チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

白い紫陽花

2020年06月20日 | 

曇、19度、86%

 昔に比べると紫陽花の種類が増えたと感じます。紡錘形に咲く紫陽花「アナベル」という品種があるのを知ったのは30年も日本を離れて帰国してからのことでした。「額紫陽花」にしても色数が増えています。長く暮らした香港には紫陽花の花はありませんでした。そして日本では梅雨の花の代表格の紫陽花がヨーロッパでは冬の花です。数年前の雪の降るアムステルダムで雪を被った紫陽花を見たときは大変驚きました。

 この家には紫陽花は昔はありませんでした。3年前、梅雨に入る前に近くの八百屋さんに売られている紫陽花の苗を買いました。年々大きく育ちますが、色目が思うような紫陽花ではありません。 秋も深まる頃まで次々に咲きます。色も変化して行く「秋色紫陽花」の仲間だと思います。枝付きのままでもドライフラワーになるタイプです。昨年、石垣の上に小ぶりな紫陽花を二本植えました。白と青です。白の紫陽花が数少なく花をつけました。 

 梅雨に入り細かい雨やどんよりとした曇り空が続きます。散歩をしていても目に入ってくるのは紫陽花です。日本の梅雨の景色にしっとりと馴染む紫陽花です。色様々な紫陽花は雨を浴びる度に鮮やかになって行きます。

 我が家の白い紫陽花は裏の道の石垣の上で咲いています。梅雨に入る前にはさほど気付かなかったこの白い紫陽花、お日様の少ない梅雨にはくっきりと潔く目に映るようになりました。

 石垣の上の白い紫陽花は梅雨空とのコントラストが好もしい。視線を上げてみる白の紫陽花に梅雨の重い空気を払ってもらいます。

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デンドロビュームを和風の片口に

2020年06月19日 | 日々のこと

豪雨、19度、96%

 小型のデンドロビュームに興味を持ったのは今年に入ってからでした。3月の誕生日には「エンジェルベイビー」という軽やかな花が咲くデンドロビュームをいただきました。 頂戴した時はガラスの鉢に入っていました。涼しげでこのままでもよかったのですが長く咲いた花が散るとガラスの鉢底の白い石がやけに目立ちます。気温が落ち着いて来たので根を傷めないように和の器に移しました。

 デンドロビュームを育てるのは初めてです。園芸店のお兄さんに注意事項を教えてもらいました。お日様が大好きなデンドロビュームですから、嵌め殺しの大きな窓辺に置いています。花柄を取り除き、古い茎も取り除くと「エンジェルビューティー」は葉の形も楽しめます。「水を遣り過ぎないこと」と言われていますがそこが一番難しい。夏の間に新芽をつけ、秋も深まる頃に花芽が出ると聞きました。

 生き物は一年を一巡してみて初めてその生活のサイクルをつかむことが出来ます。初めてのものをそばに置くときは楽しみもありますが緊張もします。「エンジェルビューティー」が次に花咲く頃には私も一つ歳をとります。少し地味な片口の器に咲く「エンジェルビューティー」を思い浮かべながら日々過ごします。

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エキナセア

2020年06月18日 | 

大雨、19度、96%

 「エキナセア」というキク科の植物があります。西洋風の庭で花壇の奥の方に見られる植物です。花壇の奥に植えられるのは草丈が1メートル近くになるのが理由です。「エキナセア」と言ってもその色、種類が多く一見したら菊の花のようですが咲き始めから花が変化していく様子が面白い植物です。

 園芸店ではなかなかこの苗を見つけることが出来ませんでした。ネットでは苗を売っていますが実際に見ないと花が咲くかどうか心配です。そこで、やっと見つけた種を早春に蒔きました。40粒ほどのうち発芽したのは2つ、蒔く時期が遅かったのかもしれません。種は色がミックスのものだったので、花色は花が咲くまでわかりませんでした。

