チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

刈田

2011年10月10日 | 日々のこと

 晴れ、19度、福岡 

 稲の切り株が残る霜柱の立ったこの田を見たのが、今年の1月でした。春先のまだ寒さが残る中、背中の曲がったおばあさんが一人で、田を耕していました。昼過ぎに通ると、田んぼの端に座って休んでいました。

  夏前には、まだ背の低い稲が、この田んぼの半分に植わっていました。次の日に通ると、また、おばあさんが一人で稲を植えていました。

 8月の暑い日、稲はずいぶんのびていました。その緑の葉が風に揺れていました。その緑の中に、白いサギがゆっくりと歩いているのが見えました。

 まだ、陽があるうちにと訪ねたところを出ました。行きは、車で通ったので気づかなかったこの田んぼ。すっかり、稲は刈られて、束ねられてれています。

 舗装された道のすぐ横にある、さほど大きくないこの田んぼです。いつ通っても、丁寧に手入れがされています。きっと、あのおばあさんが、毎年毎年、大事に大事に手をかけているのでしょう。

 家も田畑も、人と共に、人が手をかけることで生き続けます。おばあさん、いつまでも元気でいてください。

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パグ犬モモ お友達

2011年10月09日 | もも

 曇り、25度、82%

 パグ犬モモ、お散歩が大好きです。「お散歩」「行こうか?」この言葉は、よーく理解しています。少し凌ぎやすくなった香港です。これから、少しずつお散歩の距離がのびてきます。

 お散歩の途中でお友達に会います。遠くから、観察して、お友達になれそうな感じがしたら、寄って行って、ご挨拶。

  ”初めまして。” (手前がモモさん)

  小さいパグたち、喜んでやってきました。モモさん、迷惑そうです。

  でも、そのうち、ご挨拶、お尻をクンクン。3匹でぐるぐる回ります。

  古くからのお友達に出会いました。ファントム君とモチ君です。手前の小さいのが、モモさんです。モモさん、ファントム君が大好きです。モモさんの何倍も大きなファントム君に、じゃれつきます。おとなしいファントム君、モモさんよりずっとお若いのにまるでお父さんみたいです。

 今頃、人間のお父さんは、ヘルシンキからの飛行機の中でしょう。人間のお父さんの帰りを待たず、私は、福岡に行きます。3日ほど、一緒にお散歩できませんね。元気に待っててね、モモさん。

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その後のフェザードフレンドたち

2011年10月08日 | 日々のこと

 曇り、25度、80% 

 我が家のイチジクの木は、葉っぱが3枚だけになりました。イチジクの根本にある、鳥たちのえさ入れは、毎日毎日相変わらず、パン、オレンジ、お芋が入れられています。

 初夏に孵ったひなたちは、合計で6羽になります。親鳥は、2組です。ひな鳥たちは、親鳥とえさを食べにやってき始めてから、2週間ほどで姿を見せなくなります。この時期が、巣立ちなのでしょう。それまで、細々と面倒見てやるは母鳥は、ずいぶん痩せてしまいます。巣立ちが終わると、また、つがいで仲良くやってきます。母鳥がパンをついばんでいる間、父鳥はイチジクの枝で見守っています。

       少しずつ、母鳥がふっくらしてきました。頭付きの一組、頭なしの一組、頭付きの一羽の5羽が毎日やってくる鳥たちです。一時来ていた鳩は、ぷっつりと姿を見せません。その代わり、雀が2羽3羽と、頭付きたちとやってきます。

 雀は、私たちの気配ですぐに飛んで行ってしまいます。来ている雀が、同じ雀なのかも確認できないでいます。ところが、雀さん、ほんとに健気です。ほかの鳥が、お行儀悪く食べている間、パセリや紫蘇のところで待っています。彼らがいなくなると、食べ散らしたくずをついばむのです。ぴょんぴょんと飛びながら、小さなくずを食べています。

 小林一茶の気持ちが、よくわかるようになりました。ただ、小さくて幼気なばかりではありません。他のものに害を与えるでもなく、しっかりと自分のペースがあるようです。こんな可愛い鳥の舌を切った、「舌切り雀」のおばあさんが急に憎らしくなります。雀って、どこにでもいるかと思ったら、北限南限があるようです。インドにはいないそうですし、北緯70度を超すと見られないそうです。と、言うわけで最近雀に開眼しました。

