雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

投票日まであと一週間

2024-06-30 19:03:06 | 日々これ好日

     『 投票日まであと一週間 』

   東京都知事選挙は 投票日まであと一週間となった
   関西の当地などでは 情報がすっかり減ってしまったが
   それだけ ドタバタ騒ぎが 落ち着いたという事だろう
   伝えられている いくつかの予想では
   告知日以前の下馬評と 大差なさそうだ
   変な動きに惑わされない 良識ある選挙が行われることを
   切に 願いたい

                    ☆☆☆   

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歴史散策  ご案内

2024-06-30 08:03:32 | 歴史散策

       歴史散策  ご案内

     
            気軽に歴史を楽しみたい

歴史は楽しい。

それは、日本の歴史であれ、他国の歴史であれ、あるいは、どの時代のものであろうと、興味深い事実や逸話がちりばめられているからです。
その時代のさなかにあれば、とても経験できないことや、哀しさや残酷さゆえに直視できない事柄でも、数百年、あるいはそれよりも遥かに長い時間を経ることで、多くの出来事はかぐわしい香りを伴って私たちに話しかけてきてくれます。

歴史の重大な出来事さえも、気軽に散策したい。

時代小説は楽しくても、歴史そのものをテーマにした作品は馴染みにくいという人がいます。私自身、歴史を授業として学んだ頃は、少しも楽しくありませんでした。
その理由はごく簡単で、覚えなくてはならない、やがてテストがある、というのが主因でした。そもそも学問というものはそのようなもので、なにも歴史に限ったことではないのですが、「覚える必要がなく、テストもない学問」は、楽しいものなのです。

素人が書く歴史の作品ですが、それらはすべて散策ですから、学術的な真偽の追及などとは程遠いもので、ごく限られた参考文献をもとに個人的な見解を加えたものですから、ごくごくありふれた知識の羅列になる可能性もあります。
でも、散策なのですから、ぜひ、気楽にお付き合いいただきますようお願いいたします。

     ☆   ☆   ☆

なお、八編の作品を収めておりますが、時代的には逆になっておりますので、ご了解ください。

◎ 古代大伴氏の栄光と悲哀     ◎ 平安の都へ
◎ 女帝輝く世紀          ◎ 空白の時代
◎ 大和への道           ◎ 神武登場
◎ 古代からのメッセージ      ◎ うるわしき大和よ 

     ☆   ☆   ☆

 

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田中希実さんが5000mに優勝

2024-06-29 18:54:07 | 日々これ好日

    『 田中希実さんが5000mに優勝 』

    田中希実さんが 日本陸上競技選手権大会の
    5000mに優勝
    タイムは 彼女としては平凡だったが
    ラスト2周のペースは さすがだった
    これで 1500mに続く勝利で 2冠となり
    800mで 3冠目を狙う
    いずれの種目も 海外勢とは差があるが
    田中希実さんの 積極的な戦いぶりは楽しみで
    パリ五輪では 力強い姿を見せてくれるだろう
    大いに期待し エールを送ります

                 ☆☆☆

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七十五歳など洟垂れ小僧 ・ 小さな小さな物語 ( 1781 )

2024-06-29 08:17:08 | 小さな小さな物語 第三十部

米大統領選挙の前哨戦として大きな注目を浴びる討論会の様子が、紹介されていました。
バイデン大統領とトランプ前大統領によるもので、四年前と同じ顔合わせでした。
その内容は全米に放映され、視聴者は六千万人とも七千万人だとも、あるいはそれ以上だという調査もあるようで、時には、無党派層の票を大きく動かせることがあるようです。
今回の場合も、史上最悪の討論会と酷評された前回の反省に立って、発言者の相手のマイクを切るなど様々な工夫がなされていたようです。
それにしても、九十分に及ぶ激しい討論を、メモが禁止され、スタッフからのアドバイスも禁じられている中だけに、公的な政策の良し悪し以上に、発言力、表情、声の調子、仕草などが、むしろ大きなポイントとして注目されています。
従って、服装やメーキャップなども工夫されているでしょうし、演壇の右左のどちらに立つかでもテレビ映りに差が出るそうで、今回もコイントスによって決めたようです。

この討論会は、日本時間の昨日のお昼頃に終りましたが、その直後から、各陣営や多くの評論家たちがその点数付を行っているようです。
当然、経済問題やウクライナ情勢や国境管理などでの主張の正当性や論破力が評価されることになるのでしょうが、それ以上に各人の一挙手一投足に注目度が高いように思われます。さらには、両人ともに相手を「史上最悪の大統領だ」と罵り合う場面がありましたが、その様子を見て、評論家はともかく、有権者の方々はどういう判定を下すのでしょうか。
そして、今回もっとも注目された視点の一つは、両者の健康問題、年齢問題だったように感じました。

