ダンス・パーティで、多くの老若男女が入り混じって踊る中で・・・
いえ、「若」は、いませんが。
もとい、・・・
大量の中高年男女が、踊るのを見ていると・・・
なにが、どう、目につくか。
これは、あくまでも、わたし独自の視線である。
自分が踊って気づくことと、踊らずに気づくこと、これは、目線が違う。
踊る順番を待つために並んでいる女性たちを見て・・・・
見ていて気づくのは、美しい女性と、美しいというカテゴリーでは収まりきらない女性。
美しい女性は、顔がキレイ。
お化粧も、ばっちり。ヘアスタイルも、ドレスも、そして、スタイルも良い。
こういう人は、けっこういる。
ふつうの人も、けっこういる。
見る人のそれぞれ持つ、美に対する感性の違いがあり、
なにが美しく見えて、なにが美しく見えないのかは、非常にビミョー。
多分、美しくないわけではないと、思うのだが、
(奥歯にモノが挟まった言い方を延々としていて、多少、疲労感ありの、わたし)
おやと目を引くのは、
おもしろい不思議ドレス(色やデザインの組み合わせや、体型をものともしない勇気)
かなりのお年に相応するお顔、その顔とのバランスをあまり顧みないメーク、
加齢による、体型の著しい変化が明確にわかる方。
ほかには・・・
つんとお澄まししていて、いかにも、わたしは美人なのよ、と思っていそうな、歌手の天童よしみ似の方。
背が低く、イメージが似ている。
いつも小指をぴんと立てて、踊っておられるが、どうも、わたしは、あの方が苦手。
話したこともない、縁もゆかりもない、被害を被ったわけでもない人なのだが。
つんとした表情と、顔が、どうも一致しない。
天童よしみをちょっとキレイにして、細くしたようなかんじで、天童よしみそのままの、本人ほど、あそこまで天童よしみではないのだが。
わたしだって、こころのなかで、いろんなこと、他人さまに思われていると思うが、
思ってしまう感性、こころは、止められないので困りものだ。
書き足りないので、ついでに一気に書いてしまおう。
「ブ○」「デ○」「チ○」なんだけど、キレイにメークしていてドレスもちゃんとしていて、トドメとしては、
つんつんつんと澄ました表情、あれが効いている。
せめて愛嬌があるとか、愛くるしさが欲しいところだが、逆の作用をもたらす表情をされる。
というか、無表情のときの表情が、あんな表情なのかも知れないのに、
なんで、意識的に表情を作らないといけない?と、ご本人に反発されそうだ。
(わたしも、前に、表情がイキイキしていない、嫌そうな顔をしている、もっとイイ表情をしろと、
何度もアドバイスされたことがある)
本人には、そんな気持ちは、まったく、さらさらないのだろうけれど、
わたしの、実にけしからん感性が、むくむくアタマをもたげ、こころの中で、ばたばた暴れて、言うことをきかない。
感性以前の問題で、ちゃんとした大人として、思ってはいけないことだ。
その、つんつんを見るたびに、(見る気はないのだが、怖いもの見たさか、なにか知らないが、つい目に入ってしまう)
こころに、つんつんが入ってきて、わさびが効くように、つんつん鼻をついてしまう。
「ブ」「デ」「チ」でも、なんでもいいから、まるみ、まろやかさが、欲しい。あるのは、つんつんばかり。
わたしの、目と、こころが腐っているからに他ならない。
あの人は、わたしに、そんな失礼なことを思われる筋合いも、根拠も、まったくない。
しかし、これでは、一歩も前に進めないので、
まあ、単なる見た目の好き嫌い、ということで、大雑把に片付けよう。
それと・・・
顔は美人で、背も低くなく、体型も悪くなく、凝ったドレスもとっかえ、ひっかえ、
いつも決まった人と組んで踊っているのだが、しかめっ面していることが多く、いかにも不満げに見える女性。
ペア解消、間近か?
あとは・・・
最近、あまりお見かけしないが、
ラテン系の方で、ハーフかなにかだろうけれど、個性的な姿勢で踊る、個性的な衣装の方。
色が黒くて、目鼻立ちがはっきり、くっきり大造りで、黒い眉や髪が、印象的。
申し訳ないのだが、わたしの個人的感性、好みからすると、この人は、あまりステキではない。
なぜだろう?
表情のせい?