 5月の初め40センチほどの茎に蕾がつきすぐに開き始めました。グリーンの蕾がオレンジ色になりました。日増しに色が濃く変わっていきます。 この辺りまでは普通のキク科の花です。色が増すにつれて中央部分が盛り上がり花の形が変化して来ました。 一番の特徴は外の花弁が下に下がり始めることです。

 思っていたより花の期間が長くすでにひと月以上も咲いています。 昨日の様子です。

 「エキナセア」は群生させると美しい風景を作ってくれます。日本に帰って「エキナセア」の苗を探していた時に「エキナセア」がハーブとして使われることを知りました。原産は北米です。インディアンが風邪クスリとして葉っぱを利用していたのだそうです。つい3日前、ホームセンターで数株の「エキナセア」を見つけました。普通の菊の花のようですが2株求めました。「エキナセア」でも花弁が下がらないタイプもあるのだそうです。どんな花をつけるか楽しみです。

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ヤモリの白骨

2020年06月17日 | 日々のこと

曇、22度、96%

 梅雨に入ると雨を吸って庭の植物たちはぐっと力強くなります。枝一本、ツタを引き抜くのですら力が必要になります。そこで、梅雨に入る前に枝払いやツタを抜く作業を進めます。荒仕事、丁寧な仕事ではありません。バサバサと動き回ります。

 ちょうどこの時期は「マキの木」の花が咲きその花粉が真っ白に降ってきます。その横の「モチノキ」も花が咲き小さな花柄を降らせます。二つの木は大木、お歳も私よりずっと上です。雨で大量の花粉が固まらないように「マキの木」の下の植物たちを払っていると足元にちらりと白いものが見えました。仕事に専念してますから、目をかすめた、頭のどこかをかすめたのですが、「???」急に今一度足元に目をやりました。 「モチノキ」の花柄と庭の小石の上に小さな細い生き物の白骨が見えます。しかもかなり完璧な白骨です。あまりにも綺麗な様子にしゃがみ込んで見つめました。写真に収めて一旦家に入ったのですが、白骨が気になって今一度庭に出ました。手にとっても崩れません。そっと持ち帰り瓶に収めました。

 この庭にはたくさんの生き物がいます。小さい頃は「青大将」も池の周りには「淡水のカニ」もいました。改築工事や環境の変化でそれらの姿は見られなくなりました。山奥でも田舎でもありませんが古い家です。この白骨は「ヤモリ」だと思います。同じ大きさの「トカゲ」もいますが頭蓋骨部分の丸みから「ヤモリ」だと判断しました。どんなに大きくても10センチほどの「ヤモリ」です。

 50年前は夏の夜になると「ヤモリ」が網戸にたくさんへばりついていました。外側にへばりついているので、家の中からはそのお腹の方が観察できます。「ヤモリ」は足に吸盤がありうまい具合に垂直な壁を登ります。あの頃の我が家の「ヤモリ」は目が赤みを帯びていました。いま家にいる「ヤモリ」は目が真っ黒です。

 実は30年に渡る香港のマンション生活でも我が家には「ヤモリ」が必ず出没しました。引っ越してもまた「ヤモリ」が出てきます。水が欲しいのか花瓶の近くに夜出てくるようです。代々の我が家の「ヤモリ」は「耕二郎」と名付けられました。

 蛇やカニはいなくなったこの家ですが、夏になると「ヤモリ」の姿を見ます。モモさんのお水を飲みにやって来るようです。時にはモモさんの写真の前に小さな黒いフンを残していきます。

 私は「ヤモリ」が好きです。家族で暮らしお互いを助け合っているという話を聞いたことがあります。このあまりに見事な白骨は「ヤモリ」たちからの私への贈り物だという気がします。瓶に入れ机の上に置き毎日眺めています。

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イチジク

2020年06月16日 | 昨日のお昼ご飯

曇、22度、92%

 先週のはじめ、大分県のイチジク農家が温室イチジクの出荷を始めたとニュースが伝えていました。大きな温室イチジクです。その週の終わり我が家の地植えのイチジクがお尻が割れて食べ頃を迎えました。温室並みの早採れです。