米国は、わが国と違って、様々な職業や社会的立場について、年齢による制限は少ないと伝えられています。
しかし、一国の首長であり、それも米国大統領ともなれば、望む望まぬに関わらず、自国ばかりでなく世界中に少なからぬ影響力をもたらします。そう考えますと、八十一歳のバイデン大統領と七十八歳のトランプ前大統領のどちらが選ばれるとしても、これからの四年間に年齢からくる健康面の不安は完全無視することなど出来ないのではないでしょうか。
米国も含めた報道においても、この点は再三問題視されているようです。米国は様々な地位などに年齢による制限し少ないということと、心神の能力のうち加齢により低下する部分があることは確かだと思うのです。

一方で、わが国においては、多くの職業や、公的・私的双方の社会的地位などに年齢制限がなされている部分が数多く見られます。
少子高齢化社会などという言葉が誕生して何年になるのか知りませんが、少なくとも、この十年間だけを見ても、何か改善された部分があるのでしょうか。
「わが町は人口が増えている」と大見得を切っている首長もおりますが、そのほとんどは、他の地域からの流入による増加であって、人口問題には何の役にも立っていないはずですか、それさえも理解されていないようです。東京都の出生率が0.99になったと、非難めいた声がありましたが、人口動向と合わせて考える必要がありそうです。
ただ、わが国の人口が減少し続けているのは厳然たる事実ですから、小手先でない対策が待たれます。この問題は改めて考えたいと思いますが、米大統領選挙の討論会を見ていて思いましたことは、両者の今後の四年間が心配ではありますが、それ以上に、あの年齢で、これからの四年間を、あの米国を引っ張っていくとの気概を持っている人がおり、その人を熱く支援する多くの人がいることを学ぶべきだと思いました。
わが国では、七十五歳から後期高齢者だそうですが、彼ら二人に言わせれば、「七十五歳など洟垂れ小僧だ」なのでしょうね。

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検事総長に畝本直美さん

2024-06-28 18:49:19 | 日々これ好日

     『 検事総長に畝本直美さん 』

   次期検事総長に 東京高検検事長の畝本直美さんの
   起用が決定した
   就任は 7月9日付のようだが 女性で初となる
   折から NHKの朝ドラ「虎に翼」では
   女性主人公の ご苦労の歴史が伝えられているが
   この人事を 大いに期待したい
   検事といっても 残念ながら 
   清廉潔白な人ばかりでないことが 報じられているが
   新検事総長が 孤軍奮闘にならないことを 願いたい

                    ☆☆☆

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法会を台無しにした僧 ・ 今昔物語 ( 20 - 35 )

2024-06-28 08:00:48 | 今昔物語拾い読み ・ その5

      『 法会を台無しにした僧 ・ 今昔物語 ( 20 - 35 ) 』


今は昔、
比叡山の東塔に心懐(シンカイ・伝不詳)という僧がいた。
この山で法文を学んでいたが、年も若く、さしたる才能もなかったので、このまま比叡山に住みつくことも出来ないでいたところ、その頃、美濃守[ 欠字。氏名が入るが不詳。]と言う人がいたが、その人に付いて美濃国に行くことになった。美濃守の北の方の乳母が、この僧を養子にしたのである。
そこで、美濃守もその関係で、この僧を何かにつけて引き立てた。そのお陰で、その国の人々は、この僧を一の供奉と名付けて、たいそう敬意を払うようになった。

ある時、その国に疫病が大流行して、病死する人が多く出た。
国の人たちはこれを嘆いて、守が上京中に申上して、国の人たち皆が心を一つにして、南宮(美濃国
にあった神社らしい。)と申す社の前で、百座の仁王講(仁王経を百座に渡って講説し、鎮護国家や厄除けを祈願する法会。)を行うことになった。経に説かれている通りに、力を尽くして、荘厳な大法会の準備をした。
必ずやその効験があるものと、国の人は皆頼りにして、一人としてこの法会に奉仕しない者はいなかった。大きな幡などを懸け並べて、千の灯明をかかげて、音楽を奏した。

そして、その法会の総講師には懐国供奉(カイコクグブ)という人を招請した。その法師は、筑前守源道成朝臣(道済が正しい。1019 年没。光孝源氏。中古三十六歌仙の一人。)の弟である。学僧としても人に勝れ、説教も上手であった。また、兄に似て、和歌も巧みに詠み、話術も巧みであったので、多くの俗人たちがこの人を親しい知人として遊び楽しんだので、世間に知られた有名な僧であった。
ところが、後一条天皇の御読経衆として長年伺候していたが、天皇が崩御なさると、世情は大きく変化して、頼みとする所もなくなり、世の無常が身にしみて、「自分も老いてしまった。頼みとする縁もなく、阿闍梨になれそうもなく、頼み奉っていた帝もお亡くなりになってしまった。もう、この世にあっても何があるというのか」と思い込み、たちまち道心を起こして、美濃国へ行き、尊い山寺に籠居していたのである。
こういう人なので、「わざわざ講師にお迎えするのだから、ぜひとも、こういうお方をお招きすべきだ。それに、国内にいらっしゃるとは、大変好都合だ」と思って、招請したのである。

