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『ハッピーニューイヤー』

2022年12月19日 | 映画(は行)
『ハッピーニューイヤー』(英題:Happy New Year)
監督:クァク・ジェヨン
出演:ハン・ジミン,イ・ドンウク,カン・ハヌル,イム・ユナ,ウォン・ジナ,
   イ・ヘヨン,チョン・ジニョン,キム・ヨングァン,ソ・ガンジュン,イ・グァンス,
   コ・ソンヒ,イ・ジヌク,チョ・ジュニョン,ウォン・ジアン他
 
なんばパークスシネマにて、前述の『夜、鳥たちが啼く』とハシゴ。
こっちが本命でした。そして本命らしく、めちゃめちゃ楽しかった。
 
年の瀬のラグジュアリーなホテル“エムロス”を舞台にした群像劇
いわば韓国版『ラブ・アクチュアリー』(2003)。って、以前にも言ったことあるな。
そうそう、『ニューイヤー・ブルース』(2021)もそうでしたけど、
それよりも本作のほうがずっと華やかなイメージです。
なんてったって、主要なキャストがイケメンと美女揃いでわんさかいるのですから。
 
ホテルのマネージャーを務めるソジン(ハン・ジミン)は、
15年来の友人でラジオ局勤務のスンヒョ(キム・ヨングァン)のことが好き。
いつかそのうち向こうから告白してくれるだろうと思っていたのに、
スンヒョから呼び出されて、ピアニストのヨンジュ(コ・ソンヒ)と結婚すると聞かされる。
しかもソジンが勤務するこのホテルで挙式するのだと。
 
ソジンの歳の離れた弟で高校生のセジク(チョ・ジュニョン)は水泳の有望選手。
悪友3人が学校のマドンナであるアヨン(ウォン・ジアン)に告白するという。
何を馬鹿なことをと思うものの、実はセジクもアヨンのことが好き。
 
ホテルのドアマンを長く務めるサンギュ(チョン・ジニョン)。
その日、客として訪れたのは、初恋の相手キャサリン(イ・ヘヨン)。
彼女はヨンジュの母親で、結婚式に参列するために来たらしい。
訳あって別れたふたりだが、キャサリンはサンギュとよりを戻したい様子。
 
このホテルのCEO・ヨンジン(イ・ドンウク)は、自宅のボイラーが壊れたため、
年末をスイートルームで過ごすことに。
清掃等を担当することになったのはハウスキーパーのイヨン(ウォン・ジナ)。
イヨンはミュージカル女優を夢見ていたが、諦めざるを得ない状況。
 
公務員試験に落ち、恋人にも振られたジェヨン(カン・ハヌル)は自殺を決意。
住んでいた部屋を解約し、戻ってきた保証金片手にホテルへ。
新年の朝にはここから飛び降りて死ぬつもりだが、
モーニングコールをかけてきてくれる女性(少女時代のユナ)との会話が思いがけず楽しい。
 
下積み生活を経てトップスターの座にのぼり詰めた歌手ガン(ソ・ガンジュン)には、
大手プロダクションから引き抜きの声がかかっている。
マネージャーの兄サンフン(イ・グァンス)は気が気ではないが、ガンの希望がいちばん。
 
イケメンの医者なのに毎週土曜日にホテルで見合いし、必ずフラれているジンホ(イ・ジヌク)。
ソジンは思わず応援したくなり、あるとき成功の秘訣メモを渡すのだが……。
 
とまぁこんな感じで出てくる出てくる。
ほかにも気になる占い師がいたり、ソジンの部下がチョウ・ドンユイそっくりだったりして
(これ、チョウ・ドンユイじゃないんですかね)、目が離せません。
 
ほとんど爺婆カップルのサンギュとキャサリンは別として、あとは若くて美しい。
ホテルの客としてクォン・サンウが本人役でカメオ出演していますが、
CEOに認識されていなくて憤慨して出て行く役どころ。可笑しい。
 
ガン役のソ・ガンジュンは俳優5人で構成されたアイドルグループ“5uprise(サプライズ)”のメンバー。
歌も当然うまくて、その切なさにキュンキュンできます。
セジン役のチョ・ジュニョンはまだほとんど情報なし、今後売れるでしょう。
しかし韓国人俳優って同姓同名が多すぎて困ります。
 
楽しかったなぁ。幸せな時間だったなぁ。
こんなのを観ると、帰りが遅くなっても元気です。

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