 家に帰り窓を見ると、 こうしてお待ちかねです。

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”RIVER OF SMOKE ”を読み終えて

2011年10月07日 | 

 曇り、25度、84%

 "RIVER OF SMOKE"インドのアミタブ ゴーシュの一番新しい本です。前作"SEA OF POPPIES

' に続く3部作の2部にあたります。

 インドの作家はなかなか日本人には馴染みがないかもしれません。私が、初めてアミタブ ゴーシュを読んだのは、"The Glass Palace"という本です。この本は、「ガラスの宮殿」として日本でも翻訳されています。そして、ゴーシュの最も代表的な作品です。ゴーシュは、コルカタ生まれの56歳。現在アメリカ人の奥さんとニューヨークに住んでいます。

 "The Glass Place"以来、ゴーシュの新刊は欠かさず読んできました。コルカタ出身のゴーシュが描く舞台は、インドそのものよりベンガルからインドシナ半島にかけてが多いようです。

  The Glass Place

    The Hungry Tide

    SEA OF POPPIES

   RIVER OF SMOKE

  

'SEA OF POPPIES"ポピーが咲くインドから、そのアヘンを東に運ぶ話です。東、つまり中国です。もちろんそこには、イギリス、インド、中国と絡み合い、私など、名前を追うのにページを前に繰る有様です。それから3年。‘RIVER OF SMOKE"がでました。いよいよ、中国に話が移ってきます。このRIVERは、珠江つまり、中国の広州に流れる川です。私が住む香港からわずか南に位置します。河口にはマカオがあります。当時、中国の唯一の貿易港が、広州でした。

 今回の舞台は、この広州です。不思議に、本の中に知った土地が出てくると、読む速度がぐっと上がります。15年ほど前、3回ほど、広州に行くことがありました。当時は、現在ほど街が近代化されておらず、香港からの電車もずいぶん時間がかかったものです。

 3回とも、ホワイトスワンホテルに泊まりました。ちょうどこのホテルの周辺が、1800年代の租界にあたります。'RIVER OF SMOKE"の舞台です。100年以上経っているものの、確かにこの一帯だけが、建物、木の茂り方まで中国的ではありません。1800年の初期、イギリス、アメリカ、オランダ、スウェーデンなどのそれぞれの建物があり、十分に安全が確保されていた場所です。近年、広州に行く機会に恵まれません。家人の話から、街の変化を聞くばかりです。日本で言えば長崎にあたる街ですが、規模は遥かに大きかったようです。

 ゴーシュの話は、実際にインド、広州の貿易を手がけた人の本を元に書かれています。人がいれば、物語が生まれます。しかも、他国の人が集まる貿易地。ホワイトスワンホテルの周辺を思い浮かべながら、ゴーシュの話に引き込まれました。3部目が出るのは、また、3年先でしょうか。待ち遠しいものです。


 

 

 

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クリスチャンヌ ペロションさんの器

2011年10月06日 | 身の回りのもの

 曇り、23度、80%

 イタリア トスカーナのクリスチャンヌ ペロションさんの器です。10年ほど前から、日本でも注目を集めている、作陶家ではないでしょうか。その頃、香港でも、JOYCEのホームアウェアーで売られていました。香港のセレクトショップは、なぜか、息長く同じものを扱いません。つまり、そのとき、そのときのいいとこ集めです。ペロションさんの器も、1年ぐらいで姿を消してしまいました。

 日本で、好かれている色は、あの独特な明るいブルーや黄色、ピンクに白のようです。私が持っている、3種類のペロションさんの器はどれも、ダークな色ばかり。

  香港では、ダークな色とピンクしか売られていませんでした。しかも、好きな人がが少ないと思ってか、端数しか売られていませんでした。ペロションさんの器は、どれもすごく薄く焼かれています。これは、直径15センチほどの、向付けに使っている器です。鉄色に近い黒に金線が引かれています。

 ピンクの器も素敵だなと思ったのですが、自分の作る料理、ほかの器との兼ね合いも考えて、買い控えました。それか10年近くたった最近、どうしても、あのピンクの大きな楕円のボールが欲しいと思うようになったのです。10年経って、今なら使うことができそうな気がします。

