蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

理想と現実

2008-09-19 | わたし
自分の将来をイメージするには、
まず、まわりの人を見ると、わかりやすい。

私の実母・・・・・
金銭感覚→超インフレになったり、デフレになったり、差が激しい。
類を見ない働き者で、強靭、パワフル、疲れ知らず。
自然児がそのまま大きくなったかんじ。
自分では頭は悪くないと思っているが、思い込みで生きている。
敵はいても、敵知らず(気づかず)。
世間体など、気にしない。
子育ては、放任主義。子供ライオンを崖から放り投げるタイプ。
そのくせ、崖から這い上がってくるのを待てない。
1男2女、孫6人、ひ孫1人。

全然、エレガントではない。
(あ、でも、生け花は上手・・・)

私の義母・・・・・
金銭感覚→あればあるだけ使う、昔のお嬢様。
饗応夫人、お友達いっぱい、気さくなお人柄で、敵なし。
賢婦人、良妻賢母、働き者で、努力家、気働きの人。
家族のためには、とことん尽くす。
頭脳明晰。気がまわりすぎて、ときどきオーバーヒートして、ダウン。
子育ては、男の子には勉強以外、何もさせない
企業戦士(夫)の銃後を守る、教育ママゴン。
とてつもなく常識家だが、時として大胆。
1男1女、孫5人、ひ孫2人。

全然、エレガントではない。
(あ、でも、家事は完璧・・・)


私の永遠のテーマのひとつは、「エレガント」。
自分にないものを探し求める。

しかしながら、理想とするエレガント像とは、ほど遠い二人。
(愛すべき二人ではあるが)
お手本、具体的ノウハウが身近にないとなると、真似のしようがない。
目の前にあるのは、自分に正直に、自分らしく生きている
人間臭い二人。
それって、やたらパワフルで、これまた真似できそうもないが、
なんだか、あんまりエレガントではない。
(至近距離から見すぎているからだろうか。)
そのかわり、地に足が着いて、力強い。
少々のことでは、倒れたり、ぐらついたりはしそうもない。

私の描くエレガントとは・・・
優雅で洗練されているということ。
生臭い、生身の現実感を感じさせない優美な世界。
カタチから入るのは大丈夫だが、
深追いするとデカダンスにつながる
貴族のような、虚の世界を背負ってないと
無理なのかな。

そんなことをぐちぐち言っていること自体が、
すでにエレガントではない。

芯を持って生きている二人は、
ある意味、エレガントなのかも知れない。