『 経常黒字が過去最大 』
2023 年度の経常収支が 過去最大になったと
財務省が発表した
大幅な「円安」による旅行収支や 輸出増加による
貿易収支の赤字幅減少が 大きな原因らしい
ただ 経常収支の黒字額 25兆円なのに対して
配当や利子収入などの 第一次所得収支は
35兆円の黒字というのには 少々驚く
貿易収支やサービス収支の赤字などに
10兆円 費やしていることになる
GDPの国際比較の劣勢や
国債発行額の増大が 心配されたりしているが
国際収支を見る限り わが国の経済力も捨てたものではない
もっとも 経常収支の大幅な黒字が続いている国の通貨が
これほど売られるのとは 過去の教科書は役立たないらしい
☆☆☆
『 先の大戦といえば応仁の乱ですよ 』
真偽の程は確かでないのですが、「京都の人は、『先の大戦』といえば応仁の乱を指す」といった話を聞いたことがあります。
多分、小話の類に近い話だと思うのですが、私はこの話がとても好きなんです。
こちらは、大分前ですがテレビで聞いた話ですが、江戸時代の大大名の後継者の方が代々伝えられている書画骨董などを整理するに当たって、やはり名高い公家の子孫の方に相談したところ、「お宅はせいぜい四百年でしょうから、大したことありませんよ」と言わんばかりのアドバイスを受けたそうです。
この話からも、「先の大戦といえば応仁の乱ですよ」と言うのもあながち大げさでないような気がしてしまいます。
( 「小さな小さな物語」第十一部 NO.632 より )