『ビートルジュース ビートルジュース』(原題:Beetlejuice Beetlejuice)
監督:ティム・バートン
出演:マイケル・キートン,ウィノナ・ライダー,キャサリン・オハラ,ジャスティン・セロー,
モニカ・ベルッチ,アーサー・コンティ,ジェナ・オルテガ,ウィレム・デフォー他
前述の『犯罪都市 PUNISHMENT』が終わる頃にはすでに予告編が始まっていた本作に。
10分かぶりだと本編開始には間に合うのでした。
21時すぎからのレイトショーの回、同じくなんばパークスシネマにて。
ティム・バートン監督の『ビートルジュース』(1988)の36年ぶりの続編ですって。
もとの話がどんなだったかというと、片田舎の町でアダム&バーバラ・メイトランド夫妻が事故死して幽霊に。
夫妻役はアレック・ボールドウィンとジーナ・デイヴィスでした。
主を失って売りに出されたこの家を購入したのがディーツ一家。
アダムとバーバラは一家を怖がらせて追い出そうとするも方法がわからず、
そんなときに目についたのが“ビートルジュース”のチラシなのですが、
何が問題なのか、霊界の者たちは「彼にだけは頼んではいけない」と言うのです。
そう言われても、チャールズ&デリア・ディーツ夫妻には幽霊なんて見えないから怖がってもくれなくて困る。
ところが、デリアの継娘リディアだけには幽霊が見えることがわかります。
当時のキャストそのままにこの続編に出演しているのが、ビートルジュース役のマイケル・キートン、
霊能者として人気のリディア・ディーツは、超常現象を扱うテレビ番組“ゴーストハウス”のMCを務めているが、
ある日、観客席の中にビートルジュースの幻覚を見て気分が悪くなる。
夫のリチャード亡きあと交際中の同番組プロデューサー、ローリーから心配されていると、
継母のデリアから連絡があり、彼女の夫でリディアの実父チャールズが死んだと言う。
慌てて帰宅してチャールズの葬儀に臨むと、なんとその席でローリーはリディアに求婚。
2日後のハロウィンの日の夜中に挙式しようと、葬儀の列席者の前で言われて断れない。
リディアは世間で人気を集める一方で、娘のアストリッドとの仲はこじれっぱなし。
アストリッドは母親の多額の寄付のおかげで学校から感謝されるものの、生徒たちからはからかわれてばかり。
忙しくて一緒に過ごす時間もほとんどない母親に怒りを感じている。
そのうえあんな馬鹿っぽいローリーの求婚を受け入れるとはあきれてしまう。
大好きだった父親に会いたい気持ちを募らせているときに出会ったのが青年ジェレミーで……。
実はジェレミーも幽霊で、好青年に見えてとんでもなく悪い奴。
父親と会いたがっているアストリッドを利用して彼女をあの世に送り込み、
入れ替わりで自分は生き返ることを目論んでいます。
あちらに連れて行かれてしまったアストリッドを連れ戻すため、ビートルジュースを召喚するリディア。
ビートルジュースはビートルジュースで元妻デロレスから追い回されています。
相変わらず美しいモニカ・ベルッチがその役を演じていて、幽霊の魂すら吸うから幽霊たちに怖がられる存在。マジ怖い(笑)。
36年前にリディア役としてウィノナ・ライダー以外に名前が挙がっていたのはジェニファー・コネリー、
サラ・ジェシカ・パーカー、ジュリエット・ルイス、ブルック・シールズ、ダイアン・レインなどだそうで、
今の彼女たちを見比べると、やっぱりウィノナ・ライダーで正解だったと思います。
というのか、ウィノナ・ライダーだったからこそ、36年を経ての続編ができたのではないでしょうか。
ほかの女優が今のリディア役を演じるところはちょっと想像しがたい。(^^;
ちょっと楽しい1本でした。意外とグロいですよねぇ。