曇、27度、88%
この前の日曜日のことでした。昼間、PCに向かって写真の整理をしていました。フィルム代がかからないと、やたらに撮ります。たまには整理をしないと、PCも重たくなってしまいます。そしたら、バッテリーが間もなく切れます、とお知らせが出ました。あれ?とバッテリーのコードをみている間に画面が消えて、自動シャットダウンしてしまいました。コンセントを替えてみても、通電している様子がありません。いつも、バッテリーのコードはつないだままです。どこを押しても、パワーが切れているので復活する気配はありません。こうなったら、アプルショップへ直行です。
最寄りのアップルショップは、歩いて20分ほどのIFCにビクトリア湾を望むガラス張りの素敵な作りです。普段はセントラルまでは歩きます。近いばかりか駐車料金が半端なく高い地区です。決して車を使いません。それなのに、PCと財布と、なんと車の鍵を握りしめて家を出ました。頭の中は「PCの故障」がグルグル廻っています。車で坂を下り始めると、いつもの昼下がりと様子が違います、ああ、今日は日曜日だ。日曜の昼過ぎ、IFCの駐車場はいつも満車です。まあいい、路上駐車でも何でもするわと意気込む私です。
駐車場にはすんなりはいったのですが、この地下の駐車場、下りるのにぐるぐる回って目眩がしそうで気分が悪くなります。それでも、血相を変えていますから、一目散に小走りでアップルショップへ。
事情を話すと、さっさっとコードにつないで、点検してくれました。本体には異常がない、と言われたときの私はどんなに安心したか。バッテリーのチャージ用のコードが傷んでいました。考えれば、PCとこのチャージ用のコードは、この3年、ひと月に一度は私の旅行の荷物にはいります。日本も、ベトナムも、インドもヨーロッパも一緒でした。酷使とまでは行きませんが、このPCとiPhoneがあればなぜか安心です。仕事を辞めて以来、PCとの付き合い方も変わりました。仕事の書類を全部消したときは、悲しくもありましたが、踏ん切りも付きました。
PCがなくても、生活できたらな、とよく思います。たった、20年ほど前の生活です。それほど、依存度が高くなっています。だって、駐車料金も顧みず車を飛ばした私です。
安心した私は、チャージ用のコードが出て来るまで応対してくれたお兄さんと話しました。私の保証期間は切れたばかりでコードを買うことになりましたが、PCのシリアルナンバーひとつで全て情報を把握します。私が、血相を変えてこの店に走り込んで、安心してアップルショップを立ち去るまで、ものの15分ほどでした。いつ行ってもアップルショップの人の対応は、迅速です。このアップルショップは常時300名のスタッフが動いているそうです。しかも、中国語、英語、広東語、どれにも対応してくれます。
まだしばらくは、このかじりかけのリンゴのお世話になります。