夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ビーキーパー』

2025年01月14日 | 映画(は行)
『ビーキーパー』(原題:The Beekeeper)
監督:デヴィッド・エアー 
出演:ジェイソン・ステイサム,エミー・レイヴァー=ランプマン,ジョシュ・ハッチャーソン,ボビー・ナデリ,
   デヴィッド・ウィッツ,ジェマ・レッドグレイヴ,ミニー・ドライヴァー,ジェレミー・アイアンズ他
 
MOVIX京都にて、前述の『盗月者 トウゲツシャ』の次に。
もともとはこっちが本命でした。ハゲ俳優の中でいちばん好きな、ジェイソン・ステイサムが出ているから。
 
アメリカの片田舎でひとり暮らす心優しき老婦人エロイーズ・パーカーが拳銃で頭を撃ち抜いて自殺。
彼女から納屋を借りて養蜂を営んでいたミスター・クレイが第一発見者となり、
たまたまそこへやってきたエロイーズの娘でFBI捜査官のヴェローナは、彼が母親を殺したと思い込み、拘束する。
 
その後の調べで、エロイーズが同日フィッシング詐欺に遭って全財産を失っていたことがわかる。
誤解と無礼を詫びるヴェローナからそれを聴いたクレイは怒りに燃える。
 
実はクレイは“ビーキーパー”と呼ばれる極秘プロジェクトの元工作員
富裕な老人を探し出して財産を根こそぎ奪い取ることを平然とおこなう企業を潰すと決め、
かつてのツテを使ってまずはエロイーズを罠にはめたコールセンターを突き止める。
そこに乗り込むとビルごと燃やしにかかり、防犯カメラも何もかも消滅したものだから、クレイの姿は知られないまま。
 
コールセンターのスタッフの話から、ビーキーパーと名乗っていた襲撃犯はクレイではないかと考えるヴェローナ。
実家の納屋を訪れるとすでにクレイは去った後で、クレイを殺そうとしたらしい輩の死体がごろごろ。
自分の母親の仇を討とうとしているクレイではあるが、FBI捜査官としての任務は果たさねばならず……。
 
コールセンターをいくつも持ち、高齢者を騙しまくる長・デレク役のジョシュ・ハッチャーソンのニヤニヤ顔が腹立たしい。
こんな詐欺を働いているのに真っ当な企業として扱われ、警備主任のウォレスは元CIA長官って、なんやねんこの会社。
デレクの母親は凄い金持ちのようだけど、何者かがわかるときは衝撃を受けました。ただの金持ちじゃないのね。(^^;
余談ながら、ウォレスをジェレミー・アイアンズが演じていますが、かなり呂律が怪しくなっているのが気がかり。
 
ジェイソン・ステイサムが負けるわけはないので安心して観ていられます。それにしても強すぎ。
続編もありそうな雰囲気ですが、このキャップの形は似合わない。次回からはもっと似合うキャップでお願いします。
 
京都で痛快な映画2本、観終わったのは22時半すぎで、終電を逃さないよう新京極を駆け抜ける。

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今年観た映画50音順〈は行〉

2024年12月29日 | 映画(は行)
《は》
『薄氷の告発』(英題:Bait)
2023年の韓国作品。TSUYAYA DISCASにてレンタル。
実話が基になっていると思っていましたが、そうではないそうな。
ただ、韓国のアイススケート界では度重なる不祥事が問題になっているらしく、
実際に有罪判決を受けた指導者もいるそうです。
ショートトラックの元韓国代表選手ジュヨン(ペク・ジニ)は全盛期に引退、
現在は高校のカーリング部で女子チームのコーチをしている。
ある日、かつてチームメイトだったユラが自殺したと知り、悲しみと共に怒りに駆られる。
ジュヨンは選手時代にコーチのヒョクス(ペ・ユラム)から性的暴行を受けており
当時それを訴えたジュヨンのほうが責められ、自殺を図った過去がある。
それで選手を引退することを余儀なくされたのだ。
ユラも同じ目に遭って自殺したに違いないと思っていると、
ユラの兄ムヒョク(ソン・ジェリム)が妹の無念を晴らしたいと言ってジュヨンに協力を求めてくる。
一方、ヒョクスはジュヨンの教え子スジをスカウト。
スジもその母親も国家代表選手になるチャンスがやってきたと大喜びで、
ジュヨンがどれだけ引き留めようとも聞き入れようとせず……。
韓国のみならず、アメリカでも日本でも指導者による性暴力が取り沙汰されています。
そんな指導者をクビにすることなく、事件を揉み消して使いつづける協会。
同罪もしくはそれ以上ではないですか。
 
