『劇場版 トリリオンゲーム』
監督:村尾嘉昭
出演:目黒蓮,佐野勇斗,今田美桜,福本莉子,鈴木浩介,竹財輝之助,あかせあかり,
原嘉孝,津田健次郎,シシド・カフカ,田辺誠一,石橋凌,吉川晃司,國村隼他
封切り日、仕事帰りにイオンシネマ茨木にて鑑賞。
稲垣理一郎・原作、池上遼一・作画による同名漫画は、
『ビッグコミックスペリオール』で2021年に連載が始まり、今に至るそうです。
一昨年にはTVドラマ化されて人気があるのか、客の入りも上々。
私は例によって原作も知らなければTVドラマ版も一度も観たことがありません。
この劇場版の予告編を観て初めて存在を知ったぐらいです。
村尾嘉昭監督のお名前も初めて聞くなぁと思ったら、これまではTVドラマの演出を多く手がけてきた人らしく、
劇場作品としては本作で監督デビューということのようですね。
TVドラマ版ではどんなだったかまったく知らないまま観ましたが、じゅうぶんついて行けます。
そのとおりに成り上がり、ふたりが起こしたトリリオンゲーム社は日本のトップ企業に。
次の目標を日本初のカジノリゾート開発と定め、ハルはガクを連れてモンテネグロへ。
そこには1人10億円払ってカジノパーティーに参加する富豪が集まっていた。
ハルは主催者の世界一のカジノ王ウルフ・リー(石橋凌)に近づくためにわざと騒ぎを起こす。
お目もじが叶うと、日本でカジノリゾートを開発するために手を組むことを提案する。
この件についてはすでに日本屈指の財閥企業、宇喜多グループと組むことが決まっているとウルフが言うと、
現在宇喜多グループが直面している問題について、自分たちならば解決できると断言するハル。
それはカジノリゾートの建設地に関わる問題。
宇喜多グループが候補地とする住民数百名の離島に向かったハルとガク、社員の高橋凛々(福本莉子)、
そしてウルフの側近かつカジノのディーラーであるラモーナ・キタガワ(シシド・カフカ)。
ハルはまず島民たちと親しくなって味方につけようとするのだが……。
絶大な人気を誇る目黒蓮にまったく興味が湧かないものだから、ナメた気持ちで観はじめましたが、
これはこれで娯楽に徹した話で面白い。だからって目黒蓮を好きにはならないけれど。
どちらかといえば、もうじき古稀だけどがんばっている石橋凌とか國村隼とか、
バッチリ同年代の吉川晃司のほうが気になります。
カジノリゾートが島に来ても島民の生活はなんら変わりませんよ〜とか言われても、んなわけないですよね。
のどかな島の北側にはキンキンギラギラのカジノで、金を持っている客が押し寄せる。
その金目当てに悪い奴がやってくるのも当然のことで、カジノ開発に向けた宣伝作品にも見えます。
ただ、そこは目黒蓮主演のフィクションですから、たわけたことをと笑いながら楽しむのがいちばん。
ところで最近映画のエンドロールを見るたびに目に入る「あかせあかり」という人が気になって。
毎回エンドロールで気づくから、顔とかさっぱりわかりません。
平仮名オンリーの名前って目立ちますね。芸名として成功かも。
どうでもいいことですが、私は絶対、目黒蓮より松村北斗。(^O^)