 イタリアの人が作る器が、実は和食にもしっとりと馴染んでくれます。

  あのピンクのボール、日本になら売っているかも知れません。薄い薄い焼き物です。見つけたら大事に抱いて帰ってくるつもりです。一番はじめに、そのピンクのボールに盛りつけるものは、もう決まっています。バジリコのスパゲッティーを山のように一杯。

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遠来の友人

2011年10月05日 | 日々のこと

 曇り、20度、79%

 先日、遠くに超して行った友人が我が家を訪ねてくれました。2年ぶりの再会です。昨年会える機会があったのに、母の急な入院で帰国することになり、機会を逃してしまいました。

 2年ぶりなのに不思議と、昨日あったときの話の続きをしているようです。話してることなんて、きっと側で聞いている人がいたら、何だと思うことばかりでしょう。ちょっと会わないうちに、きれいになった娘さんも一緒です。この年頃の女の子にしては、珍しく大人びていません。こんな風に娘を育てることができた彼女を羨ましく思います。息子一人しかいない私にとって、娘との世界は夢のまた夢。

  缶好きの私のためにきっと選んでくれたのではないかしら?禁断の木の実、リンゴ入りのチョコレートが入っています。チョコレートを食べてしまったら、大事に取ってあるボタンを入れることにしています。飛行機の乗り換えの短い時間を、たとえ勝手知った香港とはいえ、我が家を訪ねてくれた友人です。

 高価なサプリメントなんかより、ずっと元気になれるのは、気の許せる友人との話のような気がします。そんなことを察してか、彼女が帰った後の夕飯で、家人が、「友遠方より来る、よかったね。」と言ってくれました。

 次の2年のうちには、今度は私が彼女を訪ねるつもりです。「じゃあ、またね。」とまるで明日会うように別れました。きっと、またね。 

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パンピュリーのボディウオッシュ

2011年10月04日 | 日々のこと

 曇り、22度、85%

 家人からのバンコク土産のパンピュリーの石けんを、机の上に置いて眺めていました。なんだか、このパンピュリーのマークどこかで見たことがあるような気がします。タンスの中をごそごそと探してみると、やっぱりありました。

  家人が、前回バンコクに出張したときの土産です。箱も瓶も素敵なのですが、ボディウオッシュなど、なんだかめんどくさそうなので、しまい込んでいました。きっと、今回買って来てくれたクリームにしても、クリームが切れていなかったら、タンスに仕舞ってしまうところでした。このボディウオッシュ、パパイヤ、シーアバターなどから作られているようです。

  あらあら、封も切っていません。蓋を取ると、なんだか蜂蜜のようなにおいです。使い方は、お風呂の時、全身に軽く塗って洗い流すだけと書いてあります。ん~、面倒だな。ふと、箱の底を見ると、なんと賞味期限がついています、しかも、もうすぐです。これはいけません。使ってみましょう。

 中に小さなスクラブが、少し入っています。とても伸びが良く、少し手に取っただけですが全身に十分でした。香りは強くありません。洗い流した後、なんだか肌が柔らかく感じます。肩先が、ぴかっとしています。オイルのおかげですね。早く使えばよかった。パンピュリーに、はまりそうです。さて、次回いつ家人のバンコク出張があるのでしょうか?

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岩手の卵

2011年10月03日 | 日々のこと

 小雨、22度、88%、シグナル1

 岩手からの卵が、香港で売られていました。日本の卵は、地元のもの、アメリカ、タイ、マレーシアなどのほかの輸入の卵と比べたら遥かにお高いのです。時折、家人がどうしてもと所望なさる時以外は、買いません。しかも、日本国内の卵の高騰もあって、高すぎる日本の卵は、日系のスーパーからも姿を消していました。

 珍しく日本の卵が、棚にたくさんあります。しかも、そんなに高くありません。思わず手にして、かごに入れました。卵ですから、ほかのものの一番上に載せ、お店をぐるぐる回っているうちに、”岩手”の文字が急に目に入りました。

   岩手からの卵とは知らずにかごに入れていたのです。普段売られている日本の卵は、福岡、北海道から来ている卵です。地震の被災地からの農作物が、香港で売られているのをほとんど見ることがありません。急に、うれしくなって、卵の棚に戻りました。値段が、あまり高くないので、地元の人も買って行っています。香港の人たちが、日本の食べ物に寄せる信頼度は高いものがあります。ただ、お値段が高すぎるとよく聞きます。ちょっと高いぐらいなら、買って行くのです。

 家に帰って、 この紙を出してよく読みました。初めて、卵のこうしたものをしっかり読んだように思います。岩手県岩手郡岩手町第一ポトリーリーファーム、で梱包されたものです。Lサイズは64グラムから70グラム未満、卵の計量の責任者は、古川愛樹さん。

 私は、被災地の3県を訪れたことはありません。岩手郡岩手町を地図で確かめました。ずいぶん、内陸部に位置しています。紙には、山の絵が描かれています。これは、岩木山でしょうか?

