なんばパークスシネマにて、ライブ音響上映のラインナップ中3本を鑑賞。
もとは9回目の『RRR』を観るためでした。
その前後にも久しぶりに観たい作品が上映されるのがわかり、
ええい、翌日も仕事だけれど、この機会に観ておくかと思い。
1本目は『バーレスク』(2010)。
2本目は9回目の『RRR』。
3本目は『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』(1997)。
1本目の『バーレスク』は公開当時劇場で観てテンションが上がった1本。
シェール目当てで観に行ったのを覚えています。
10年以上ぶりに観てもやはりド迫力で、画面に目が釘付けになりました。
本作で知ったクリスティーナ・アギレラの歌声にも度肝を抜かれる。
彼女が演じるヒロインのアリと恋仲になるバーテンダー役はカム・ジガンデイでした。
本作では善人の役だったけれど、どうにもあのニヤケ顔だから、
先日UPした『バイオレント・ナイト』では富豪の長女の恋人でろくでなしの役でしたねぇ。
なんといっても素晴らしいのは、シェール演じるテスを支えるショーン役のスタンリー・トゥッチ。
あ、顔はジェイソン・ステイサムのほうが好きですけど。
ま、いくらライブ音響上映で観ようとハゲはハゲですから、
歌とステージあってこそのライブ音響上映。
6割ぐらいの客入りでしたが、めちゃくちゃよかった。
大人気の『RRR』は満席。これについては説明もう要らないでしょ(笑)。
エンドロールが終わるとあちこちで拍手が起こりました。
最近『RRR』を観ると必ず拍手が沸き起こります。なんか嬉しい。
ここで帰ってもいいはずでしたが、当時劇場鑑賞はしていないドイツ作品がどうにも気になる。
レンタルDVDで観た『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』、
これは遅い時間からの上映だったこともあり、2割ぐらい客入りでしたが、
ジワジワと来る名作で、観てよかったと心から思えた1本。
病院の同室に入院したふたりの男は真逆のタイプ。
一方は見るからにワルで、列車内でも病院内でもプカプカ喫煙。
女にモテそうではあるものの、明らかに手が早そう。
もう一方は地味で冴えない奴で、気も弱い。
このふたりがどちらもあと数日の余命だというのですから、
自然と弟の姿と重なることもあり、私はちょっと涙目モード。
生まれてから一度も海を見たことがないふたりは、最期に海を観に行きます。
ワルのほうの役のティル・シュヴァイガーが脚本も担当しています。
この人は演じるだけの人だと思っていたから、ちょっとビックリ。
本作の後はたいして話題になった作品もなく、TVシリーズに出ているぐらい。
でもこの1本があればじゅうぶんなようにも思います。
コロナで開催されなくなってしまった爆音映画祭ですが、
こうしてライブ音響上映があるというのはありがたいものです。