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『ノエルの日記』

2022年12月07日 | 映画(な行)
『ノエルの日記』(原題:The Noel Diary)
監督:チャールズ・シャイア
出演:ジャスティン・ハートリー,バレット・ドス,エッセンス・アトキンス,
   ボニー・ベデリア,ジェームズ・レマー,アンドレア・スーチ他
 
2022年のアメリカ作品。Netflixオリジナル作品で、先月末に配信開始。
タイトルからしてクリスマス向けのフツーの映画だろうなと予想。
実際、そのとおりではあるのですが、主役がイケメンだと心が躍る(笑)。
 
原作はリチャード・ポール・エヴァンズの同名小説ですが、翻訳はされていないようですね。
作家の顔写真が掲載されているサイトがありました。
本作の主役、ジェイクほどのイケメンではないけれど、まぁまぁイケメン作家の部類か。
 
ベストセラー作家のうえに独身で超イケメン、大人気のジェイク・ターナー。
サイン会などで留守にする折は家政婦に愛犬エヴァの世話を任せているが、
豪邸でひとり静かな暮らしを楽しんでいる。
 
ある日、見慣れない電話番号から連絡があり、疎遠だった母親の死を知る。
電話をかけてきた相続財産管理人によれば、母親はジェイクにすべてを遺したらしい。
 
数十年ぶりに実家を訪れると、内部はまるでゴミ屋敷でうんざり。
かつてよく面倒を見てくれた隣人で、今も同じ家に住む中年女性エリーによれば、
母親の葬式には父親スコットも顔を出していたという。
おそらくスコットはジェイクに会えるかもしれないと思っていたのではないかと。
 
いまさら父親に会う気はない。とっとと実家を片付けて帰ろう。
そのつもりだったジェイクのもとを面識のない女性が訪ねてくる。
 
彼女はレイチェル・キャンベルと名乗り、ずっと養父母のもとで幸せに暮らしてきたが、
最近、実母が昔ターナー邸に住み込みの家政婦として働いていたことを知ったと言う。
実母の名前すら知らないが、ターナー邸に手がかりを求めてやってきたのだった。
 
スコットなら彼女のことを覚えているかもしれない。
ジェイクはスコットのもとへレイチェルを連れて行くことにするのだが……。
 
ジェイク役のジャスティン・ハートリー、マジでイケメン。
こんな俳優、どこにおったんか知らんしと思いましたが、結構見ているじゃあないか、私。
なのに知らなかったってことは、役柄と髪型でいくらでも変わるっちゅうことですよね。
いったい何の役で出演していましたっけね。鼻持ちならん男の役かなぁ。
 
彼がイケメンなのに対して、レイチェル役のバレット・ドスはイマイチに思う。
知的な感じはあるけれど、美人だとは思えないし、
もしもホンマもんのイケメン作家がこんな女性と結婚するとしたら、ネットで叩かれること間違いなし。(^^;
 
えーっ、こんな女性が相手なのぉとがっかりしながら観ていましたが、まぁこのほうが夢はあるか。
それに、超美人ではなくても、何カ国語もペラペラで、国連で働こうかという女性。
しかも思いやりがあって優しいんですよね。魅力的ではあります。
 
こんな賢い女性なのに、納得行かないのは終盤でジェイクを振るところ。
んでもって、振ったくせしてまた戻ってくるって、んな都合よすぎやろ。
都合よくないとロマコメとして成り立たないのですけれど。
 
旅先のホテルで「2部屋空いています」と言われたときに、
ジェイクが「ロマコメならここは1部屋しか空いていないところなんだけど」と苦笑いするのは可笑しかった。
そして2度目はしっかり「あいにく1部屋しか空きがございません」。
いやいや、本作は王道のロマコメですから。(^^;
 
クリスマスシーズン、軽い映画が観たい人、どうぞ。
軽くはありつつも、ジェイクが父親と再会するシーンなどはとてもいいですよん。

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