この辺りを通る時いつも気になっていたこんもりとした森。
何処から見ても、同じ姿。
神社の森だろうなと思いつつ、そこへ行く道が見当たらない、
どこかにあるはずだと、細い田んぼの中の道を進んで回り込んで
入口まで行きつくことができましたが、もちろん駐車場などはありません。
近くによってみれば、見事に手入れされた高い生垣(椿など)です。入り口は一箇所。
朽羅神社と銘記した石の塔と、写真には写っていませんが古い石灯篭が一つ(天保3年・1832年)
薄暗い森の中に足を踏み入れると、巨木が密集した森でしたが、
きちんと手入れもされていて、掃除も行き届いていました。
奥の少し明るい所に木の鳥居が一つ立ち、社殿がありました。
右の空間は遷宮のための場所ではないでしょうか。
家に帰って調べてみたところ、朽羅神社も伊勢神宮の摂社の一つらしいです。
(伊勢地方4市4町には内宮外宮の他、別宮や摂社や末社125社が点在しているそうです。
それらを合わせて神宮というそうです。
今もそれらの神社を管理し、維持している神宮の権力に今さらながら驚きます)
時々霧雨が降る、暗い日でしたが、森の中から外を見ると、
明るくて輝いて見えました。
田植えの時期には、この森はまさに「緑の島」に見えるだろうな!