり
クリエーター情報なし
古今書院

・寺本憲之


 最近は、これまで見られなかったところに野性動物が見られるようになったように思う。

 実際私の田舎でも、子供の頃には全く聞いたことはなかったのだがクマの親子が目撃されたようだ。また最近、野性の猿が実家近くの道路を横断しているのを、この目で見たのだが、こちらも自分の故郷では初めてである。

 野生動物が人里に降りてくるようになった理由としては、本書にも述べられているように、近年の少子高齢化の影響で人圧が小さくなったことと、人工林の増加により山の餌場価値が下がり、楽をして餌の摂れる人里近くの餌場価値が上がったからだろう。

 しかしこのことは動物たちにとっても不幸なことだろう。人間の驚異になれば狩猟対象となって駆除されてしまうだけだからだ。

 これはちょっとした余談だが、最近のジビエブームで鹿肉なんかは人気があるんだろうが、猿は使い道がないだろうなあ。食べれば食べられるんだろうけどちょっとね。ちなみに私は猪の肉は好きです(笑)。

 それはさておき、本当の「共存」とは、本書に述べる通り「棲み分け」なのである。そのためには、住民や行政、関係団体が協力して取り組まなければならないのだろう。本書にはそのために何をやらないといけないかということが、沢山詰まっているように思える。

 しかし、最近は電気工学上の無知に厳しい私のこと、本書中にも電気柵についての次のような記載を見つけてしまった。「数千ボルト(5,000~10,000)の微電流が1秒間に1回程度、瞬間的に流れるように設定されている。」(p82)

 ボルトは電流ではなく電圧の単位だといちいち指摘するのにはもう疲れたが、ここは、「1秒間に1回程度瞬間的に高電圧をかける」と記すべきだろう。まあ、電気柵のメーカーのホームページを覗いてみると、電圧と電流の区別がついてないものも多いのだが。

 このあたりは、中学の理科の範囲だ。著者は農学博士だというが、こんなことを見ると、理系と一括りされていても、各分野の間には暗くて深い川が流れているんだと感じてしまう。

☆☆☆

※初出は「本が好き!」です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

書評:元祖!! ANGEL完全版

2018-02-19 08:17:20 | 書評:その他
[まとめ買い] 元祖!! ANGEL完全版
クリエーター情報なし
メーカー情報なし

遊人

1~5巻までのレビューになります。



 主人公は熱海康介という高校生。彼の通う高校に、ある日姫乃木静香という美少女が転校してくる。実は静香は、小さい時に、康介に命を助けられて以来ずっと彼のことを思ってきたのである。

 なにしろ、静香の初めては康介にあげるという決心のもと、転校までしたきたのだ。その割には、彼の顔は完全に忘れていて、最初は別の男を康介と勘違いする始末。これはそんな2人が最後に完全合体するまでのエピソードを、ラブコメ風に描いたものである。

 最初に登場した時は、静香は美少女ながらもかなりヤンキーが入って、いかにもスケバンキャラといった感じだった。ケンカも強く、相撲部男子を投げ飛ばしてしまうほど。服装はもちろん、スケバン御用達のスカートの長いセーラ服。ところが、2巻で夏服セーラー服になると、スカートは普通の長さに。でもその後の冬服ではまた長くなっている。結局寒がりで冬長くしているのか?

 これが、3巻あたりになるとブレザーにミニスカート姿も見られる。でも同じクラスにセーラー服の娘もけっこういる。いったいこの学校の制服規定はどうなっているんだ?いや、いろんな姿が見られていいんだけどね(笑)

 康介の方は腕力は小学生並だが、エロいことが絡むともう最強。彼のスケベテクニックの前には、どんな女もイチコロになってしまう。それは、ちょっとうらやましいかも。

 ということで康介は種馬のごとく、色々な女と関係をもっていくのだ。普通のJKは言うに及ばず、緊縛好きのドMJK、学校の美人教師、クラスメートの義母であるセクシー美女から、JDお姉さま、美少女JCとなんでもござれ。ところでこのJC、ちゃんとマ〇ル〇ラ使っているということで、他の女子たちよりしっかりしていると思うのは気のせいか。いや、さすがにJCとそんなことしちゃいかんでしょ。

 静香も康介に影響されたのか、いろいろなシーンできわどい恰好をしたり、上も下も露出したり。康介からも揉まれたり嘗められたりでBまでは通常運転。あれだけケンカの強い静香が康介にはやられ放題。でも肝心なことは出来そうで出来ないのである。もっとも静香と最後までいったら、その時点で話が終わりになっちゃうから、引っ張っているのかな。その分、康介は他の女子に種の蒔き放題。

 肝心の静香との関係は、1巻では、あわやのところで邪魔が入るし、4巻の出来事は、限りなく黒に近い(というか個人的見解は完全な黒)。場所はプールの女子更衣室なのだが、肝心なところは、白く塗られているので、既遂なのか未遂なのかはよく分からない。でも、人が来たので、康介があわてて抜いて逃げた場面があり、その時の康介のセリフからも、確かに最後まではいっていないが、完全な黒だと思う。単に合体したけだけでは、作品としてはノーカウント扱いのようだ。何しろ静香がその後、初めてを康介にあげるにはどうしたらいいと友人に相談しているのだから。要するにフィニッシュしないと既遂ということにはならないみたいだ(笑)。

