いつもサーッと通り過ぎる場所に、旧道との合流点がありました。
村の何でも屋さんだったのかな。
看板に「・ラモデル」の文字が残っています。
かつて、店頭のガラス戸には汽車や船や飛行機や車のプラモデルが飾られていて、
子どもたちが熱い視線を注いでいたことでしょう。
そこからほんの数メートル先の道ばたに
陶器の招き猫が見えたので近付いてみると、
あそこにもここにも、
そして整えられた生垣の奥の、きれい手入れされた家の前には招き猫と、
フクロウと、クリスマスツリー、
夜になればライトがともってきらきら光るのでしょう。
どんな人が住んでいるのだろう、なんて思いながら見ていたら、
1匹の黒猫が現れて!
招き猫の傍で毛づくろいを始めました。
私たちはびっくりしましたが、
ネコはこちらを気にも留めないふりで、
しばらくしたらまたどこかへ消えていきました。