久しぶりに涙を流した。
疲れや、余裕のなさから出る、夫の言動。
モラハラ&パワハラ認定した。
精神的暴力である。
ただし、本人に自覚なし。
お互い、疲労困憊のせいで、相手を思いやる気持ちがない。
背景は、よくわかっている。
人間は、極限状況に陥った時、本性が出る。
その本性は、いつもの顔とは真逆だったりする。
わたしは、極限状況に陥ると、凪状態になる。
脳波が停止する。
と同時に感情も停止する。
(これって、いつもとあまり変わらない)
意識不明の眠っているだけの人が、涙を流していることがある。
あるいは、犬や馬が涙を流している。
そんなかんじか、わたしの涙。
乾いた涙ではなく(あたりまえ、涙だから)
かといって、濃い涙でもない。
淡々粛々と自分で受け止める。
静かな深い哀しみと共生する。
別に夫に殺意を抱くでもなし、憎しみを募らせるでもなし。
ささーっと感情が乾いていく。
この人とは、こういう関係性、シチュエーションであるのは、何十年も前の最初からわかっている。
べつに今更、驚くことでもない。
再確認するだけだ。
自分から血が流れ出るのを見て、「ああ、血が出てるなあ」と思うだけ。
痛いのは、出血しているから痛いのであって、原因あっての結果である。
止血薬を打つのか、鎮痛剤を服用するのか、まあ、どうにかしよう。
いずれ回復すると、事態が改善するよう次善策を打つ予定。
今は、待ちの一手。
これは、わたしの戦法。
得意技でもある。
回復すると、日常のルーチンワークに忙殺され痛みを忘れてしまうことは、よくあることである。
・・・で、次善策を練る機会を失う。
その場しのぎで逃げ切り、次回に備える手を打つ努力をしない。
なので、体験から学ぶ学習能力が身につきにくい。
楽天家なのか、アホなのか。
身体とアタマが、思いのほかタフなのかも知れない。
ひょっとして、タフさはどんどん増強されているのかも知れない。
あるは、鈍化しているだけか。
今日が過ぎれば、普通に明日が来る。
単純な繰り返しは、なにかを創り上げるようだ。