夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『クリスティーナの好きなコト』

2003年07月23日 | 映画(か行)
『クリスティーナの好きなコト』(原題:The Sweetest Thing)
監督:ロジャー・カンブル
出演:キャメロン・ディアス,クリスティーナ・アップルゲイト,
   セルマ・ブレア,トーマス・ジェーン他

恋愛は遊びとわりきっているクリスティーナは28歳。
親友のコートニー、ジェーンと一緒に暮らしている。
ある日、コートニーとともに帰宅すると、失恋したジェーンが号泣していた。
気晴らしにとジェーンを誘い、クラブへ出かける3人。

クリスティーナはクラブでピーターという男性と出会う。
その出会いは最悪で、彼と喧嘩をしてしまう。
しかし、どうしても彼のことが頭から離れないクリスティーナ。
偶然、週末に彼が出席する予定の結婚式があると知った彼女は
コートニーに説得されて会場に乗り込むことに。

と、まぁ、これだけのドタバタ恋愛コメディなのでした。
頭をからっぽにして楽しみましょう。
下ネタ満載で、それはそれでウケてもた。

そんな下ネタをいくつかご紹介すると、
化粧室ではコートニーのでかい胸に視線が集中。
見つめる他人にコートニーは「この胸、ニセモノよ。触ってみる?」と言い放ち、
触りたい女性、続出。
その様子を男性客が窓越しに見て大興奮。

結婚を控えた兄弟の会話はこんな感じ。
「これから先、何十年も彼女と一緒にいるわけだ」
「彼女の胸も垂れるかも」
「靴下まで届いたりして」。

キャメロン・ディアスはこの手の作品がお得意なのは言わずもがな、
クリスティーナ・アップルゲイトのコメディエンヌぶりは秀逸。
また、『キューティ・ブロンド』(2001)で意地悪な女子大生役だったセルマ・ブレアがジェーンを好演。
典型的な意地悪役顔やなぁと思っていたので、
こんなおもろい下品な役もできるんやと驚きました。

原題は“The Sweetest Thing”。
これは、落ち込んでいるジェーンを励まそうと、
クリスティーナが男性をひっかけるために、
通りすがりのピーターのお尻をつねったことで交わされる会話から。
ピーターが失礼だと怒るのに対し、クリスティーナは「いいじゃない、別に」と答えます。
ピーターは「そんなこと(=お尻をつねること=The sweetest thing)で
男がひっかかればええわな!」と皮肉ってキレたのでした。

原題は作品中のどこかに出てくることが多いですが、それを探すのが結構楽しみです。

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