ホラー特集のリクエストをいただきました。
しかし、私はホラーが大の苦手で、特集を組めるほどの数を観ていません。
で、ここは『キャリー』(1976)のブライアン・デ・パルマ監督について。
『キャリー』はデ・パルマを一躍有名にした作品で、
原作はスティーヴン・キング。
家ではイカレた母親から、学校では悪ガキからいじめられ、
救いようのない毎日を送る少女キャリー。
そんな彼女が初潮を機に、特殊な能力に目覚める。
有名なラストシーン、ビックラこいた人が多いのでは。
この手のオチを流行らせたのも彼ですね。
デ・パルマの作品のなかには、ヒッチコックを思わせるシーンもよく現れます。
キャリーの通う高校はベイツ高校。
これは『サイコ』(1960)のモーテルの名前から頂戴したものです。
ついでに、キャリーを演じたシシー・スペイセクは1949年生まれ。
27歳であの女子高生を演じていたということです。
母親役だったパイパー・ローリーとは、『グラスハープ』(1995)で姉妹役で共演しています。
デ・パルマの作品でイチ押しは『ミッドナイトクロス』(1981)。
ジョン・トラヴォルタ演じる主人公は映画の音響効果係。
夜の郊外で音を拾っていると、偶然交通事故を目撃する。
しかし、雑誌に掲載されたその事故の連続写真と
自分の録音した効果音を合わせてみると、それが殺人事件であったことがわかって……。
悲哀に満ちた後味は決していいとは言えませんが、
デ・パルマの最高傑作だと思います。
これもまた、『サイコ』を思わせる女性のシャワーシーンから始まります。
デ・パルマのほかの有名どころを挙げてみると、
ケヴィン・コスナー、ロバート・デ・ニーロ、ショーン・コネリーなど、
すごいキャストで魅せてくれた『アンタッチャブル』(1987)。
説明するまでもない『ミッション:インポッシブル』(1996)。
タイトルのまんま、火星で行方不明になった仲間を捜しに行く『ミッション・トゥ・マーズ』(2000)。
たまにものすごい駄作を撮って叩かれますが、
この監督のそういうところが大好きです。
自分の好きなものを好きなように撮っちゃうところが。
その点、たとえばスピルバーグは素晴らしい監督だとは思いますが、
賛辞を受けたいがために撮ったのかと思ってしまうようなものも。
世間に何を言われようが「俺は俺」の監督には惹かれます。
最新作はダイヤ強奪をめぐる悪女のお話、『ファム・ファタール』です。
しかし、私はホラーが大の苦手で、特集を組めるほどの数を観ていません。
で、ここは『キャリー』(1976)のブライアン・デ・パルマ監督について。
『キャリー』はデ・パルマを一躍有名にした作品で、
原作はスティーヴン・キング。
家ではイカレた母親から、学校では悪ガキからいじめられ、
救いようのない毎日を送る少女キャリー。
そんな彼女が初潮を機に、特殊な能力に目覚める。
有名なラストシーン、ビックラこいた人が多いのでは。
この手のオチを流行らせたのも彼ですね。
デ・パルマの作品のなかには、ヒッチコックを思わせるシーンもよく現れます。
キャリーの通う高校はベイツ高校。
これは『サイコ』(1960)のモーテルの名前から頂戴したものです。
ついでに、キャリーを演じたシシー・スペイセクは1949年生まれ。
27歳であの女子高生を演じていたということです。
母親役だったパイパー・ローリーとは、『グラスハープ』(1995)で姉妹役で共演しています。
デ・パルマの作品でイチ押しは『ミッドナイトクロス』(1981)。
ジョン・トラヴォルタ演じる主人公は映画の音響効果係。
夜の郊外で音を拾っていると、偶然交通事故を目撃する。
しかし、雑誌に掲載されたその事故の連続写真と
自分の録音した効果音を合わせてみると、それが殺人事件であったことがわかって……。
悲哀に満ちた後味は決していいとは言えませんが、
デ・パルマの最高傑作だと思います。
これもまた、『サイコ』を思わせる女性のシャワーシーンから始まります。
デ・パルマのほかの有名どころを挙げてみると、
ケヴィン・コスナー、ロバート・デ・ニーロ、ショーン・コネリーなど、
すごいキャストで魅せてくれた『アンタッチャブル』(1987)。
説明するまでもない『ミッション:インポッシブル』(1996)。
タイトルのまんま、火星で行方不明になった仲間を捜しに行く『ミッション・トゥ・マーズ』(2000)。
たまにものすごい駄作を撮って叩かれますが、
この監督のそういうところが大好きです。
自分の好きなものを好きなように撮っちゃうところが。
その点、たとえばスピルバーグは素晴らしい監督だとは思いますが、
賛辞を受けたいがために撮ったのかと思ってしまうようなものも。
世間に何を言われようが「俺は俺」の監督には惹かれます。
最新作はダイヤ強奪をめぐる悪女のお話、『ファム・ファタール』です。