きばなの硝子瓶

呑兵衛夫婦の日々の食卓

うなぎ

2017-09-01 | 本と映画の話

賞をとったのは覚えているし、見たいな~とも思っていたのに
上映されていた頃とそのご数年間は、とても映画を鑑賞する状態ではなく

でも今はレンタルやTV録画で、最低でも月に5本は映画を観ているのに、
まったくもって忘れさってしまっていた映画、それが「うなぎ」

やっと鑑賞できた、完全版を

それで初めて知ったんだけど、原作は吉村昭さんだったんだ
ちょうど読んでいない「海馬」ん中の1篇らしい

う~ん、あとで読んでみよっと



映画の感想は、面白かった

ロケ地はすぐ、霞ケ浦のほうだなって解って馴染み深かったし
千葉市民になって、あっちのほうにもドライヴするようになって
それからこの映画を観てよかったな~と、ほんと思った

面白さ倍増

土地勘があると空気感が読めるっていうか、匂うっていうか
上京してから、映画も小説も臨場感が増したのは嬉しいことの1つ



物語には、夜釣りのときの「お弁当」が登場する
なかみは映らない、けど、重要な意味をもつ

釣りキチだった父にも、母は必ず手づくりのお弁当をもたせていた
まずは「おにぎり」、あとは「甘い卵焼きや塩鮭、自家製の漬物」なんか
それからポットには熱いお茶、お酒は父が自分で隠しもって行っただろう

仕事がおわった週末、大好きな釣りをしながら愛妻弁当をたべる
それはそれは楽しかったろうなって、あたしでも想像できる

たまに家族で出かけたときは、あたしも一緒に食べていた

海苔で巻かれたおにぎりは、海辺の潮の香りと相まって
ますます磯くさく「海の味」がして、他で食べるのとは別もんだった

海岸の潮騒、港のコンクリートに打ちつける波の音、縄や浮き球や漁船
キラキラ光る波打ち際、サ~ッと砂から波がひく音、冷たい海水、潮風
潮の香りと腐敗した匂い、寝袋の匂いと感触、黄色いテント、父の後ろ姿

書いていても、五感がいっきに開くみたいに記憶が流れ込んでくる



公開は1997年、まだ帯広にいた、父も生きていた




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のり茶漬け・・・おでぶのおしょくじ

2017-09-01 | 朝ごはん・昼ごはん

                   

おっとが不在なので簡単に.....................


◆あまりご飯のおにぎり(冷凍をレンチンして)
◆お茶漬け海苔
◆熱湯

◆つぼづけ
◆梅干し(2016)
◆もずく酢(伊平屋島の)



まだ涼しい朝だったので、熱々がやけに美味しかった
あと、もずく酢がすごく美味しかった............

沖縄のもずくって、食感がすごくハッキリしているし
磯の香りも濃くって、いつも感心しながら食べてしまう







・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・











ゆうべはい~気分のまんま、ベットへ入ったとたん一服盛られたかの如く落ちたようだ
気づくと朝の5時で、太ももの裏を蚊に刺されていた、それも2つも、なので痒くて目が覚める

蚊取り機(なんというのか知らない)のスウイッチは、おっとが点けてくれるもんだから
ぜんぜん忘れた、刺されてから慌てて点けるも時すでに遅し、と、ひとり呟いてみる


なんかヤナ夢みたな~と、ボ~ッとしながら思い出してみたら

ある同級生(友人ってわけじゃない)がいきなり電話をかけてきて................
友達が「このひと(あたし)の料理が食べてみたい」って言うもんだから、なにか送ってくれないか
あとレシピも書いてくれ、気がむいたら作るかもしれないから、その時は材料も注文してくれ

みたいな内容だった(ブログをみて電話をかけてきた設定)

このての事では何度かイヤな思いをしていたもんだから、きっとこんな夢を見たんだろうが
登場した同級生っていうのは、以前、転勤先にいきなり電話をかけてきて、すごく馴れ馴れしく
「知り合いがそちらへ引っ越すので、その町の住宅情報誌を数種類ほど送ってくれ」って言ってきたヤツ

なんで貴方のパシリなんかやらされるのか?しかも見たこともない見知らぬ人のためにさ
そばに依頼人もいたらしく、すんごく高飛車というか親し気にというか、声高に喋っていた

はっきり断って恥をかかせてやっても良かったが、哀れに思って数日後に送ってやった
労力もだけどお金も払ってやった、後日かかってきた電話は打って変わって恐縮していた

似たような人って意外と多い、このての人は気軽に人からの頼みを引き受けるが
その頼みごとを違う人に丸投げする、それを「引き受ける」と捉えているようだ
どうりで気軽だよね、自分は誰かに連絡するだけだもの.............

ひとにものを頼むときは、「自分では絶対にできないこと」だと思うんだけど
このての人は「面倒くさい=できない」なのだろう、あと、お金も使いたくない
時間も割きたくない、作業もしんどい、だって私は忙しいんだものぉ~か?

だったら黙っとれ、無能なんだから偉そうに引き受けるな
そもそも「自分にはできないこと」なんか、安請け合いすんな

あ~書いてるうちにだんだん腹たってきた(笑)

夢の話に戻るけど、そんな現実の鬱憤が吹き出してしまったようで

「つまりさ、これから買い物へいって食材と詰める容器と梱包の材料を駆けずりまわって買い集め
 とって返して台所に立ち、何時間も必死で拵えて、冷まして容器に詰め梱包して、宅急便に連絡して
 たっかい送料はらって其方へ送り、友達でもない人や見知らぬ人たちにお毒見されるってこと?」

「それで、美味いの不味いのって品評されるってわけ?」
「丁寧にレシピを書いてさしあげ、材料の注文連絡がくるのをお待ち申し上げろってこと?」

と言ってやる(夢のなかだけど)

あうあう言ってっから(夢だけど)、「専門店にプロのが売ってるから、そこに注文すれば?」って言ったら
「お店のは高いし、注文したことないから」って返ってきた(これは現実に言われたセリフ)

どっか~ん!

「うちのも高いけど・・・」「あっ・・・・・・。」

夢はこのへんで覚めた気がするけど、目覚めてもほ~んとヤナ気持ちだった

しっかし繰り返しくりかえし、この手の怒りに晒されるとこをみると、あたしはまだ消化してないんだ
今はもうそんなことも無くなったのに、まだ忘れてないんだ、根深く怒ってるんだなとウンザリする

みんなが子育て中によくあった気がする、たぶん子供なし無職で専業主婦のあたしは
相当に「暇人」だと思われていたようだし(事実だが)、だから少々の無理は聞いてくれるものと
そう思われていたフシもある、10年間くらいに集中して似たような不愉快に晒されていたような

あ~はやく忘れたい

でも今日「も」夢で言い返してやったし、ここに書き殴ってスッキリした
こ~やって少しづつ浄化してくしかあんめぇ、あ~ちっせぇ~な、あたし

心がちっせぇ、身体はおっきいけど



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