  初物は120グラムほど。その日のお昼の「イカスミパスタ」に添えました。 イカスミパスタとスモークオイルサーディン、アスパラガスにイチジクです。 半割りのイチジクはこんな状態ですがしっかり甘みがあります。イチジクの甘さとオイルサーディンの油とがこのパスタのソース代わりになりました。フォークでブツブツと潰して口に運びます。

 次の日に採れたのは、 初採れより重く感じます。 150グラム弱。ちょうどその日のお昼にはローストポークにしようと塊肉を買ってあったので、スライスして焼いたポークに合わせました。 ポークとイチジクの相性の良さは周知です。バルサミコ酢を垂らすつもりでしたが、ポークの油を吸ったイチジクがいい味を作っているのでバルサミコ酢は省きました。「ナスタチウム」の丸い葉っぱは飾りでもありますが、ほろ苦いその味はポークとイチジクに味の彩りも添えてくれます。

 昨日も熟れたイチジクが木に見えます。そのままかぶり付きたいと思いますがまだ木に残してあります。今日には採らないと日に日に垂れてきます。さて、どうやって食べようか?毎日の楽しみです。今日採るイチジクは見出し写真の中央あたりの黒く見えるものです。大小合わせてたくさんの実が付いています。この夏全部で何個のイチジクが食べられるのか、考えただけでもワクワクです。まだ3年目の若木は木自体もひとまわりふたまわり夏で成長すると思います。

 

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お風呂番、ココさん

2020年06月15日 | ここ

曇、25度、90%

 暑さと梅雨のジメジメで快適な生活は望めません。お風呂場の換気扇を回していても暑い。そこで洗面所から扇風機で風を入れながらお風呂に入ります。洗面所では私がお風呂に入っている間ココさんが待機しています。 ドアを閉めている時はこんな具合にぼーっとココさんの影が映っています。ココさんがお風呂場に入るのはお風呂の日だけ、つまり金曜日だけはお風呂場の中で待っています。

 洗面所との間のドアを開け放して湯船に浸かっていると、洗面所側で番をしているココさんと目が合います。なんとも気恥ずかしい。

 ユニットバスではありませんがこの風呂場の中にトイレもあります。トイレの時も「恥ずかしいから、そこにいてちょうだいね。」とドアを閉めます。

 パグはどこにでも付いて回ります。それはそれで嬉しいのですが、お風呂とトイレの時はあのまん丸な目で見られているとやっぱり恥ずかしくなります。ココさんの毎日のひとコマです。

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アスパラガス、お豆腐、クコのキッシュ

2020年06月14日 | 昨日のお昼ご飯

雨、28度、90%

 15センチの小さなキッシュをお昼に一人で食べることが多くなりました。一人にはちょうどいい大きさです。冷蔵庫を除いてそのときの気分で合わせるものを決めます。昨日は「アスパラガス」、「お豆腐」、ちょっと考えて彩りに「クコ」を入れました。「ドライトマト」」を入れようと思ったのですが色が汚い赤になってしまっていました。キッシュに加えると得体の知れないお肉に見えるに違いありません。

 下準備をするのは「お豆腐」です。しっかりと水を切ります。水が出るとベッチャリしたキッシュに仕上がります。 一見ピザのように見えるキッシュです。生のまま使った「アスパラガス」は歯応えが残っていい塩梅です。「お豆腐」はよく水を切っているおかげで見た目もそうですがチーズに似た食感になります。水切り豆腐はサラダにもチーズ代わりによく使います。表面の「クコ」が少し焦げてしまいました。彩のつもりでしたクコの甘さ酸っぱさが思わぬ美味しさになりました。味付けは塩、胡椒のみですが「ナツメグ」を香りづけにほんの少し。

