病気や怪我は、回復すると元にもどる・・・
かというと、何事も無かったかのような白紙状態のような、
完全、完璧に元通りにはならない。
療養中のことや、なぜ、病気・怪我をしたのか、原因は覚えている。
傷跡や既往症として残る。
朝、起きると、いつもなら白紙。ゼロの状態。
だが、今日は起きた時から、なぜか、マイナス。
気分はマイナスからのスタートである。
マイナスをとりあえず、ゼロまで引き上げなければならない。
良いと思っていたことが、すべて悪く思える。
光の当たる面から見ていたものが、逆方向からの景色に変わる。
離れていて調子が良かったものが、至近距離すぎて、受け入れられないことが多すぎて、バランスが崩れる。
しかしながら、それは、離れていて、壊れた部分がよく見えなかっただけで、近寄ってみると、どうやら壊れている部分があちこちに見受けられる。
血液型が異なる血液は、輸血できない。
自分と異なるものは、無理に受け入れると体調を崩し、病気になる。
ましてや、もはや修理のきかない、正常ではない壊れかかっているものは、わたしとは互換性がない。
異分子を、他のものと「薄める」、「混ぜる」、表紙を変えて「ごまかす」、「砕く」「溶かす」「揮発させる」・・・
なんらかの方法で、無理やり呑み込む。
さて、どうなるか。
こちらの体や精神が壊れる。
自己防衛策として、正常ではないものに対して、正常ではないと見なしてそれなりに対応する。
軽い頭痛に見舞われてきた。
ちょっと考えただけで、拒絶反応の後、今度は眠くなってきた。
学生時代から授業中は、ずっとそれ。
わからないことがあると、眠くなる。
わたしの脳は、なんとシンプルなんだろう。