マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

石灰岩、 石を観る3

2016-11-16 | Weblog
石灰は身近な物質です。
添加物や乾燥材として、
土壌の改良材として、
漆喰やセメントなど建築材料として、
広く使われています。
石灰岩(方解石)を焼いて石灰をとりだすのだそうです。
焼く時に塩を投入することによって還元効率を高め、
不純物を取り除くことができるのだそうです。
その石灰岩はサンゴや石灰質の貝殻を持つ生物たちの遺骸が作ったものです。
石灰岩は日本中で採れますが、
西山にもかつては石灰岩を焼く窯があったそうです。
西山には「出灰」「灰方」「灰谷」など「灰」の字のつく地名が目立ちます。
石灰岩が熱で変性して再び結晶化したものが大理石なのだそうです。

河原で拾った結晶性石灰岩=大理石(方解石)

帰ってから、早速採って来た石で標本を作りました。

下の写真は、河原に転がっていた粘土のかけら、
大阪層群のかけらです。
そのまま形作って、焼いたらすぐにでも焼物(須恵器)が出来そうです。
*大阪層群(氷河期と間氷期を何度も経て、
海になったり淡水域になったりを繰り返したために、
海成層と淡水成層が、砂岩や粘土や泥岩の層になっている。
植物や貝や哺乳動物などの化石が含まれる。)


家に帰って、庭の石も気になって幾つか割ってみたら、
なんとこれは玄武岩ではないでしょうか。
(大昔、マグマが急速に固まって出来た石で、ガスが抜けた穴がぼこぼこある。)
名前が判って感激です。(間違っていたらがっかりですが…)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ラピュタの石? (石を観る2) | トップ | 庭の蔓で籠を編む »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事