蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

人のことを心配するヒマがあれば、、、

2018-09-11 | 趣味
ある、憧れの上級ダンサー女性Aさん。
わたしより10歳近く若い。
しかし、家庭の事情は大変良くない。
小さな生鮮食品卸小売の自営業のため、毎朝、3時起き。
早朝から仕入れ、夜まで店を開けている。
夫と、夫の母親と同居。
普通は、同居の場合、夫が妻と母親の間に挟まれて、すったもんだ苦労することが多いが、このダンナは、飲み屋のお姉ちゃんフィリピーナに入れあげている。
アホ息子と嫁の間を取持ち、苦労しているのは、お母さん。
Aさんは、姑の気配りや頑張りにほだされ折れて、アホ夫と姑さんと、3人で、辛い自営業に労働力を提供し、協力している。
条件は、ダンスを認めてもらうこと。
それだけは、絶対に譲れない。

アホ夫にも、よく出来た姑さんにも、文句は言わせない。(言わない)
あれだけ頑張ってるんだから、ダンスを認める。
もし認めなければ、家を出る、と言いかねない。
貴重な家庭内労働、マンパワー。出られては商売にならない。

お母さんはもう高齢なので、あと5〜10年ぐらいしか、甘えられない。
その時に、この夫婦はどうするのか。
強力な協力者、取持ち役がいなくなると、この夫婦はだめになるかも。
糸が切れたタコのように、Aさんはダンス三昧になるだろう。
仕事は徐々に減らし、お互い好きな余暇タイムを過ごすと思う。

あら、あんまり、うちと変わらないじゃない?

だとすると、うちも危機?
うちは別に現在の危機は今に始まっていない。危機は初めからで、現在のまま将来もスライドしていく。
危機なんだけど、危機なりに危機に慣れ、あまり意識しなくなり、長持ちしている。
Aさんの場合は、お母さんが退いた後、Aさんが頑張る気力を失うだろう。
その頃は、商売も閉業するかも知れないが、結婚生活もピリオドかも?
まあ人の家庭の心配しているヒマがあれば、自分の家に気配りしろ!と、神の声。

人は人なんだけど、わたしにはそんな過酷な労働を強いられていないし、夫がそこまでアホではないので、恵まれていると感謝しなければならない。