《ひ》
『瞳をとじて』(原題:Cerrar los Ojos)
2023年のスペイン作品。TSUYAYA DISCASにてレンタル。
今年84歳のヴィクトル・エリセ監督が31年ぶりに撮り上げたとして話題になった作品です。
と言っても、映画監督人生でこれがたった4本目の長編作品。
なのに巨匠名匠と呼ばれて国際映画祭の審査員になったりもしていて、どんだけ評価が高いんだ。
元映画監督のミゲルは、20年以上前に起きた事件について取材を受ける。
それは、ミゲルの監督作『別れのまなざし』の撮影中に、主演男優のフリオが突然失踪し、
そのせいで映画自体も未完のまま終わってしまったという事件だった。
取材に協力することにしたミゲルは、親友でもあったフリオとの懐かしい日々を思い返すのだが……。
どれだけ凄い監督なんだか知りませんが、169分の長尺でギブアップしそうになりました。
しかも、この直前に観た作品が《へ》に挙げる『ペット ネットで出会った美少女の秘密』で、
ミゲル役のマノロ・ソロがロリコンの変態男を演じているんです。
ド変態ぶりが思い起こされてしまってどうにもこうにもつらかった。
拷問のような3時間近くでした。(^^;
 
《ふ》
『震える家族』(英題:The Other Child)
2022年の韓国作品。TSUYAYA DISCASにてレンタル。
牧師のソクホとその妻ヒョヌには4人の子どもがいたが、長男のハンビョルを事故で失う。
その悲しみからなかなか立ち直れずにいたヒョヌをソクホが説得、
視覚障害のある少年イサクを施設から養子として引き取ることに。
イサクにはハンビョルのことを伏せていたのに、イサクには死人が見えるらしく、
そのせいで親から捨てられ、彼の服には魔除けの札が縫い付けられている。
イサクの言動を最初はまったく信用していなかった夫婦だが、
イサクがハンビョルから聞いたという言葉があまりに具体的で、ヒョヌはイサクを信じるように。
それを良しとしない長女ジュヨンは、イサクを悪魔の子とみなして抹殺しようとし……。
終始不気味ではあるけれど、驚かせるようなシーンはほとんどなし。
心理的にぞくぞくさせてくれる、私の好きなタイプのホラーです。
ただ、何もかもが中途半端な感は否めません。
謎だったハンビョルの死は、ジュヨンが仕組んだものだったと途中わかります。
車椅子に乗り、癇癪持ちで手のかかる息子だったハンビョル。
その世話に疲れている母親の姿を見て、ジュヨンが車椅子のロックを解除した。
ただ、実はヒョヌもそのことに気づいていたのに見ないふりをしたことが
教会の信者でやはり死人が見える青年ヨンジュンに知られ、ヒョヌはヨンジュンを殺します。
母親が家族を守ったようなエンディングにはなっていても、切なさが足りない。
 
《へ》
『ペット ネットで出会った美少女の秘密』(原題:La Desconocida)
2023年のスペイン作品。日本では劇場未公開。TSUYAYA DISCASにてレンタル。
パコ・ベセラ原案による舞台劇『グルーミング』は世界中で上演された問題作なのだそうです。
妻と幼い娘を持つ中年男は実は小児性愛者
レオナルドという偽名を用いてネットで少女を物色中、16歳のカロリーナと出会う。
直接会う約束を取りつけて公園に出向くとカロリーナは怯えつつも逃げ出す様子がない。
カロリーナのことをすっかり手なずけたつもりが、童顔に見える彼女の正体は捜査員で……。
ロリコンの変態男を演じるのはスペイン・アカデミー賞受賞俳優のマノロ・ソロ。
最初の15分ほどはその変態ぶりが気持ち悪くて観るのをやめたくなるほど。ところが話は急展開。
捜査員だと打ち明けた彼女が男に復讐するのかと思ったら、彼女も人には言えない性癖がある。
狭いところに閉じ込められると興奮するらしくて、男に取引を持ちかけます。
男の言うことも聞いてやる代わりに、彼女を生き埋めにしてほしいと。
もしも断ればどうなるかわかっている?という彼女がものすごく怖い。
どうやらこれまでにも捜査対象者に取引を持ちかけて、断られた場合は殺しているのかもしれません。
生き埋めにされることで至上の性的興奮を感じられるのだという彼女ですが、
エンディングは彼女が森を抜けてただ向こうに歩いて行くシーンが映し出され、この世にあの男はもういないように思えます。
本編開始前にパブロ・マケーダ監督本人が「ネタバレ厳禁」と強く言うわりには、
それぞれがどうなったかは最後まで観ても明かされることなく、観た人に解釈が委ねられる。
なんだか嫌なものを見せられただけでまったくスッキリせず。ああ、嫌だ。

