文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

放送大学の単位認定試験

2010-01-30 18:36:32 | 放送大学関係
 今日は放送大学の単位認定試験だった。



 受験したのは、「進化する宇宙(’05)」と「光と電磁場(’05)」の2科目。本、ノート持ち込み可だったこともあり、事前にあまりモチベーションが上がらなかったのだが、元々記憶容量の無さを、脳内のOSと推論エンジンで補っている身としては、細かなところを覚えなくても良いというのは、非常に助かる。

 受験した感じは、まあこんなものかといったところ。択一式の持ち込み可なので、よほどの思い違いやマークミスなどがなければ、楽勝といったところである。

 今回の試験であれっと思ったのは、試験問題の持ち帰りができなくなっていたこと。以前もできなかったのだが、前回の受験では持ち帰り可に変わっていた。元に戻ったのはどういう理由だろうか?まさか、インフルエンザで追試を受ける人に、同じ問題を使いまわすつもりではないとは思うのだが。

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(追伸)
 こちらでは、特に理由の説明はなかったが、フラ夫さんのブログ記事によると、やはりインフルエンザ対策で、再試験の際に使いまわすためだということだ。あきれたことである。
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ツイッターは議論に不向きか

2010-01-26 20:55:57 | オピニオン
 最近よくツイッターでつぶやいているが、時折、何かのことで議論が展開していくことがある。しかし、ツイッターの特徴として、文字数が140字以内に限られているうえに、つぶやきそのものがTL上をどんどん流れていくために、議論が進むにつれて、どんどん何の議論だったか分からなくなっていく。

 それでは、ツイッターは議論に向かないのだろうか。私は必ずしもそうではないと思う。文字数が足らなければブログと組み合わせればよいことだし、TLの流れで、議論が違った方向に流れることも、別にそれで構わないのではないだろうか。

 いや、議論が別の方向に流れていくことこそ、ツイッターの長所とも捉える事ができるのではないか。一点に収束させようとする議論ではなく、どんどん発散していって、そこから色々な発想が広がっていく。それこそが、ツイッター上の議論だと思う。

 論点がずれていっても気にする必要はない。途中からの横レスも気にせずに入れば良い。ブログ以上にオープンなもの、それがツイッターなのではないか。ツイッターで、どんどん発散していく議論を楽しめば良いのだ。


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経済学は学問のガラパゴスか

2010-01-24 13:18:35 | 経済学
 最近、ツイッター上で、経済学で使う専門用語について議論されており、私もかなり自分の見解を述べさせてもらった。しかし、ツイッターでのつぶやきは断片的かつ瞬間的なものであり、必ずしも自分の言いたいことが言い尽くされているとは言えないので、まとめとして、私の言いたいことをブログ記事に書いてみよう。

 経済は、社会を動かす重要なファクターであり、関心を持っている者は多い。しかし、経済の動きを理解するためには、ある程度の経済学についての知識が必要であろう。

 だが、経済学は、これだけ多くの人間が興味を持っているにも関わらず、ガラパゴス化して、自分たちの世界に閉じこもっているのではないか。

 それを端的に表すのが、あの経済学専門の用語である。例えば、「限界○○」と言う言葉を経済学では良く使う。知らない人は何だろうと思うだろうが、実はこれは、数学で言う微分とほぼ同等の概念なのである。また経済学では、「内生変数」と「外政変数」という言葉を使う。これは、経済モデルの中で変数として考えるものと、モデルでは所与のものとして考えるものを表しているが、理工学で普通に使う変数とパラメータのことなのだ。更には、グラフのx軸とy軸の使い方が通常と逆ということもある。

 これらの、経済学独特の用語の使い方は、慣れてしまえばそれまでとは言っても、経済学に興味を持ってこれから学ぼうとする人には一種の参入障壁となってしまう。学問はどんどん学際的になり、経済学にも心理学や物理学などのアプローチ法がどんどん入っている。ここらで、ガラパゴス化を見直すべきときではないだろうか。

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私の本の読み方

2010-01-22 22:27:43 | その他
 暇があれば、本を読んでおり、このブログの他に、旅行記やコミックなどの感想も記した本館の「時空の流離人」と、書評専門のサイト「本の宇宙」を運営している。

 「本の宇宙」の方から、自分の読書傾向を見て見ると、圧倒的に小説、それもミステリーが多い。それに比較し、ビジネス書などは、最近はあまり読まなくなった。

 そして、この小説を多く読むことが、案外と実生活にも役立つのではないかと最近思うようになった。小説には、色々な事がモチーフとして織り込まれている。例えば、地理関係についても、実在の地が舞台になっている作品は多い。そんな場合は、様々な地方の風物や習慣など、小説を通して学ぶことができるだろう。歴史や科学などその他のことについても同様に学ぶことができる。

 更に、小説に現れる人間模様。1人の人間の人生ではとても体験できないような多くの人生を味わうことができる。そのうえ、作品中のターニングポイントで、登場人物たちがいかに考え、いかに決断していったかということは、ビジネスにおける意思決定にも大いに参考になるだろう。

