『エルヴィス』(原題:Ervis)
監督:バズ・ラーマン
出演:オースティン・バトラー,トム・ハンクス,オリヴィア・デヨング,ヘレン・トムソン,
リチャード・ロクスバーグ,ルーク・ブレイシー,ケルヴィン・ハリソン・Jr.他
仕事が終わると弟の部屋までひとっ走りしてゴミを出す。
茨木市は「何でも燃える焼却炉」がウリで、可燃ゴミと不燃ゴミの分別がないんです。
全部まとめて「普通ゴミ」。あとは資源ゴミと大型ゴミにしか分かれていません。
刃物とかスプレー缶まで普通ゴミでいいのかよと驚いてしまいます。
とはいうものの、分別に慣れた身としてはそんなになんでもかんでも一緒に突っ込めず、
わが家にある不燃ゴミ袋を持参しては分別して持ち帰る日々。
この日はちゃんと可燃ゴミだけ入れた袋をマンションのゴミ置き場へ運びました。
さてその後は母に「今日も来たよ~」と声だけかけてクリーニング店へ。
さらには毎週永年予約しているパン屋へ食パンを取りに。
そしてそして109シネマズ大阪エキスポシティへと向かい、レイトショーで本作を。
絶対観ておきたいとは思ったものの、エルヴィス・プレスリーにまったく思い入れがないんです。
だって、1935年生まれの彼が最も活躍したのは1950年代。
生まれてもおらんときに活躍した人のことを聞いてもピンと来ません。
プレスリーと聞いて私がすぐに思いつくのは、プレスリーのモノマネ大会が登場する作品。
『トラブル IN ベガス』(2004)とか『ガンズ・アンド・ギャンブラー』(2011)とか。
また、『グッド・ドクター 禁断のカルテ』(2010)に出演していたライリー・キーオはプレスリーの孫娘ですが、
おじいちゃんの七光りということもなく、きちんと良作に出続けているようです。
直近の作品では『THE GUILTY/ギルティ』(2021)であの母親の声を担当していました。
いくら伝説のスーパースターであっても、思い入れがないとツライ。
バズ・ラーマン監督作品はいつも煌びやかな夢の中のような世界。
夢のようだなと思っていたら、本当に寝ちゃいました。(^^;
ただ、プレスリーのルーツが黒人音楽にあることすら知らなかったから、
B・B・キングなどとも親しかったプレスリーが、人種差別主義者から叩かれ、
政治家によってこの世から抹殺されそうになっていたことに驚きました。
何が駄目だったって、老けメイクですよ。苦手なんだってば。
これだけ苦手なのに、のっけからトム・ハンクスが老けメイクで登場。
そもそもトム・ハンクスはもうそんなに若くないのに、
そこにさらにメイクを施して老人の役を演じられるとそれだけでドン引き。
彼が演じるトム・パーカー大佐の嫌な奴ぶりも鼻について、集中できませんでした。
42歳で亡くなったんですね。彼は自分の人生をどう思っていたのか。
ついつい若くして亡くなった人の話を聞くと、弟の年齢と比べてしまいます。
プレスリーより13年も長く生きたで!