夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『クロール 凶暴領域』

2019年10月18日 | 映画(か行)
『クロール 凶暴領域』(原題:Crawl)
監督:アレクサンドル・アジャ
出演:カヤ・スコデラーリオ,バリー・ペッパー,モーフィッド・クラーク,ロス・アンダーソン他
 
TOHOシネマズ梅田にて2本ハシゴの2本目。
 
不謹慎なんですけど、好きなんですよ、荒天が。
で、その荒天下で何かが起きる映画がまた好きで。
ハリケーンワニって、聞くだに面白そう。
製作にサム・ライミの名前があったらもう鉄板。
 
大学の競泳選手ヘイリー。
練習でライバルにコンマ数秒差で負けて凹んでいた折り、既婚の姉ベスから電話が入る。
巨大ハリケーンが襲来中のフロリダで一人暮らしの父親デイブと連絡が取れないらしい。
ヘイリーが様子を見に行くと言うと、危ないからやめろとベス。
ならばどうせぇっちゅうねん、どうせ悪天で道路も空いているはず、
2時間ぐらいで着けるやろから行ってくるわと出発するヘイリー。
 
雨は次第に激しくなり、やっともうすぐ実家というところで、
ここから先は危険なので進入不可だという警官ウェイン、姉の元恋人。
そのよしみで通してもらおうとしたが、危険すぎて無理とのこと。
一旦は引き下がるヘイリーだったが、父親の安否を確認せずには帰れない。
警官たちの目をかいくぐって実家へ到着する。
 
ところが実家にデイブはいない。
かつて家族で暮らしていた家の様子を見に行ったのではと思ったらその通り。
しかし1階にデイブの姿は見えず、飼い犬のシュガーが地下に向かってワンワン吠える。
浸水の始まりつつある地下に意を決して降りてみると、負傷したデイブを発見。
動けないデイブを引きずって1階へ上がろうとしたところ、突然ワニが現れて……。

こんなんを観られるのは、主人公が絶対死なんと信じられるからこそ。
これでもし死んでしもたりしたら立ち直れない(笑)。
怖くて観られないと思っている人、ご安心ください。
ヘイリーもデイブも(腕はワニに食いちぎられるけど)ワンコも死にません!
 
予告編ではワニ1匹だけやと思っていたのに、途中で2匹、
しまいにはウヨウヨ出てきて、どんだけおるねんと笑いました。
大丈夫、競泳選手のヒロインはワニより速く泳げるから。
 
こういう切羽詰まったヒロイン役がなぜか似合うカヤ・スコデラーリオ
デイブ役のバリー・ペッパー、ロジャー・マリスを演じた『61*』(2001)からはや20年。
そろそろ還暦ぐらいかなと思ったら、まだ49歳だった。(^^;
 
出演者はほとんどこのふたりのみ。
ワニも本物とはとても思えないつくりだけれど、単純におもしろかった。
ワニの子どもまで産まれてたでぇ。

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