
西本願寺の門前町にある、洋風のモダンな建物は、「本願寺伝道院」。もともとは、真宗信徒生命保険会社の社屋として建てられたものだが、様々は変遷を経て、現在の「伝道院」となった。建設は1912年(明治45)で、1988年(昭和63)には、京都市の指定有形文化財に指定されているそうだ。

そして、こちらが、伝道近くの風景。西本願寺の門前町だけあって、いかにも京都らしい風景だ。
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西本願寺は浄土真宗本願寺派の本山である。浄土真宗も、真宗十派と言われる10宗派をはじめ、いくつかの宗派に分かれているが、やはり有名なのは、東西の本願寺である。京都駅から見て、京都タワーの向こうにあるのが「東本願寺」で、西の方に少し歩いたところにあるのが「西本願寺」だ。

元々東西の本願寺はひとつだったが、徳川家康のときに分立し東西に分かれている。こちらも、東本願寺と同様、堂々とした堂宇が立ち並んでいる。

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私は、大学時代は結構ロングヘアであった。私たちの少し前の世代は、学生運動が盛んな時代であり、ロングヘアは一種の権力への反発の象徴でもあった。荒井由美の「いちご白書をもう一度」の歌詞にもあるように、就職が決まって髪を切ってきた人も結構いたはずである。
私たちの世代になると、既に学生運動の最盛期は過ぎていたものの、まだその文化の余韻が残っていたためか、私のようなノンポリ(最近この言葉は使うのかな?政治活動に興味が無い人のことです。)の中にも、髪の毛が長い人は結構いた。
また、当時は、男女を問わず、ダッフルコートが流行っており、私も、愛用者の一人だった。とにかく、京都の冬は、やたらと寒いのである。このコートはなかなか重宝なものだった。
ある時、その格好で、たぶんドラッグストアのようなところだったと記憶しているのだが、買い物をしたときに、そこの店員さん(若い女性だっと思う)が何かの試供品を、「使って見てください。」と袋の中に入れてくれた。
学生アパートに帰って、見てみると、なんと「タ○ポン」であった。女の子に間違えられたのね!別に後ろ姿だけ見られていた訳ではない。しっかり対面で応対していたのに、分からなかったのだろうか?
それにしても、「どうやって使えって言うんじゃい!」
その試供品は、学生アパートの連中の研究材料になってしまいましたとさ。
もう○十年も前のことである。私の髪の毛もあのころよりは、少し寂しくなってしまった・・・
森田健作主演の懐かしいドラマじゃないけど、「おれは男だ」
※ 本記事は、2006年04月09日付で「時空の流離人」に掲載したものに加筆修正を加えたものです。
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なんとなく形が気になった、NTTテレパーク堂島という名前のビル。名前から分かるように、NTTグループのビルで、調べてみると、NTTグループ各社の事務所やデータセンタとして使われているらしい。ウィキペディアに載っている位だから、結構雄見な建物なのだろうか。

川向うに、大きな垂れ幕がかかっているビルがあった。これは関西電力。昨今の情勢から、電気の供給への苦労が察せられる。
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我が家は、一応西本願寺の門徒ということになっている。東本願寺は、駅から近いので寄りやすいが、西本願寺は十分徒歩で行ける距離とは言いながらも、若干離れているので、あまり行く機会がなかった。せっかく京都に来たのだから、ちょっと寄ってみようと足を延ばす。すると、西本願寺の隣に、こちらも由緒ありそうな寺がある。真宗興正寺派の本山、興正寺だ。
京都のことは、かなり詳しいと思っていたが、本山クラスの寺をこれまで知らなかったとは、汗顔の至りだ。この寺、元々は、西本願寺の脇門跡だったらしいが、明治のころに独立して一派を成したということだ。
下の写真が山門。

