『六人の嘘つきな大学生』
監督:佐藤祐市
出演:浜辺美波,赤楚衛二,佐野勇斗,山下美月,倉悠貴,西垣匠,中田青渚,木村了,渡辺大他
109シネマズ箕面にて。
人気若手俳優を揃えたわりにロケなどはほぼ不要だから低予算で抑えられたのではないかと。
というのはこちらの勝手な思い込みで、若手俳優もギャラがっぽりもらっているのかしら。
学生に一番人気を誇るエンターテインメント企業“スピラリンクス”の新卒採用試験には1万人の応募者あり。
絞りに絞られて残ったのは6人の大学生で、最終選考は1ヵ月後におこなわれるグループディスカッション。
それ次第で6人全員採用の可能性もあると人事担当者の鴻上(木村了)から告げられる。
こうなったら6人一緒に内定を勝ち取ろうと、最終選考までの1ヶ月間、毎週集まって勉強会を開くことに。
それぞれが得意分野を受け持ち、最終選考の課題傾向を検討して対策を練る。
勉強会以外にも飲み会を開催するなどして、6人は素晴らしい友人となったはずだったが、
最終選考前夜に鴻上から連絡が入り、採用は1人のみに変更すると知らされる。
最終選考の課題は、6人のうち誰がもっとも内定者にふさわしいかを90分間討論して選出しろというもの。
波多野の発案により、15分討論する毎に投票して合計6回の投票の得票数が多い者を内定者に決めるとするのだが……。
討論の途中、部屋の片隅に置かれた封筒に気づき、開けてみると6人に当てられた手紙が入っています。
それは6人それぞれの悪事と証拠写真。
いじめや詐欺の首謀者だったり、女性に妊娠中絶させていたり、それって悪事に問うのはおかしいと思われるようなことの場合も。
いずれにせよ、完璧な善人だと思っていた人物に後ろ暗いところがあると知ったらどうしますか。
当然それが投票結果となって現れる。
犯人をあぶり出さないとどうしようもなくなって、結局アリバイのない波多野が犯人だとして決着し、嶌が内定をもぎとります。
それで話は終わりではなく、この8年後、スピラリンクスの花形となっている嶌を波多野の妹(中田青渚)が訪ねてきて急展開。
わはは、全部書いてしまいそうなので、ここで終わりにしておきます。
真犯人はほかにいて……とイヤミスになりそうなところ、切なくも温かい結末が待っています。
ただ、この映画化作品が好きかと聞かれると、音楽かかりすぎだし、みんな芝居くさいし、私的にはイマイチ。
飽きずに最後まで観られることは確かです。
美波ちゃんのこんな演技もそろそろおなかいっぱいです。イメージと真逆の役とか、来ないですかね。