『EIKEN BOOGIE 涙のリターンマッチ』
監督:中村公彦
出演:安川純平,神永圭佑,吉岡佑,石渡真修,塩田康平,
天野博一,玉城裕規,馬場良馬他
シネマート心斎橋で午後から3本ハシゴの2本目。
前述の『共犯』が凄くよかったので、この2本目でスベることを覚悟。
着席してから、劇場スタッフのお姉さんが「入場者特典をお渡しするのを忘れていました」と、
2種類のピンナップを持ってきてくださいました。
「どちらがいいでしょう」と尋ねられても、どっちも要らんし。
でもせっかくなので、出演者ほぼ全員が写っているほうを選択。
客は私を含めて2人だけ、もう1人の方もそちらのピンナップを選ばれたようです。
大学の映画研究部に所属する大木一徹、箕輪俊彦、北浦文哉、伊賀鷹史。
2年生の彼らは、まだ一度もまともに映画を撮ったことがない。
部室に集まってもうだうだしているだけの彼らに愛想を尽かし、
新入部員で1年生の野崎雄司は退部届を提出するが、誰も気にしない。
しかし、数々のコンクールで必ず入賞を果たしてきた偉大な先輩たちのことを思うと、
このままではいけないと一徹は感じはじめる。
そんな折り、高校時代の同級生・相田春樹が入院中であることを一徹は知る。
春樹は高校卒業後すぐにボクシングのプロテストに合格。
順調に勝利を重ねていた矢先、大腿骨骨肉腫に冒されていることが判明して手術を受けたばかり。
転移もなく、完治する見込みなのに、リハビリへの意欲がまるで見られない。
春樹にやる気を起こさせるにはどうしたらいいのか。
そこで、高校時代に春樹を追ったドキュメンタリー作品を撮ったことがある一徹は、
あのとき春樹にとって最も大事だった試合の再現フィルムをつくることを思いつく。
試合を再現するには、当時の相手選手・梶原大牙の協力が不可欠。
大牙に出演を依頼しに行く一徹ら映研部員だったが、
すでにボクシングから離れていた大牙はとりつくしまもなく……。
スベるにちがいねぇと思っていた本作ですが、不覚にも笑ったりグッと来たり。
いや、ギャグは寒いし、間(ま)も良いとは言えず、
真面目くさった顔で交わされる『GODZILLA ゴジラ』(2014)や
『パシフィック・リム』(2013)の話もなんだか気恥ずかしい。
定価の1,800円でこれを観るのはあり得ないし、メンバー料金の1,500円でもちと高い。
そうは思うのですけれど、本作に関わった人たちみんな、本当に映画が好きで、
がんばって撮ったであろうことが想像でき、冷たくできません。
春樹の父親役で登場しているのがいまおかしんじ監督であることに気づいたときは、
「途中で挫折した映画」でほぼトラウマになっているため、青ざめましたが(笑)。
偉大な先輩・大門龍平を含む映研部員たちは、
『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』よりよほど魅力あるキャラです。
タイプの子はいないし、やっぱりピンナップは要らないけど、
彼らのことは猛烈に応援したい。
監督:中村公彦
出演:安川純平,神永圭佑,吉岡佑,石渡真修,塩田康平,
天野博一,玉城裕規,馬場良馬他
シネマート心斎橋で午後から3本ハシゴの2本目。
前述の『共犯』が凄くよかったので、この2本目でスベることを覚悟。
着席してから、劇場スタッフのお姉さんが「入場者特典をお渡しするのを忘れていました」と、
2種類のピンナップを持ってきてくださいました。
「どちらがいいでしょう」と尋ねられても、どっちも要らんし。
でもせっかくなので、出演者ほぼ全員が写っているほうを選択。
客は私を含めて2人だけ、もう1人の方もそちらのピンナップを選ばれたようです。
大学の映画研究部に所属する大木一徹、箕輪俊彦、北浦文哉、伊賀鷹史。
2年生の彼らは、まだ一度もまともに映画を撮ったことがない。
部室に集まってもうだうだしているだけの彼らに愛想を尽かし、
新入部員で1年生の野崎雄司は退部届を提出するが、誰も気にしない。
しかし、数々のコンクールで必ず入賞を果たしてきた偉大な先輩たちのことを思うと、
このままではいけないと一徹は感じはじめる。
そんな折り、高校時代の同級生・相田春樹が入院中であることを一徹は知る。
春樹は高校卒業後すぐにボクシングのプロテストに合格。
順調に勝利を重ねていた矢先、大腿骨骨肉腫に冒されていることが判明して手術を受けたばかり。
転移もなく、完治する見込みなのに、リハビリへの意欲がまるで見られない。
春樹にやる気を起こさせるにはどうしたらいいのか。
そこで、高校時代に春樹を追ったドキュメンタリー作品を撮ったことがある一徹は、
あのとき春樹にとって最も大事だった試合の再現フィルムをつくることを思いつく。
試合を再現するには、当時の相手選手・梶原大牙の協力が不可欠。
大牙に出演を依頼しに行く一徹ら映研部員だったが、
すでにボクシングから離れていた大牙はとりつくしまもなく……。
スベるにちがいねぇと思っていた本作ですが、不覚にも笑ったりグッと来たり。
いや、ギャグは寒いし、間(ま)も良いとは言えず、
真面目くさった顔で交わされる『GODZILLA ゴジラ』(2014)や
『パシフィック・リム』(2013)の話もなんだか気恥ずかしい。
定価の1,800円でこれを観るのはあり得ないし、メンバー料金の1,500円でもちと高い。
そうは思うのですけれど、本作に関わった人たちみんな、本当に映画が好きで、
がんばって撮ったであろうことが想像でき、冷たくできません。
春樹の父親役で登場しているのがいまおかしんじ監督であることに気づいたときは、
「途中で挫折した映画」でほぼトラウマになっているため、青ざめましたが(笑)。
偉大な先輩・大門龍平を含む映研部員たちは、
『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』よりよほど魅力あるキャラです。
タイプの子はいないし、やっぱりピンナップは要らないけど、
彼らのことは猛烈に応援したい。