そしてこちらが、御影堂。

京都は、何度訪れても、新しい発見がある。だから面白い。
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東日本大震災とこれによって発生した福島事故をきっかけに、電気料金に関する話題をテレビでもよく目にするようになった。この問題は、結局我が国のエネルギー政策をどうするのかということにかかっているのであり、そのための議論は十分にしていくべきだと思う。
しかし、テレビなどでは、疑問に思う報道を時に目にする。特に、「総括原価方式」については、出演者が正確な知識がないままに自説を展開していることが多いのではないだろうか。
例えば、ちょっと前に見ていたある番組では、司会のF氏が、こんなことを言っていた。
曰く 「総括原価は事業報酬があらかじめ3%上乗せされているんです」
曰く 「試算に報酬率をかけたものが利益になるから、設備をつくればつくるほど利益が増える仕組みなんです」
曰く 「運動場も資産なので料金に入っているんです」
これらの発言についていくつかの疑問が湧いて来る。まず、「事業報酬」=「利益」だという誤解があるのではないかということだ。「事業報酬」という用語自体も誤解を産みやすいのだが、端的に言えば、これは一種のコストなのである。
「事業報酬は、事業の経営基盤の維持と健全な発展にとって必要な資本調達上のコストすなわち資本コストを意味し、自己資本に対するコストとしての利益と、他人資本に対するコストとしての支払い利子からなる。」(「ネットワーク産業論」p154:直江重彦 放送大学教育振興会)
これを端的に言えば、事業報酬というのは、株主に対して支払う配当の源泉であるとともに、融資先に支払う利子の源泉でもあるということだ。後者は、どんな企業でも、金融のための費用として計上しているものだ。資本構成を考えれば、事業報酬に占めるのはこれがかなりの部分を占めているのではと思う。
このことから、2つめの「設備をつくれば作るほどもうかる」という主張も疑問だ。電力などの設備産業は、他人資本、すなわち借金をして設備をつくらざるを得ない。借入が増えれば増えるほど、バランスシートの自己資本比率は悪くなる。そして、財務諸表の内容が悪いと、一般に借入金利は高くなる。また、不要な設備を持つと、需要が低迷した場合には、減価償却費が賄えなくなってしまう。このことから、必要以上の設備を持つインセンティブはほとんどないと思われるのだが。
最後の「運動場」についてであるが、料金算定の基礎となるの資産は、「特定固定資産」などである。この特定固定資産については
「実際に電気事業の用に供している電気事業固定資産をその範囲としている」(「電気料金」p53:電気事業講座編集委員会編)
となっており、常識的には運動場が入っているとは思えない。
私も料金制度に関しての専門家という訳ではなく、ここに記したことも、誰かに確認したものでもない。述べているのは、勉強した範囲から演繹した、まったくの個人的見解のため、誤解しているところもあるだろう。しかし、議論というのは、言葉の定義を無視して、感覚的な主張をするのではなく、正しい言葉の定義の上で進めていくことが大切だろうと思う。
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既に3回目の卒業が確定し、4月から4回目の入学となる放送大学。入学したのは「人間と文化コース」だが、平成24年度1学期の教材が到着した。今回の履修は、「精神分析とユング心理学」と「データからの知識発見」の2科目。前者は、将来の「心理と教育コース」への再入学も意識してのもの。後者は、データマイニングに関するもので、自専攻の科目となる。
毎回、教科書が届く度に、この科目を極めてやろうという意気込みはあるのだが、どうしても時間の制約があり、最後はバタバタとしてしまうということの繰り返しだ。今回こそは、テキスト意外にも参考文献などもじっくりと読んでみたいのだが。
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これは、大学に入ってしばらくしての出来事。入学してしばらくは自転車で通学していた。ある日、旧教養部と時計台の本部の間にある、吉田神社の鳥居の近くを自転車で通っていたのだが、突然自転車毎、前方へ、縦に1回転してしまった。それはもう、見事な前方宙返りだ。もちろん、着地なんてうまく決められる訳はないので、そのまま倒れ込んでしまったのは言うまでもない。
下手をすれば大怪我をしてもおかしくないところだが、幸いなことに傷一つなかった。それでも、直ぐには何が起こったか分からなかったが、落ち着いてから自転車を調べてみると、前輪のスポークが1本折れて近くに転がっていた。つまり、折れたスポークが挟まって前輪がロック状態になったために、後ろ側が浮き上がって、見事宙返りとなった訳である。
スピードを出していた訳ではないのだが、それでも、急に前輪がロックすると、人間を乗せたまま自転車が1回転してしまう。慣性の法則というものがあるので、不思議はないのだが、身を持って体験するとは思わなかった。それからは、自転車に乗る時は、必ずスポークの様子を点検するのが習慣になった。
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