9月4日 (火)
出かける前に、夫がバス付きでシングルベッドの部屋に
替えてもらうよう交渉してくれた。
元々、JTBにはバス付きの部屋を頼んでおり、料金も支払っていたからだ。
さて、ノルウェーの人口の大半は、首都オスロのある南部に集中しており、
国土の北半分は北極圏に位置し、冬にはオーロラも見られるという。
私達はたった2泊の滞在なので、
オスロのホンの一部しか見ることが出来ず、
しかも 有名なムンクの美術館があるということも忘れていた。
まず、中央駅の近くにあるオスロ大聖堂に出かけた。
1697年に創建されたノルウェー国教ルーテル派の総本山で、
19世紀半ばに2度の大修復を経て、今の形になったという。
祭壇やオルガンの周囲に付けられた装飾は、建立時の物。
6,000本のパイプが備えられたパイプオルガンは、見事な物だった。
毎週水曜日には、このオルガンのコンサートがあるそうだ。
明日だったら聴けたのに!残念!
オスロの市庁舎はオスロ湾に面してそびえる大きな建物で、
オスロ市創立900年を記念して1950年に完成した物だとか。
何かの催しがあるらしく、中に入ることは出来なかったが、
正面入り口(上記写真の裏側)の脇の壁に飾られている16の木彫は
北欧神話「エッダ」に
まつわる物語の順に並べられているそうだ。
残念ながら、私はその内容を知らない。
そして、未だにどういうことなのかよく分らないが、
台の上にピアノが載せられ、
ビルの上から太い金のロープが張られ、
そのピアノの中に水を注ぐ男の人達が数人いた。
傍によって見ると、ピアノの曲が流れている・・・・
えっ、なぜ・・・?
「こんな物は世界に1つだよ、興味あるだろう。」
と職人さんに言われたが、どう考えても分らなかった。
ここから、王宮まで歩いて15、6分。
1822年に着工されたが、資金不足のため工事は一時中断。
その後、1848年に完成したという。
他の国に比べるとあまり立派な王宮とは言えず、
特に今は改装中なのか、中にも入れず、
ちょっとがっかりと思っていたら、
突然、衛兵が現れて交替の式が始まった。
おお、ラッキー!
しばらく見ていたが、中には女性もいた。
行進の形、足の運びはそれぞれの国によって少し違うようだ。
日本、韓国、北朝鮮、中国、顔も姿も同じように見えるのに、
動きも感情の表現もどうしてこう違うのだろうと思うことがあるが、
オスロの衛兵達の動きは、どこかこっけいで、のんびりしていて、
おもしろく、この辺りは平和でいいなあと思った。