チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

八重のドクダミ

2021年06月05日 | 

曇、17度、84%

 先日新潟から送られて来た荷物の中には、「大山蓮華」ともう一つ「八重のドクダミ」が入っていました。「八重のドクダミ」があるのを知ったのは帰国してからのことです。二年前、別の友人からいただいた「八重のドクダミ」は我が家に根付くことが出来ませんでした。そんな些細のことまで新潟の友人は覚えていてくださいました。

 荷物を解いて、「大山蓮華」を水に放ってすぐに「八重のドクダミ」を地植えにしました。枯らしてしまった経験もあります。人様からいただいた植物は種も含めて特別扱いです。「ドクダミ」は私にとって雑草、小さい頃から毎年庭の一角に花を咲かせます。母はそれを刈り込んで干して「ドクダミ茶」にしていました。「十薬」と漢字を当てる「ドクダミ」です。私は嫌々飲まされました。今でも「ドクダミ茶」には手が出ないほど嫌いです。

 お茶と花の可愛さは別の話、「ドクダミ」の花の可愛さを教えてくれたのは東京の井の頭公園の周りのお宅です。雑草と思っていた臭い「ドクダミ」を五月の一時期見事に家の景観に取り入れてらっしゃいました。その翌年から我が家の庭のひと隅(小さい頃から場所が変わりません)と塀外の一角の2箇所を「ドクダミ」に自由に使ってもらっています。黄色い花芯がツンと尖って、こっくりした白の花弁に映えます。葉の形はハート形に似ています。

 いただいた「八重のドクダミ」は植えつける時、臭いが普通のものより薄いと気づきました。うまい具合に植え付け後丸2日雨でした。しっかり根付いてくれたと思います。雨上がり、庭を回ると「八重のドクダミ」が花開いていました。花弁が波打って華やかです。花芯はしっかり花弁の中で見えません。友人は蕾いっぱいの苗を送ってくださったのです。 まだまだ咲きます。

 根が付いた状態の「八重のドクダミ」は2日間の長旅にも耐えてくれました。残念ですが「大山蓮華」の蕾は昨日7つ全部茶褐色に変わりました。私の気落ちは甚だしい。その一方で庭に「八重のドクダミ」が咲きました。まるで「私が花咲かせますよ。」と励ましてくれているようです。

 友人たちのおかげで我が家の庭は植物が増えています。初めて育てるもの、念願叶っていただいたもの、庭も私も友人たちの気持ちの恩恵を受けています。


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