マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

「秋」のイメージ

2008-10-01 | Weblog

「秋の風景」と言えば、

ススキが揺れる草原とか、
絢爛豪華な紅葉や、
波打つ稲穂、
群れ飛ぶアカトンボ…

でも、

「あばら家に柿の木」というのが
私の中の秋の定番で、かつ最も好きな風景です。
山あいの小さな家、
萱ぶきでも萱ぶきでなくてもいいのです。
縁側に秋の日がふりそそいでいる。
柿の木は1本で、
真赤な柿がいっぱい実っていて、
たぶん渋柿、

あくまで非対称の画面。

私より年上の人なら実際にかつて見た風景です。
もちろん私はいろんなところで、何度も見てきました。
電車の中から、バスの窓から…あるいはもっと身近に、

見たことが無い若い人も、
この風景は心の中にもっているかもしれないと思うのですが、
どうでしょうか?

俳句や百人一首で読まれている風景が、
いつの間にか実際に見た風景のように
思えることがあります。
俳句のリズム、日本語のリズムや音が心に焼き付けているのですね。

上の写真は高野川の川面、
久しぶりに晴れて、川のさざ波が美しい
もう一枚は、雑草が思いきり茂っているどこかの庭。
ヌスビトハギが秋を満喫しているようす。


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2 コメント

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渋柿 (マリヤンカ)
2008-10-02 07:36:41
よっちゃん、
「渋柿!」の張り紙の真意は何でしょうかね。
うっかり食べて大変な思いをしないように、親切なのかもしれません。
渋柿の、吊るし柿や焼酎などでさわしたものの味も格別ですね。食べたくなりました。
季節がめぐるとその季節の物が食べたくなるものですね。
もう少ししたら、その土手のお家の紅葉を見に行きたいと思います。
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あばらや (よっちゃん)
2008-10-01 19:37:01
他人の家を「あばらや」と呼ぶのは失礼な気もしますが、いつも、散歩で通る鴨川の土手にまさしくそれ!っていう感じのお家があり、暗~いお庭に柿の木、もみじがあります。そのもみじのきれいなことと言ったら・・・。もう少ししたら、すばらしく真っ赤に染まります。そして、柿の木、この幹に「渋柿!」って張り紙がしてあるんです。よっぽど、腹の立つことがあるのでしょうか?
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