 自分一人に作るお昼ご飯はどんな組み合わせをしても、それが失敗でも楽しめます。 お昼の時間までしっかりと「キッシュ」の番をしているココさんも一緒に食べました。食べ切れる分量だけ作るようになりました。冷蔵庫の中も常にスッキリ片付きます。食材もあまり買い置かなくなりました。気温が上がり梅雨の多湿は食品を台無しにしてしまいます。始末の良い生活は毎日の食生活が第一です。

 

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窓の大きな家

2020年06月13日 | 日々のこと

曇り、27度、90%

 30年も日本にいませんでした。帰って来て普通の生活を始めると驚くことがたくさんありました。一時帰国では目が行かない普通の日本の生活です。

 驚くことの一つに家が建ち上がるまでの速さがありました。あっという間に家が一軒出来上がります。庭もある一軒家が数日で音もなく取り壊されるのに驚いていると、その土地に今度は3軒ほどの家が3ヶ月程で出来ます。定期的に通る道ですとその様子を毎日目にします。

 私が日本を離れたのは東京なら郊外に分譲住宅が建ち並び日本が上向きの生活に向かう上り坂の頃でした。東京の私鉄が延びて新しい駅が出来その周りは土地開発とともに家が作られました。そんな町に足を踏み入れるとどの家もどの家も外観が全く同じで驚いたものです。

 最近の狭い土地に建つ分譲住宅は3階建て、建ぺい率ギリギリに建てられ、外観はそれぞれ違います。白っぽい外壁のお隣には茶色の外壁の家が並んでいるといった具合です。散歩の道筋が違って2、3日も建築現場の前を通らないこともあります。すると更地に家の枠組みが既に建っていることもありました。現場で組み立てるだけの建築です。しかも、耐震性とかで窓は小さく数も少なくできています。おそらく天窓などを使い採光しているのではと想像します。

 近くの地元のお神社の脇に建つ家が新しく立ち上がりました。狭い道を挟んですぐにお神社の樹齢100年近いクスノキが二本あります。この家はどうも土地の持ち主が自分の家を建てるようでした。工事も一年近くかかりました。土地自体はさほど広くありません。防音、防塵幕が張られてずいぶん時間が経ちました。幕が外されて出てきた外観に私は歓声をあげました。スポンとした四角な家ですが、お神社つまり細い道に向かって大きな大きな窓があります。クスノキのおかげでこの北向きの窓はさほど明るくないでしょうが、この大きさです、クスノキ二本がすっぽりと光景に入っているに違いありません。つまり借景です。

 家の中の明かりがついているのを見たことがありません。外から中が見えないような窓ガラスかもしれません。木の壁も好もしくこの道を通るときの私の楽しみの一つです。狭い土地に建てる家も様々です。我が家の周りにはこの3年で数カ所、小さな建売住宅が建設され、すぐに売れました。家に求めるものは住まう人を表してくれるように思います。このお神社の近くの大きな窓の家の住人に一度お会いしたいものです。

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目玉焼きの食べ方

2020年06月12日 | 日々のこと

曇、25度、90%

 昭和30年代、九州から東に向かう寝台列車に「あさかぜ」という特急がありました。昭和50年代に入ると新幹線が出来ました。昭和32年生まれの私は東に向かうのに小さい頃は「あさかぜ」次は「飛行機」「新幹線」と乗り物の変遷があります。「あさかぜ」に乗るのは年に数回です。真っ赤な夕日が差す博多駅の光景が記憶に残っています。ほとんど母と一緒でした。寝台列車はあの狭いところで寝る楽しさもありますが、翌朝の「食堂車」での朝ごはんも楽しみでした。メニューは2つしかありません。「洋定食」「和定食」。なぜがいつも「洋定食」を選びました。「洋定食」パンとハムエッグ、ジュースのようなものだったと思います。ナイフとフォークが出てきました。自分で選んでおきながら、ナイフとフォークで「目玉焼き」を食べるのに小さい私は苦戦しました。

