夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ホビット 思いがけない冒険』

2013年02月02日 | 映画(は行)
『ホビット 思いがけない冒険』(原題:The Hobbit: An Unexpected Journey)
監督:ピーター・ジャクソン
出演:イアン・マッケラン,マーティン・フリーマン,リチャード・アーミティッジ,
   シルヴェスター・マッコイ,アンディ・サーキス,グレアム・マクタヴィッシュ他

これはぜひとも劇場で観たいと思っていたのに、
170分の長編ということもあってなかなか時間が合わず、
終映間際のレディースデーに飛び込みました。
すでに3Dの上映は終了で、2D字幕版の鑑賞です。

『指輪物語』の原作は未読で、
“ロード・オブ・ザ・リング”シリーズを観てからすでに10年。
話について行けるかなぁと心配しましたが、
仮にこれが初見であってもそれなりにおもしろかった気がします。

中つ国のホビット庄で穏やかな日々を送るビルボ・バギンズは、
ある日、魔法使いガンダルフの思いがけない訪問を受ける。
共に冒険する者を探しているというガンダルフに、
ビルボは「冒険好きのホビットなんていない」とただちに断る。

ところがその夜、次々とドアが叩かれ、来客が。
トーリン・オーケンシールド率いる13人のドワーフたちで、
ビルボの家で飲むわ食うわ騒ぐわ、好き放題。
呆気にとられるビルボに、ガンダルフは契約書を差し出す。

トーリンはドワーフ王国の王の息子で、
かつて邪竜“スマウグ”によって父親を殺され、王国を奪われた。
王国を取り戻す旅の同行者としてガンダルフは勝手にビルボを抜擢。
なぜならこの旅にはホビットの「忍びの才能」が欠かせないと考えているらしい。
旅に同行すればかなりの報酬が得られるが、命の保証はない。
牧歌的な暮らしを好むホビットのビルボとしては、そんな危険な話はあり得ない。
残念そうなガンダルフの顔色を気にしつつもやはり断る。

翌朝、目覚めたビルボは冒険心と好奇心に駆られ、
すでに発った一行に追いつくと、仲間に加わると伝える。
しかし彼らを待ち受けていたのは恐ろしく険しい道のりと手強い怪物たちで……。

これは3Dで観るほうが楽しかったでしょうねぇ。
特に岩の巨人の雷合戦は迫力があっただろうと思います。
ジェットコースターのような動きのシーンも多いので、
縦揺れのみ平気(横揺れはゲロゲロ)な私でも大丈夫そう。

ガンダルフの台詞がいくつか心に残っています。
生きていくのに必要なのは、「機転、礼節、愛嬌」。
それに、「大事なのは些細なこと」。
些細なこととは、普通の人の日々のおこないであり、
それは思いやりだとか愛情だとか。

ところで最近ウチの職場では、ベネディクト・カンバーバッチがちょっとしたブーム。(^o^)
NHKで深夜に放送中の『SHERLOCK』でシャーロック・ホームズを演じる彼が本作にも出演していると聞き、
いったい何役かと思ったら、邪竜“スマウグ”の声で出演しているのだそうな。
まだごろごろ鳴くだか唸るだかしかしてないやん。(^^;
続編以降では何かしゃべってくれるのでしょうから、やはり観に行かなければ。
ついでにワトソン役はホビットのマーティン・フリーマンなのでした。

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