 だから、最近は、ビジネス書を読む必要をあまり感じない。しかし、これは別にビジネス書を否定しているわけではない。小説を超える面白さと有用さを持ったビジネス書が出てくることを待ち望んではいるのであるが。
 
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ビジネス・キャリア認定試験受験申込

2010-01-12 19:44:04 | 資格試験受験関係
 今日、ビジネス・キャリア認定試験の受験申請書を最寄りの郵便局から送付してきた。ビジネス・キャリア認定試験は、中央職業能力開発協会の主催するいわゆるホワイトカラーのための検定試験である。

 受験を申し込んだのは、午前が「経営情報システム3級(情報化企画)」、午後が「経営情報システム3級」の2科目。今迷っているのは、テキストをどうしようかということ。選択肢は、

1.昨年の「経営戦略2級」のようにほぼ出たとこ勝負で受験する

2.手持ちの参考書類で間に合わせる

3.公式テキストを買う

の3つだ。この分野、専門家と言う訳ではないが、全くの素人と言う訳でもない。出来るだけ受験コストを抑えることを信条とする私にとっては、2案としたいのだが。放送大学の試験が終わってから、過去問を見ながら考えて見ようか。

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放送大学面接授業「進化とはなにか」受講

2010-01-10 21:20:37 | 放送大学関係
 昨日今日と、放送大学広島学習センターまで面接授業を受講しに出かけてきた。受講した科目は、「進化とは何か」。



 講師は広島大学名誉教授で広島経済大学名誉教授でもある根平邦人さんだ。講義の内容は、ダーウィンから始まり、細胞の進化、DNAと分子進化、生物進化から、動植物の広がりや人類の起源・進化、日本人のルーツなどまことに幅広い。

 根平さんの講義は、お歳を感じさせないくらいパワフルであった。よせばいいのに、聴講者の誰かが、マイクを使って欲しいと言ったものだから、声の迫力で時々耳が痛かった位だ。

 ガラパゴスに行った話や、JICAでアフリカに行った時の話も、スライドを映しながら紹介してくれ、興味はつきなかった。

 しかし、やはり進化というものは、分かったようで良く分からないものだ。犬が品種により姿形が大きく変わっているように、同じ種の中で進化が進むのは分かるのだが、それでは、種が分化した(交雑ができなくなった)のはどうしてだろう。また、ミトコンドリアなどは、元々は別々の生物だったという説が今の主流のようだが、親から子に伝わるのはどうしてだろう。本体の遺伝子の中に、他の生物も複製する情報が書き込まれたのだろうか。それとも親から子へ代々感染していくということなのか。

 ところで、参考文献も幾つか持ってこられていたが、値段が高いのにびっくりした。面白そうな本もあったので、今後の読書計画に入れておこうか。


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放送大学の通信指導の結果が帰ってきた

2010-01-07 22:11:29 | 放送大学関係
 昨日と今日にかけて、放送大学に提出していた通信指導の結果が帰ってきた。「進化する宇宙」と「光と電磁場」の2科目。どちらも特に間違っていた解答はなかったようだ。

 しかし、今月の終わりが試験なのに、正月休みにはほとんど手つかずの状態だった。あと3週間だが、今回を逃すと、来年度の1学期は試験日が平日になるので、なんとか追い上げてみよう。

 また、来年度の授業科目案内が来たが、どんどん自然科学関係が少なくなっていくようだ。こんなところにも、理科離れの傾向が見えている。科学技術立国なんて夢でしかないのだろうか。

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インフレターゲットは有効か

2010-01-03 13:01:56 | 経済学
 産経新聞の田村秀男氏が、「インフレターゲット」を提案している。

【日曜経済講座】編集委員・田村秀男 脱デフレ待ったなし(産経新聞) - goo ニュース

 彼に限らず、最近は「インフレターゲット」を叫ぶ声を良く聞くが、実効性には疑問を持っている。

 田村氏は、「インフレ目標達成の具体策として、日銀が政府短期証券や国債を市場から買い上げ、巨額の資金を金融機関に注入するのに合わせて政府が国債を新規発行する。」ことを提案している。確かに、景気刺激策としての財政支出に見合った国債の発行は必要であろう。(これも無条件に賛成という訳ではないが)しかし、インフレターゲットのために、大量のマネーを供給すると言うのはどうだろう。

 経済成長には実質と名目がある。仮に通貨供給量を増やしてインフレに誘導したとしても、実態が伴わなければ、名目値のみを押し上げてしまい、実質の経済成長にはつながらないだろう。

 要するに因果関係の考え方が逆なのである。経済が成長するから、これに伴ってインフレが起こるのだ。しかしインフレを起こせば経済が成長すると言う保証はどこにもない。そう言うと、良く他所の国のことを引き合いに出す人がいるが、社会構造が違う(経済モデルのパラメータが異なる)のに同じ結果が得られるという保証はない。経済システムのような非線形システムは、パラメータが少し変われば、解がまったく違う挙動を示す場合がある。