かつて、外国の街角で見た、わたしが、ちょっと嫌な目に遭わされた女性に似た雰囲気をお持ちだ。
あまり、いま、幸せな境遇ではないのかも知れない。
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↓ここらあたりからは、ダンスの内容についての話になるので、飛ばしていただくとよろしいかと・・・
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女性が踊っている姿を見て思うのは、いかにも身長差がある人と、もたもた踊っている人、
ペアである二人ともが、あまりちゃんと踊ってない(踊れていない)人、
そういう人は、お上手ではないと感じる。
顔見知りの男性と踊っている女性(どんな踊りをするのか、見ているが、
男性の踊りはよく見ているが、女性のほうは、ちっとも印象に残らない)、
どの女性も、踊りとしては、可もなく不可もなく。
決まった相手・ペアと踊っているところを見ると、踊りの上手、ヘタがわかるけれど、
不特定多数の人と踊ると、相手の踊り方にも左右されるし、見た目には、上手ヘタはなんとも言い難い。
以上は、見て気づいたこと。
やっぱり、ダンスは、見るより踊るほうが、だんぜん、いい。
しかし、競技選手のように踊るには、会場が混みすぎているので、無難な踊りになる。
パーティには、運動と気晴らしのために来ている人が多いようで、あまりお上手な人は、来てないようだ。
来ていても、手を抜いて踊っているように思う。
さて次に、
女性同士は踊れないから、見るだけだが、男性と踊って気づくのは、相手(男性)の踊り方。
見た目がどうであれ、(あまりひどいのは、論外)、踊りやすいかどうか、気持ちよく躍らせてくれるかどうか。
口臭や体臭、汗でベトベトの服、・・・そういう要素は、抜きにして。(あまり、ひどい人はいない)
ぱっと見と、踊ったかんじとでは、違う。
どんなに見かけがよくても、がくっと気が抜けるほどど、ヘタな人もいるし、
見かけによらず、意外なほど上手な人もいる。
自分の技量がたいしたことのない人は、相手の非を口にする人が多い。
先週、けっこうお年なのに、ものすごくスピードのある、お上手な方と踊って、びっくり。
同じタイム内で、他の人の2~3倍は、ホールをぐるぐる回っただろう。
ついていけたわたしも、なかなか良かったと満足していたが、踊った直後は、息が、はーはー。
まるでスポーツ感覚なところが、とても爽快で気持ちよかった。
逆に、ずいぶん、ご高齢で、へにゃへにゃ踊りの、
これは、踊りなのか? 周囲の空気は、動いているのか?
というような、オジイチャンと当たったりすると、力が一気に抜けて、へなへなになる。
さて、まとめです。
パーティ修業を半年してみて、わかったこと・・・
はじめは、右も左もわからず、壁のシミだったことも多く、踊ってもらえるだけで喜んでいたが、
だんだん、上手な人とだけ踊りたいと思うようになった。
そんなわけには、当然、いかず、
そして、壁のシミになる時も今でも、まだまだ充分あるし、自分も上手でなければ、片手落ちだ。
上手な人は、たいがいペアがいる。
男性も女性も、一人で来ている人は、限られている。
なので、相手にあれこれ、要望だの、希望だの、いちゃもんをつけられる立場、状況ではない。
わたしのような若手は、パーティで、へろへろ遊んでいるのは、まだ5~10年早い、ということ。
あれは、ご隠居さんたちの、お遊びだ。
ダンスの第一線を退いて、あとは、余力で、ダンス力・維持のために、社交を兼ねて踊っておられるように思える。
もっと若手は、当然、パーティになんぞ来ず、競技で上を目指すか、技術の向上を図るため、日々、練習、鍛錬。
わたしの年齢は、競技挑戦の最終年齢かも知れない。
あるいは、パーティには出ず、デモ専門の人もいる。
デモに出る直前の人と、一昨日、初参加した団体レッスンがご一緒だったが、
彼女は、デモに出る前で、キンピカのドレスを試着していた。
しかし、団体レッスンで見た、彼女の踊りは、たいしたことがなかった。
ちょっとしたこと、基本に、気を付けたら、うんときれいに踊れるのに、デモ直前でもあの踊り、ということは、
デモって、そんなにダンスとしての完成度が高くないということだ。
煌びやかなステージ、ドレス、メーク、観客、そういう類の喜び、楽しみのようだ。
デモで、いかに、美しく見せるか、なのだろう。
(でも、肝心の技術的な基礎が、抜け落ちている。
あの団体レッスン、今後、続けるための次の手続きをしなくて正解だった)
団体レッスン、個人レッスン、パーティ、・・・これらを同時進行してきたが、
このあとの展開は、デモか、競技への方向性を固めること。
あるいは、デモにも競技にも進まず、ぐずぐず、だらだら今のままの延長という可能性もある。
あれこれ、わたしのダンス武者修行は、まだまだ続く・・・