《ほ》
『ほかげ』
2023年の日本作品。TSUYAYA DISCASにてレンタル。
塚本晋也監督の作品と聞けば観ずにはいられません。
終戦直後の闇市。夫と息子を亡くした女(趣里)は、半焼した小さな居酒屋でひとり暮らしている。
世話焼きの男(利重剛)の紹介によって店に来る客に体を売って日々をしのぐ毎日。
食べ物を狙って覗きにくる少年(塚尾桜雅)を最初は追い払っていたが、
ある日やってきた若い復員兵(河野宏紀)と共に少年も招き入れたところ、
家族を取り戻したような気持ちになり、心が穏やかになる。
しかしトラウマを抱える復員兵が正気を失って暴力をふるったため、彼を叩き出す。
残った少年に泥棒などせずにまともに働けと諭し、まるで親子のように暮らしはじめるのだが……。
女はやがて病に罹り、少年にうつしてはならぬという思いから、「嫌いになった」と嘘をついて追い出します。
少年を拾ったのはやはり戦争で心身に傷を負った男(森山未來)。
静かな反戦ドラマで、つらいけれど目を背けることはできませんでした。

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『映画 ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』

2024年12月25日 | 映画(は行)
『映画 ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』
監督:中田秀夫
出演:天海祐希,大橋和也,伊原六花,平澤宏々路,伊礼姫奈,白山乃愛,番家天嵩,
   今濱夕輝乃,山本未來,渡邊圭祐,田中里衣,じろう,上白石萌音他
 
前述の『クレイヴン・ザ・ハンター』の次に、同じくTOHOシネマズ伊丹にて。
 
廣嶋玲子作、jyajya画の人気児童書“ふしぎ駄菓子屋 銭天堂”シリーズを中田秀夫監督が実写映画化。
 
小学5年生のクラス担任となった新米教師・等々力小太郎(大橋和也)は、
児童の間で“銭天堂”という駄菓子屋が噂になっていることを知る。
 
願い事を携えて銭天堂へ行くと、店主・紅子(天海祐希)が最適な駄菓子を選んでくれるらしい。
たとえば、女子にモテたい、勉強しなくても勉強できるようになりたい、など。
実際、銭天堂で買った菓子を食べた児童たちは願いが叶ったが、
菓子の使い方を間違えるととんでもないことが起こるようで……。
 
小太郎が想いを寄せる後輩・相田陽子(伊原六花)は念願の出版社に就職したものの、
希望とは異なるファッション雑誌編集部に配属となり、おしゃれのセンスがなくて悩んでいる。
小太郎の妹・まどか(平澤宏々路)は美大進学を目指しているけれど、最近上手く描けない。
そればかりか、やはり美大を目指す親友・如月百合子(伊礼姫奈)が急に上手くなったうえに意地悪に。
 
紅子は願いが叶うようにはしてくれるけれど、その後はその人次第。
上手く行かなくなったときに楽をしようとすれば、たたりめ堂の店主・よどみ(上白石萌音)に狙われます。
 
まどかの願いは予想されたものではありますが、やっぱり和む。
友だちより上手く描けるようになりたいとかではなく、そんな気持ちを持たない自分になりたい。
そう願える人ばかりなら、温かい毎日を送れるはず。
 
いろいろとダメ出ししたい点もあるにはあるけれど、大人も子どももフツーに楽しめる作品です。

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『はたらく細胞』

2024年12月23日 | 映画(は行)
『はたらく細胞』
監督:武内英樹
出演:永野芽郁,佐藤健,芦田愛菜,山本耕史,仲里依紗,松本若菜,染谷将太,板垣李光人,加藤諒,加藤清史郎,
   マイカ・ピュ,深田恭子,片岡愛之助,新納慎也,小沢真珠,鶴見辰吾,光石研,Fukase,阿部サダヲ他
 
キノシネマ心斎橋で『市民捜査官ドッキ』鑑賞後、シアタス心斎橋へ移動して。
 
原作、知りません。
『月刊少年シリウス』自体知らんけど、そこに2015年から6年間に渡って連載されていた清水茜の大ヒット漫画なのだそうです。
武内英樹監督がこんな錚々たるメンバーで実写映画化したらヒットは確約されている。
 
医学部入学を目指す高校生の漆崎日胡(にこ)(芦田愛菜)は父親の茂(阿部サダヲ)と2人暮らし。
母親を早くに亡くして以来、日胡は健康的な生活を心がけ、父親の体調も気にかけているが、
茂自身は酒もタバコも好きで食べ物に気を配ることもなく、不摂生な日々を送っている。
父親の健康診断の結果を見た日胡は、一刻も早く病院で診てもらうよう茂にきつく声をかける。
 
ところがある日倒れたのは日胡のほう。
憧れの新先輩(加藤清史郎)とデートにこぎつけ、新から交際を申し込まれて有頂天になってからまもない日のこと。
急性骨髄性白血病との診断結果に恐れおののく日胡を茂と新は懸命に励ます。
 