 本書は、1980年代の終わりから90年代の初めにかけて、ヤングサンデーに連載されたものだが、その過激さに途中で休載を余儀なくされ、単行本の発行も延期となったいわくつきの作品である。あちこちで有害図書の指定も受けているらしい。

 確かに、エロイシーンがたっぷりあるが、今読むと、それほど目くじら立てて有害というほどとは思わない。絵柄は綺麗なので別にいいんじゃないかな。でもあのころの頭の固い人にはこの程度でも許せなかったのね。スケープゴートにされた観もあるが、時代が早すぎたのかもしれない。

 「完全版」と付いているのは、最初に単行本化されたときに、大人の事情でいろいろ削っているものを元にもどしたということだろうか。

☆☆☆☆☆

※初出は「風竜胆の書評」です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

書評:活断層地震はどこまで予測できるか

2018-02-17 10:05:54 | 書評:学術教養(科学・工学)
活断層地震はどこまで予測できるか 日本列島で今起きていること (ブルーバックス)
クリエーター情報なし
講談社

・遠田晋次

 本書は、最近よく読んでいる月刊の「地理」という雑誌の書評欄に掲載されていたので興味を持ったものだ。

 ところで、「活断層地震」とは、活断層によって発生する地震という意味だが、研究者の間で使われる正式な用語ではないということである。この「活断層」の意味は、分野や目的により異なるらしい。

 例えば「新編 日本の活断層」では、約200万年前から現代までの間で動いたとみなされるものを活断層としているし、「発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針」によれば過去12~13万年の間に活動した痕跡があるものと定義されているという。

 いずれにしても人類の歴史を考えると驚くくらい長いのだが、これがいつ動くか分からないというのはたちが悪い。それが本来は不要と思われるような不安を呼び起こすのである。

 日本はプレートが沈みこむ地震多発地帯のうえにある。しかし、これに原子力が絡むといっそうその不安は大きなものとなる。しかし、いっぽうでは、資源のない我が国が、このままでは行き詰まっていくのは想像に固くない。

 活断層の研究はまだ始まってから半世紀しか経っていないという。地震予知ができるようになるまでは、まだまだデータの蓄積が必要(予知できない可能性もあるが)だが、万が一が起きたときにどうすれば減災になるかという観点からも物事を考えていく必要もあるだろう。

 「危機の心理学」のレビューでも書いたように、「正しく恐れる」という境地に至ることのいかに難しいことか。本書には活断層の区分、地震の原動力、地震断層例など現時点での知見が沢山詰まっている。

 正しく恐れるためには、まず活断層についての正しい知識を持つことが必要だろう。本書もそのための一冊だと思う。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

書評:小さな会社のWeb担当者・ネットショップ運営者のためのWebサイト

2018-02-16 16:41:20 | 書評:ビジネス
小さな会社のWeb担当者・ネットショップ運営者のためのWebサイトのつくり方・運営のしかた 売上・集客が1.5倍UPする プロの技101
クリエーター情報なし
ソーテック社

・坂井和弘

 最近は、何か商売を行おうとしたら、Webを活用することは必須のように思える。しかし、ただホームページを作ればいいというものではない。ホームページはお客様から見られてナンボである。誰も見に来ないような、言い方を変えれば集客に繋がらないようなものを作っても時間と金の無駄になってしまう。

 本書はどのようにすれば、お客様が集まる、つまり商売に結びつくようなWebサイトを作れるのかを順を追って説明したものである。

 もし、ネットを使ってもっと集客をしたいと考えているなら、本書を一読すれば、どのようにWebサイトを設計していくのか、SEO、SNSの活用、モール出店などのWebマーケットのやり方、アクセス解析をどのようにWebサイトの改善に繋げていくのか、どういう観点からサイトリニューアルを行えばいいのかなど、一通りのことは分かるに違いない。

 ただセキュリティ強化といった守りの面もみられるものの、全体としては攻めのためのWebサイト構築といった性格が強いように思える。老婆心ながら一つだけ提言したい。

 Webという公の場所にサイトを公開する以上著作権というものが常に付きまとってくる。すべての素材を自分たちが用意するのなら、まだリスクは少ないが、そうでない場合には気を付けないといけない。

 自分が経営者だとしたら、Webサイトの実務担当者が必ずしもそういった面で意識が高いとは限らない。もし仮に著作権侵害で問題が発生すれば、せっかく集客のために作ったWebサイトがマイナスの効果しか発揮しないのである。

 そして、この著作権法というのがなかなか厄介な法律であり、特に登録はしなくても権利は発生し、実際問題として完全に調べきることなど不可能と言っても良い。また似ているかそうでないかはかなり主観的なところもあり、どこでいちゃもんをつけられるか分からないのだ。こういった注意事項も入っていれば本書はもっと良くなると思った。

※本書は、「本が好き!」さまを通じてのいただきものです。ありがとうございました。

☆☆☆☆

※初出は、「本が好き!」です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

放送大学より成績通知書が届いた

2018-02-16 16:36:48 | 放送大学関係
 放送大学から郵便で成績通知書が届いた。もう結果はシステムWAKABAで確認している通り。まあ、万が一違っていたら、その方が問題なのだが。

 2008年度1学期の科目登録も既にシステムWAKABAで行っているし、次のステップは登録通知が来て授業料を振り込むことだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする