『 年度替わり 』
厳しい環境の中での 年度末となった
これまでも 多くの自然災害に襲われてきたが
感染症の拡大に脅える年度末は 初めてだ
先の目途が立たないのが 何とも辛い
明日から新年度を迎えるが
見えない敵は 年度など関係なく 活動を続けている
ここは 何とか踏ん張って 自分が感染源にならないように
可能な限りの対策を 心がけましょうよ
☆☆☆
『 志村けんさん死去 』
国民的アイドル とも言うべき存在の
志村けんさんが亡くなられた
好き嫌いはともかく わが国で知らない人は
少ないのではないだろうか
七十歳 芸人として役者として
まだまだ やるべきことがあったのだろうに
感染から死に至るまでの あまりの速さに
ただ ただ ・・・
ご冥福をお祈り申し上げます
☆☆☆
『 今こそ 粘り腰を 』
新型コロナウイルスの感染拡大 厳しい状態が続いている
病院や医療施設の感染拡大が 深刻なうえに
あと数日の東京の状況が 大きな意味を持っている気がする
米国で効果的な検査薬が 承認されたらしいし
わが国でも開発が進んでいる
ワクチンは 短期間での実用化は無理だが
既存薬での治療法の確立は 四月中にはかなり進むらしい
あとひと月 何とか持ちこたえることができれば
様子が変わってくる予感がある
今こそ 踏ん張って 粘り腰を示す時だ
☆☆☆
麗しの枕草子物語
内裏の暮らし
私が経験した宮中での生活の中では、登花殿の西廂の細殿での暮らしが、とても印象深く、情緒がありました。
少し狭いので、里から人が訪ねてきた時など不便なこともありますが、通りに面しているものですから、いつも人目を気にしますので、その緊張が張りのある生活を演出してくれるのでしょうね。
特に夜は、いつ訪れる人があるかと、まあ、華やいだ気持ちで過ごすことが多くなります。
警備の衛府官などの足音が、夜中じゅう絶えることがありませんが、その足音が一つ離れて細殿に近付いてきますと、少しでも心当たりのある女房は胸をとどろかせ、じっと耳を澄まします。
「とん、とん、とん」
その忍びやかな音は、どれも同じようではありますが、細殿に住む女房たちは、しっかりと聞き分けることが出来るのです。
忍びやかな音が、残念ながら、となりの局を訪ねるものであれば、そっと滑り寄って、その会話を聞くこともあったりしましてねぇ。
宮中の生活では、貴公子や上達部などの艶やかなお姿や、秀でた詩歌などに接することも多く、さらに、畏れ多くも、帝や中宮様にさえ親しく接する誉れもありますが、このように、宮仕えする女房たちのささやかな喜びも、それはそれで、まことに麗しいものでございます。
(第七十二段 内裏の局・・、より)
『 今は 小異を捨てて 』
テレビで 首相の会見を見た
都知事や大阪府知事など 地方自治体の長からも
新型コロナウイルスの感染拡大を押さえるため
国民への 懸命の発信が見られた
テレビの報道では 各地の人出が相当減少していることが伝えられていたが
我関せずの人も 結構いる
首相会見の場でさえ ピント外れの質問がある
それぞれの意見は 尊重されるべきかもしれないが
今は 小異を捨てて
一丸となって 難関に取り組む時だと思うのだが・・・
☆☆☆
『 お花見は一等席で 』
桜の花が見ごろを迎える 週末
外出自粛を求める 声 声 声
新型コロナウイルスの感染拡大は
わが国も厳しい状況にある
今は 可能な限り 自宅待機を守りたい
見ごろの桜は きっと テレビで何度も放映されるはず
天候も 雨模様が予測されている所が多いこともあり
この週末は テレビの前の一等席で
お花見を 存分に楽しむとしましょう
☆☆☆
『 遅すぎることなどない 』
新型コロナウイルスの感染拡大は
ステージが一段上がった感がある
ようやく 首都圏からも 危機を訴える声が聞こえて来た
遅すぎた という声もあるが
今さら そのような非難は何のプラスにもならない
外出自粛だけでなく 医療体制など 重要な対策は山ほどある
対策が遅れたのであれば ぜひ 追いついて欲しい
遅すぎた云々より これからの対策が大切だ
☆☆☆
あらざらん 後しのべとや 袖の香を
花橘に とどめ置きけん
作者 祝部成仲
( No.844 巻第八 哀傷歌 )
あらざらん のちしのべとや そでのかを
はなたちばなに とどめおきけん
* 作者 祝部成仲(ハフリベノナリナカ)は、平安時代末期の神職・歌人である。( 1099 ? - 1191 ? )行年は九十三歳(?)。
* 歌意は、「 死んだ後に 偲べということで 袖にたきしめた香を 花橘に とどめておいたのか 」といったものであろう。
この和歌の前書き(詞書)には、「 子の身まかりにける次の年の夏、かの家にまかりたりけるに、花橘の薫りければよめる 」とある。この和歌は、一年前にわが子を失くした父親が、花橘の薫りに亡き子を偲んで詠んだものであることが分かる。
なお、花橘は個別の樹ということではなく、花の咲いている橘のこと。
* 作者は姓からもうかがえるように、神職の家の出自である。父は日吉社禰宜の祝部成実で、成仲も同神社の禰宜に就いている。官位も正四位上ということであるかられっきとした貴族の身分である。
歌人としても、四十歳のころから歌壇で活躍を始め多くの歌合いにも参加していたようで、当時の著名な歌人との交流も伝えられている。
* 成仲が禰宜を勤めた日吉社(ヒエシャ・日吉大社とも)は、大変な歴史を持つ有力神社である。正式には「山王総本宮日吉大社」といい、その創建は極めて古く、古事記には「此の神は 近淡海国の日枝の山に坐(マシマ)す・・・」と記されていて、日枝の山(比叡山)の主とされ、大津市坂本の現在地に移ったのが崇神天皇の御代とされるので、神話の時代にまで遡る歴史を有している。
全国にある日吉・日枝・山王神社およそ三千八百社の総本社でもある。
* この神社の由来をみると、成仲は当時の神職者の中でも超一流に属する人物ではないかと思料される。そうだとすれば、神職者としていくら高名な人物だったとしても、八百余年を経た今日、私たちが祝部成仲という人物を知る可能性は極めて低い。たとえほんの一片だとしても、その消息をうかがえるのは、歌人であるゆえといえる。
* 成仲の行年は九十三歳と推察されている。当時としては、相当の長命であり、九十賀を催した、と伝えられているので、晩年まで健康に恵まれて、勅撰和歌集に31首選ばれていることから歌人としても一流であったと思われる。
しかし、それでもなお、わが子の死という不幸を経験し、掲題のような和歌を詠まなければならなかったことを考えると、つくづくと人の一生の重さが思い知らされる。
☆ ☆ ☆
『 オリンピックは一休み 』
東京オリンピック・パラリンピックの開催延期が決定した
選手はじめ関係者の方々は これからが大変だと思うが
国全体としては 「オリンピックは一休み」にして
今が正念場の 新型コロナウイルス対策に取り組んでほしい
遅すぎるという声もあるが まだまだ「持ちこたえられる」はずだ
残念ながら 大規模イベントや 無防備な集会も散見されるようだが
欧米などに見られる爆発的な感染拡大が
わが国だけが無縁のはずがない
一人一人の常識的な行動が 何よりも大切な時だと思われる
☆☆☆
『 東京が心配 』
新型コロナウイルスの感染拡大 東京が心配
わが兵庫県も心配されているが
東京で急速な感染拡大があれば その影響力は大き過ぎる
オリンピック開催の是非もあってか
新型コロナウイルスの感染拡大防止への情報は
少なかったような気がする
オリンピック開催に 一応の見通しが決まりそうなので
ここからは コロナ対策に 東京の底力を発揮して欲しい
☆☆☆