夜な夜なシネマ

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『うちの弟どもがすみません』

2024年12月18日 | 映画(あ行)
『うちの弟どもがすみません』
監督:三木康一郎
出演:畑芽育,作間龍斗,那須雄登,織山尚大,内田煌音,前田旺志郎,
   中島瑠菜,中川翼,藤本洸大,河村花,牧野羽咲,川島明,笛木優子他
 
同じくTOHOシネマズ西宮にて。
4本ハシゴするのはスケジュール的にかなり無謀で、予告編はスルーしなければならないことも。
前述の『劇場版 ドクターX FINAL』とは20分かぶっていて、これは絶対無理。
TOHOシネマズは予告編が長いから、15分かぶりならかろうじて大丈夫なのですけど。
で、『ドクターX』はエンドロールが始まると同時に退場し、トイレに行ってから本作のシアターへ。
 
原作はオザキアキラの同名漫画で、2020年から現在も『別冊マーガレット』に連載中。
三木康一郎監督は若手人気俳優を起用するのが本当にお上手です。
 
うん、やっぱりこのハシゴは無謀でした。
最初の5分を見逃したと思われ、なぜこの家庭に両親不在なのかわからず。
親役とおぼしき川島明と笛木優子を私は見ないままでスミマセン。(^^;
つまり私が観たときには、1人と4人の生活がすでに始まっていました。
 
高校2年生の糸(畑芽育)の母親が再婚し、糸は成田姓となる。
成田家には男ばかり4人いて、糸にはいきなり弟4人を持つ身に。
 
長男・源(作間龍斗)は高校2年生だけど、誕生日は糸がひと月だけ早い。
糸と同じ高校に通い、愛想なしでイケメンの彼は嬌声を浴びるモテ男子。糸に冷ややかな態度を取る。
メガネ男子の次男・洛(那須雄登)は高校1年生。優等生で、糸をちゃんと姉として扱ってくれる。
中学3年生の三男・柊(織山尚大)は何があったかひきこもり。糸は顔を見たことすらない。
四男・類(内田煌音)はまだ小学生で、明るい甘えん坊。とても可愛げがある。
 
こんな4人と一緒に暮らすことになった糸の話なんですけど。ええやんか!
家事はお手の物の糸ははりきって食事に掃除洗濯とフル回転。
しかし源はそれをよく思っていないのか、辛辣な言葉を投げかけたりもします。
源と糸がお互いに惹かれ合って恋に発展するのは見え見えなのに、邪気がないんですよねぇ。すごくイイ。
 
『あたしの!』を観たときは、今後青春恋愛ものを観るのはやめるべきかと思いましたが、
これは終始ニヤニヤしてしまって、私はかなり怪しいオバハンになっていたかも。(^^;
 
部屋から出てこようとしなかった柊の心を糸がゲームを通じてこじあける。
糸に恋心を抱くようになった柊だけど、糸が源を好きだと知って仕掛けるあること。
なんだ、この弟たちの健気さは。良い子たちすぎる。
 
ストーリーそのものも『あたしの!』よりずっと好きでしたが、キャストもこっちが好き。
もともと愛想ふりまく男の人よりも愛想のない男の人のほうがタイプなものですから(笑)、作間龍斗くんの可愛いこと。
 
こんな作品もあるから、やめられないんですよねぇ、高校生の青春恋愛もの。
キュンキュンというよりはニヤニヤだったな、これは。

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