そんな日胡の体内では、赤血球(永野芽郁)、白血球(佐藤健)、キラーT細胞(山本耕史)、
NK細胞(仲里依紗)、マクロファージ(松本若菜)、ヘルパーT細胞(染谷将太)らが奮闘。
しかし白血球に憧れつつ白血球になれなかったバグり白血球(Fukase)が暴れ出して……。
 
期待していたほどには面白くなかったというのが正直なところ。
まぁこのキャストですから、それだけでも面白いんですけれど。
 
あっちは精子の擬人化ですが、いずれにせよ人体内であたふたするそれらの描写から懐かしく思い出す。
 
お腹が痛くなると体内ではどんなことが起こっているのか。
肛門を開門するとかしないとか、赤血球は踏ん張らないと便と共に放出されてしまうとか、面白いですよね。
癌患者が抗がん剤の投与や放射線治療を受けているときの体内はどうなっているのかもわかります。
そうか、の体内でもこんなことが起きていたんだよねと思うとなんともいえない気分に。
治らなかったからって、その人の細胞が弱かったとか、あきらめが早かったとは思いたくない。
だって、あんなに泣き言ひとつ言わずに、「いつかいい方法が出てくるかもしれないから」と笑っていたのですから。
 
たぶん、そんなこともあって、楽しむだけではいられなかったように思います。
頑張りが足りなかったわけじゃない。天命だったのかなと思います。

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『ホワイトバード はじまりのワンダー』

2024年12月20日 | 映画(は行)
『ホワイトバード はじまりのワンダー』(原題:White Bird)
監督:マーク・フォースター
出演:アリエラ・グレイザー,オーランド・シュワート,ブライス・ガイザー,ジリアン・アンダーソン,ヘレン・ミレン他
 
21:40からの上映で終了は23:55。昨日も書きましたが、駐車料金1円もかからないTOHOシネマズ西宮、スバラシイ。
 
『ワンダー 君は太陽』(2017)と原作者が同じというだけで「はじまりのワンダー」なんていう副題を付けなくても。
と思っていましたが、同作でいじめっ子として登場したジュリアンに焦点を当てた物語とのこと。
確かに「もうひとつのワンダー」、「はじまりのワンダー」ですね。失礼しました。
 
過去に観た映画のうち、いちばん好きな邦題は何かと聞かれたとしたら、
すぐに思いつくのはこのマーク・フォースター監督の『君のためなら千回でも』(2007)です。
それを思えばこの邦題は原題そのまんまだけど、とても好きな作品になりました。
 
同級生をいじめたせいで退学処分になり、転校を余儀なくされた男子ジュリアン。
新しい学校ではとにかく目立たないようにするため、人に優しくもしなければ冷たくもしない、深入りしないと決めている。
 
学校から帰ると両親は不在だったが、パリ在住の祖母で高名な画家でもあるサラが来ていた。
自分がいじめっ子だったことを認めたくないジュリアンは、事情を知っているサラにも「退学」という言葉は使わない。
普通でいるように、人には深入りしないように決めていると言うジュリアンに、サラは自分の過去の話を始めて……。
 
ヘレン・ミレン演じるサラは、少女時代を両親と共にナチス占領下のフランスで過ごしていました。
少女時代のサラを演じているのはアリエラ・グレイザー。これがデビュー作のようです。
サラが暮らす村は自由地区だったはずなのに、次第にユダヤ人の取り締まりが強くなり、サラ一家も命の危険にさらされます。
 
ある日、ユダヤ人の児童を探しに来たナチス。心ある兵士が逃がしてくれようとするけれど失敗。
十数名が捉えられますが、サラだけがなんとか逃げて隠れていたところへ、同級生ジュリアンがやってきます。
ジュリアンはポリオに罹ったせいで片足が不自由。
松葉杖を突きながら下水道を通って6km、サラを自宅の納屋へと案内するのでした。
 
親の仕事を揶揄されたり、足のことを笑われたりしていじめられっ子だったジュリアン。けれどとても聡明で心優しい。
彼の両親であるボーミエ夫妻もまた同様で、息子が連れてきた見ず知らずの少女サラを匿います。
隣家の夫婦がナチスと通じているらしいからとサラは納屋から一歩も出られません。
そんな状況ではあるけれど、ボーミエ一家は温かい食事と清潔な衣類を提供し、サラの誕生日にはケーキを焼いて一緒に祝ってくれる。
 
救いのない時代にも良心を持つ人は存在する。
隣家の夫婦のことがわかるシーンは良い意味で衝撃的で、涙がこぼれました。
 
冒頭のジュリアンが自分の名前の由来を持つジュリアンの話を聴けば心に響くものがある。
とても素敵な「もうひとつのワンダー」でした。

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