夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『マイ・ビューティフル・ジョー』

2003年10月10日 | 映画(ま行)
『マイ・ビューティフル・ジョー』(原題:My Beautiful Joe)
監督:スティーヴン・メトカーフ
出演:シャロン・ストーン,ビリー・コノリー,ジュネー・スモーレット,
   ディロン・モーエン,イアン・ホルム,ギル・ベロウズ他

2000年のアメリカ作品ですが、公開は今年になってから。

シャロン・ストーン演じるハッシュはシングル・マザー。
派手好き、ギャンブル好きで、男を見る目もない。
借金の取り立てに追われながら、それでもなんとか
服役中のトランペッターとの間に生まれた娘ビビアンと、
誰が父親なのかもわからない息子リーを育てている。
リーは口がきけない。

ビリー・コノリー演じるジョーは誰からも好かれる人柄で、
花屋を経営している。
頭痛に悩まされ、病院に行ってみると、脳腫瘍を宣告される。
良性か悪性かは手術してみないとわからない。
肩を落として帰宅すると、妻は知らない男と浮気中。
唖然とするジョーに向かって、
「仕事して、帰宅して、料理も掃除もこなしてくれるあなたは退屈」
と、別れを切りだされる。

「もっと冒険したい」という妻の言葉が胸にひっかかり、
ジョーは手術を受けるかどうか考える期間に、旅に出ることを決意する。

競馬場に立ち寄ったジョー。
同じ日に、有り金を全部賭けてすってしまったハッシュは、
ジョーが賭けた大穴が大当たりしたところを見る。
ジョーをだまして大金を手に入れようとするハッシュ。
色仕掛けでジョーに迫るが、ジョーは通りすがりの修道女にあっさり全額寄付してしまう。

彼のお人好しかげんにあきれたハッシュはあっさりその場を去るのだが、
後にハッシュの勤める店にジョーが現れる。
借金取りから逃れるべく、ハッシュと子どもたち、ジョーの珍道中が始まる。

ビリー・コノリーはどちらかといえばマフィアが似合いそうな風貌。
なのにとことんお人好しなところがいい。
だからこのタイトルになったことが観ればわかりますが。

この作品では色気控えめかと思いきや、
しっかり胸を見せてるところはさすがシャロン・ストーン。(^^;
彼女演じるハッシュのアホさかげんには、
観ていて本気で腹の立つことも。
が、オチがなかなか笑えて爽快なので、
その分、評価もオマケしときましょう。

『ロード・オブ・ザ・リング』(2001)でホビットを演じた
イアン・ホルムの「変態ジョージ」にもご注目。
シャロン・ストーン以外は派手じゃないけど、
味のある出演陣というところかな。←いささかもったいない感?

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