夜な夜なシネマ

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『ドライブ・イン・マンハッタン』

2025年02月26日 | 映画(た行)
『ドライブ・イン・マンハッタン』(原題:Daddio)
監督:クリスティ・ホール
出演:ダコタ・ジョンソン,ショーン・ペン
 
前述の『劇場版 トリリオンゲーム』の後、同じくイオンシネマ茨木にて。
ほぼタクシーの中での二人芝居だと聞き、相当期待をして公開初日に観に行きました。
結果、うーむ。
 
深夜のジョン・F・ケネディ空港。
タクシー乗り場で目的地がマンハッタンであることを告げて乗り込んだ女性(ダコタ・ジョンソン)。
運転手(ショーン・ペン)は車を走らせる。
 
あとは車内で繰り広げられる会話劇です。
女性は若く美しいプログラマー、運転手は酸いも甘いも噛み分けた中年男。
ルームミラー越しに乗客を観察するうち、彼女が不倫していることを見抜きます。
そして運転席と後部座席の間の仕切りを開けると、おもむろに彼女に話しかける。
 
ショーン・ペンだからいいってものでもないでしょう。
オッサンがこっち向いて、男はこういうものだとか蕩々と語るんですよ。
一方、客の女性に不倫相手からひっきりなしに入るLINEが下品すぎる。
勃起したとか言って、自分の局部の写真を送ってくるシーンなんて見たくない。
 
運転手は彼女と相手とのセックスを詳細に聴きたがり、
自らの初婚の相手が色っぽいバカで乱れまくるのがよかったんだと話す。
女はバカがいちばん、そういう女のセックスがいいんですと。
 
途中、事故の後処理のために道路が封鎖されてしばらく動けなくなると、
運転席でボトル片手に放尿しようとする運転手なんてあり得ない。
 
キモすぎる運転手ときっちり話す彼女もキモすぎて。
こんなタクシー、ほんとにあったら恐怖です。
 
良い話だとはまったく思えませんでした。
美人女性が客となり、下ネタも嫌がらずに自分と話をしてくれる。
彼女に人生の指南をできたオレ、イケてる。
オッサンの妄想やんかいさ。

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