 沿岸部のみならず、この地方の人たちは、ご苦労が多いと思います。せめて卵やお米を買うぐらいしかできません。以前の生活に、少しでも早く戻ることを祈っています。

 今朝は、おいしい卵かけご飯です。ありがたくいただきます。


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バンコクからの土産

2011年10月02日 | 日々のこと

 晴れ、25度、82%

 私がバンコクに行くとお土産は、かごものとかタイの焼き物と思ってしまうのですが、家人が選んで私に買って来てくれるお土産は、いつも素敵なものばかりです。仕事で忙しいので、当然、街場のものではありませんが、よく見つけてくれるなと、感心します。

  これは、フェイスクリームです。果物、花から抽出したエキスで作られたものです。パンピュリーというブランドのものです。少しクリームは重めですが、つけてみると私の体温で、香りがたちます。自然の花のかおりです。アロマが、心も解きほぐすのがよく実感できます。

 タイに行ってみて驚くことがありました。ずっと前のことですが、町中に、オーガニックの蜂蜜や石けん、などが普通に売られていることです。パンピュリーのような高級なものでなく、普通にみんなが買って行くような品でも、フルーツから作られた石けんなどが、スーパーに並んでいました。 考えてみると、スパや、マッサージで有名なタイです。こうした、アロマオイルや、石けんに目を付けないはずはありません。スパなどに興味がない私は、疎かったわけです。

   こちらは、やはり家人のお土産の石けんです。オーガニックオイルのみで作られた、ミントの香りです。もう一つ、ブルーの箱の石けんは、ライムとジンジャーからできたものです。

 自然のものから作られた質の高さもそうですが、私が気に入っているのは、この意匠の素敵なこと。箱のデザイン、石けんの包まれ方が、タイ的なのにモダンです。タイは、どこからも占領されたことのない東南アジアの国ですから、独自のデザインがしっかりと残っています。この、パンピュリーの箱を見ていると、タイのいいとこの凝縮のような気さえします。

 箱はこうしてお見せできますが、残念なことに、香りのすばらしさを届けられません。石けんは、使うのがもったいなくて、しばらく手元において眺めましょう。

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IKEAの布

2011年10月01日 | 身の回りのもの

 小雨、26度、92%

 今日は、国慶節です。香港も祭日です。中国は、今日から国慶節の長い休みに入ります。今晩は、国慶節を祝って、ここ香港でも、花火が予定されています。今は、雨が降ったりやんだり。夜になって、少しでもお天気がよくなるといいのですが。

  今月のテーブルクロスは、大柄なIKEAの布にしました。

  IKEAは、日本より早くから香港には店がありました。でも、香港の人たち、家の物を縫ったりすることが少ないからでしょう、布が売られるようになったのは、最近のことです。しかも、入ってくる布の種類も少なく、売り場も狭いのです。先日何かのグラビアで見た日本のIKEA、あー、羨ましい。

 家具は、今のIKEAの物は、作りがあまりいいとは言えません。20年前に買った、ベットやサイドボードはしっかりとした木でできています。とは言っても、安価で見栄えのいい物を提供してくれるIKEAは、香港の人たちの生活の様を変えたのではないでしょうか?値段の高い、ローズウッドの中国式家具か、間に合わせのような安い家具しかなかった、以前の香港です。

 この、布の柄、なかなか面白くて気に入っています。1ヶ月付き合うのですが、途中で飽きてしまうパターンもあります。生地は、しっかりしたテキスタイル用の布です。

  明るい色の布と違って、たった3色のこのクロス、部屋がスッキリと見えます。

 月末には、  ホローウィンですね。今月は、2回ほど、香港を離れる予定です。いいひと月にしたいものです。


  

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