 ケインズによれば、利子率が下がり過ぎると人は消費も投資もしなくなり、どのようなケインズ政策も有効性を失うということである。すべての元凶は、現在のあまりにも低すぎる金利だ。まず、これを改善することを第一に考えるべきだろう。

(補足)
 何も今すぐ金利を上げろという非現実なことを言っているわけではないので念のため。しかし、上記のケインズの言葉を念頭に置いておくのそうでないのとでは、とるべき道が違ってくるだろう。要は失策は繰り返すなということだ。


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○関連ブログ記事
思ひつくままに
GREEN IS GREEN
アゴラ 前田拓生
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池田信夫氏の「生産性格差デフレ」記事に対するコメント

2010-01-02 18:02:06 | 経済学
 池田信夫氏は自分のブログ「池田信夫 blog part2」の「生産性格差デフレ」と言う記事で次のように述べている。

「このように大きな生産性の格差がある一方で賃金が均一だと、衰退産業はコストが圧迫されて退出し、労働人口が成長産業に移動して、全部門で限界生産性は均等化するはずだからである。しかし日本では労働市場を通じた生産性の均等化メカニズムが機能しないため、20年にわたって過剰雇用と賃金の抑制が続いている。」

 「限界生産性が均等化するはず」というのは、文章では分かりにくいので、数式に起こして見れば次のようなことだろう。

 簡単のために2つの産業だけが存在するモデルを仮定し、それぞれの生産性をFA(x)、FA(y)とする。ここで、x,yはそれぞれの産業への労働投入量である。ここでも説明を簡単にするため、変数は労働投入量だけであると仮定している。

 全生産性をF(x,y)とすれば、

 F(x,y)=FA(x)+FA(y)

 これが、

 x+y=c(cは定数:労働力のトータルが一定)

の条件のもとで、最大となるには、

 F(x,y)-λ(x+y-c)

 をx,yで偏微分したものを0と置くと

 ∂F/∂x=∂FA/∂x-λ=0

 ∂F/∂y=∂FB/∂y-λ=0

 であるから結局

 ∂FA/∂x=∂FB/∂y=λ

 となり、二つの産業の限界生産性が均等化するときに、もっとも全体の生産性が高いことになる。

 しかし、池田氏の主張には次のような仮定が含まれていることに注意しなけらばならない。

 まず、両産業の労働の質が均一であることである。x+y=cといった計算ができるのは、労働力自体が均一でなければありえない。しかし、メーカーの労働者と散髪職人が簡単に、互いの労働を交換できるだろうか。

 もうひとつ大きな仮定は、成長産業が存在するということである。しかし、自分の産業が沈みかけた船の場合、成長産業があれば、そこに労働需要があるだろうから、当然労働者は新しい船に乗りたいと思うだろう。労働市場の硬直性といっても、自発的な転職の自由がないわけではないのだ。現時点で、いったいどの船に乗れと言うのか。

 それに、労働市場の硬直性を妨げているのは、解雇規制や賃金の硬直性などではなく、むしろ企業の採用における新卒偏重の慣習の方が大きいのだと思う。雇用の流動化を高めるには、ここを改善すべきだと思うのだが。

(補足)
 上に示したような計算手法は、他の分野でも良くつかわれる。例えば電気工学で言えば、火力発電所の燃料費を最小にするためには、どのような運転をすればよいかなどが計算できる。ちなみに、難易度で言えば、第二種電気主任技術者試験(電験2種)程度である。

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風竜胆の言葉

2010-01-02 09:47:15 | その他
 最近、ツイッターをやっていると、時折何かが頭の中に舞い降りて、名言ともいっていいような言葉が閃くことがある。ツイッターのTLの中に埋もれさせてしまうには惜しいので、若干の解説とともに、このブログで紹介しておこう。

理論無き実務は蛮勇なり、実務無き理論は空論なり! 
 何事も、頭でっかちはいけないし、理論を知らずに行き当たりばったりでやるのも危険だということ。空手の達人大山倍達師の言葉「力なき正義は無能なり、正義なき力は暴力なり」の本歌取りである。


汝フォローせよ、さらばフォローされん!
 ツイッターでフォローしてもらおうと思ったら、まず自分が積極的にフォローしろということ。聖書に出てくるような言葉づかいをまねしたつもりだったのだが、調べて見るとポルトガルの格言に「汝自ら変化せよ、さらば汝の運も変化すべし」というのがあり、趣旨も良く似ているのでびっくりした。


Economics of the model, by the model, for the model!
 「モデルのモデルによるモデルのための経済学」
 経済モデルを使いこなしているのではなく、モデルの方に振り回されている感のある経済学関係者やエコノミストたちを皮肉ったもの。もちろんリンカーンの「government of the people, by the people, for the people」の本歌取りである。


 これらは、きっとツイッターの神が舞い降りて、つぶやかせたものだろう。別にお賽銭を投げる必要はないので、各自座右の銘にするなり、人生の糧にするなり活用して欲しい。


(追伸)
 たまに変な人が絡んできますので、ジョークの感覚が分からない人は相手にしないことを、念のため書き添えておきます。

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