 このところ午後はずっとチクチクと針仕事をしています。目の前にはPCを開いて「プライムビデオ」をずっと流しています。テレビドラマ、洋画何でもあります。一昨日古い邦画「家族ゲーム」を見つけました。松田優作主演、1980年代の映画です。封切られた頃は息子が小さく子育ての真っ最中、映画館で見た記憶はありません。家族が一列に並んで食事をする光景が話題を呼んだ映画でした。

 チクチクしていますから目はほとんど手元しか見ていませんが、伊丹十三や松田優作の様子にチラチラと目を上げます。最初のタイトル画面すぐでしたか、一列に並んで食事をする家族が映し出されます。その時伊丹十三扮する父親が目玉焼きの黄身に口をつけて黄身を「ズルズル」と音を立てて吸うシーンが大写しになりました。この映画の中で伊丹十三が「目玉焼き」の黄身を同じようにして吸うシーンはもう一度出てきます。にんまりと昔の自分を思い出しました。

 まだ10代の私が寝台特急「あさかぜ」の食堂車でナイフとフォークを使って食べた「洋定食」の目玉焼き、黄身を潰さずに食べる方法として考え付いたのが、「吸い付く」でした。一瞬、頭を下げてお皿の上の黄身に吸い付きます。まだほの暖かな黄身の甘さが口に広がります。あの頃から半世紀近く私は相変わらず「目玉焼き」の黄身が好きです。

 「目玉焼き」の黄身に吸い付いていたのは10代までの話です。大きくなった私は白身を綺麗にナイフで切り落とし、黄身を潰さないように大きな口を開けて一口で黄身を食べあげます。お皿も汚れません。口の中には黄身の甘さが広がります。吸い付いていた10代、ひと口でパクリと食べてきたその後、「目玉焼き」の食べ方は今も変わりません。

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アスパラガス、ソーセージ、黒粒胡椒のケークサレ

2020年06月11日 | 昨日のお昼ご飯

雨、25度、90%

 「ケークサレ」は塩味のケーキのことです。最近レシピの本まで出されるようになりました。パリの「ストレー」というお店が作り出したと言われる「ケークサレ」です。20年以上前にこの「ケークサレ」のことを知りました。 この本にはパリのお菓子屋さんのレシピが載っています。「ストレー」の「オリーブとハムのケークサレ」、もちろんこのレシピ通りに作りました。濃厚な美味しさはフランス的でした。塩味ですがどっしりとお腹に収まります。

 日本で書かれている「ケークサレ」のレシピは手順も材料も「ストレー」のレシピより作り易くなっています。「ストレー」は白ワインやチーズの量が多めです。日本のレシピは白ワインを使うものはほとんど見かけません。合わせる具材は相性がよければ何でもいいのが家庭で作る楽しさです。

 旬のアスパラガス、残り物のソーセージ、味のアクセントに黒の粒胡椒を入れました。一人で食べ切らなくてはならないので、一番細身のパウンド型を使います。生地のレシピは「ストレー」が基本ですが、チーズやワインの量は控えめに作ります。水分が多く入りますので低温で焼き時間長く火を入れます。 

 「カリフラワーのケークサレ」「ブロッコリーのケークサレ」冷蔵庫にある野菜をメインに何と合わせるか考えます。「ストレー」の写真のように微塵に切るとお茶受けにもぴったりです。ゴロゴロと具材が大きいと食事向きです。昨日のお昼ご飯は多いかなと思いましたがこの「ケークサレ」一本すっかり食べました。アスパラガスを軽く茹でて使いましたが、生のまま入れると歯応えが違ったと思います。軽い塩味に時折弾ける黒粒胡椒が味を作ります。

 遠出の折、この「ケークサレ」を一本お弁当がわりに持っていくのもいいなあと思います。アフタヌーンティーのイングリッシュマフィンの代わりに厚切りの「ケークサレ」もいいなと思い浮かべます。

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