夜な夜なシネマ

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『バブル』

2022年05月05日 | 映画(は行)
『バブル』
監督:荒木哲郎
声の出演:志尊淳,りりあ。,宮野真守,梶裕貴,畠中祐,千本木彩花,
     逢坂良太,井上麻里奈,三木眞一郎,広瀬アリス他
 
劇場で予告編をさんざん観たので、普通に公開される作品だと思っていました。
まさかそれに先行してNetflixで世界に配信されるとは思わず。
劇場に観に行く気満々だったのに、んじゃNetflixでええかという気持ちになってしまう。
 
監督は“進撃の巨人”シリーズの荒木哲郎。
プロデューサーが川村元気と来れば、売れることが約束されているような。
モチーフとなっているのは“人魚姫”なのだそうです。
 
世界に謎のバブル(=泡)が降り注ぐ。
そのせいで重力に異常が起き、人々の日常生活に混乱をきたす。
やがてライフラインが閉ざされて人が住めなくなった東京に若者が集まるように。
 
降泡によって家族を失った彼らは、荒廃した東京を遊び場にする。
傾いたビルからビルへと飛びまわり駆けまわるパルクールの技を磨き、
チームを結成してバトルを繰り返す若者たち。
そんな若者のうちのひとり、ヒビキは、チームのエースだが、無愛想。
誰とも群れることなく、心を開こうともしない。
 
ある日、海へ落下しかけたヒビキを救ったのが謎の少女。
人の言葉を話さず、まるで動物のように動く彼女をヒビキはウタと呼び、
ヒビキの命の恩人だからということでウタは仲間に加わるのだが……。
 
ウタは人魚姫ならぬ泡。
泡が少年に恋をして、少女の姿になり、少年の前に現れる。
チームに受け入れられ、言葉を覚え、このままここに居たくなる。
確かにまんま人魚姫。
 
個人的にはめっちゃよかったとは言い難いんです。
絵も別に苦手ではないけれど、ウタだけがあまりにアニメアニメしているように
アニメに詳しくはない私には感じられて。
体が泡に戻って行く様子は意外とグロいし。ぶくぶくの泡はあまり得意じゃない。
 
でも、チームの面々のキャラクターは良いし、数少ない大人も頼れる。
かなりの部分を占めるパルクールのシーンが楽しくて、
これは大画面で観たいなぁとは思いました。
劇場公開は来週、5月13日。観るものがほかになくなれば観てもいいかな。

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