そもそも、このお方は比叡山においても尊いお方であった。然るべき方々が学僧として比叡山にいると言うことだ。
そこで、「まずはご意向をお聞きしよう」ということで、この法会の講師にお招きしたい旨を内々に伺うと、供奉(懐国)は、「お聞きすれば、国を挙げての祈祷だと言うことです。私はこの国を頼って、ここに住んでおります。どうして、疎かに思いましょうか。されば、必ずご参加させていただきます」と言った。

やがて、その日になって、いよいよ法会が始まると、供奉は出て行って、僧房の控え室で法服をきちんと調えて控えていると、輿を担ぎ、天蓋(テンガイ・長柄の大傘)を捧げ、楽人は音楽を奏しながら、整然と並んで迎えに来た。
講師である供奉は香炉を取り、付き人が輿に乗せると、その上に天蓋を差し掛けて、供奉を迎えて高座に登らせた。その他の講師たち百人も皆高座に登った。
百の仏像、百の菩薩像、百の羅漢像、これらを皆立派に描き奉り、懸け並べている。様々な造花を瓶にさし、色とりどりのお供え物も美しく盛り並べている。

そして、総講師は仏に法会の趣旨を申し上げるために、仏を見奉っていると、あの一供奉(イチノグブ・心懐のこと。)が甲の袈裟(袈裟の一種。高位の僧が着用。)を着て、袴のくくりを上げて、長刀(ナギナタ)をひっさげた恐ろしげな様相の法師を七、八人ばかり引き連れて、高座の後ろにやってきて、三間ばかり離れて立って、両腕を組んで脇を上げて扇を高々と使い、声を怒らせて言った。
「そこの講師の御坊、比叡山においては尊い学僧として遠くから拝見しておったが、この国においては、守殿がこの我こそをこの国の第一の法師として重用なさっているのだ。他国は知らず、この国の内においては、上下を問わず、功徳を営む法会の講師には、この国の一供奉を必ず招請することになっている。御坊がいかに尊くおわしても、賤しい我を招請すべきなのに、この我を
捨て置いて、この御坊を招請するのは、守殿をひどく侮ることにならないか。今日、法会がうまく行かないとしても、そなたに講師をさせるわけにはいかぬ。気の毒なことだがな」と。
さらに、「法師共、こちらへ来い。この総講師の御坊が坐っている高座をひっくり返せ」と言ったので、すぐに法師たちが駆け寄って、ひっくり返そうとしたので、講師は転がるように飛び降りたが、背丈が低いので真っ逆さまに倒れた。
お供の僧たちが抱きかかえ合いながら高座の隙間から連れて逃げたので、その後で、一供奉が代わりに飛び登って、怒りの様相で講師の作法などを行った。

その他の講師たちは、何が何だか分らない心地で、仏事を行うこともなく、法会は滅茶苦茶になってしまった。
国の者たちも、まだ一供奉に会ったことのない者たちは、「関わり合いになっては大変だ」と思って、後ろの方から皆逃げて行ってしまったので、人は少なくなってしまった。
そのため、法会はすぐ終ってしまい、総講師のために準備していた布施などは、全部一供奉に与えた。
最後まで残っていた国の人たちのぼんやりとした表情は、まことに情けなさそうであった。

その後、いつしか国司の任期も終ったので、一供奉も京に上った。
守は、二、三年ばかりして亡くなったので、一供奉は頼る所が無くなって、極めて生活が厳しくなった。そのうち、白はだけ(白なまず。皮膚病の一種。)という病にかかり、親子の縁を結んでいた乳母も汚がって寄せ付けないので、行く所もなくなり、清水や坂本の庵に行って住んでいた。しかし、そこでも、落ちぶれた者たちからも嫌われ、三月ばかりして死んでしまった。

これは他でもない、厳粛な法会を妨げ、賤しい身でありながら尊い僧を嫉妬した為に、現世において明らかな報いを受けたのである。
されば、人はこの事を知って、決して嫉妬の心を起こしてはならない。嫉妬は、まさに天道がお憎みになることである、
と語れり伝へたりとや。

     ☆   ☆   ☆


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円安進む

2024-06-27 18:44:20 | 日々これ好日

     『 円安進む 』

   円安が 止まらない
   円高に 泣いた時代もあったが 
   遠い昔のことに なってしまった 
   対ドル相場で 円が弱いのは
   経済成長力や金利差で 納得できるが
   現状は ドル高ではなく 円の独歩安と思われる
   再び 為替介入の 噂もあるようだが
   わが国ほどの 経済基盤を持ちながら
   再三の 政府(中央銀行)による介入は 恥ずかしい
   経済力の強化が 最も重要だが
   とりあえずは 金融政策の変更が 急がれる
   のでは ないだろうか

                 ☆☆☆   

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時の流れが与えてくれるもの

2024-06-27 08:14:59 | 私の好きなフレーズ

『 私の場合は 甘酸っぱい味付けをしてくれたように思うのですが、今 悲しみのどん底にある人も、きっと時間が何かを与えてくれるような気がするのです。』


悲しみのどん底にある人に接する機会も何度かありました。
それなりの悲しみにぶちのめされたこともありました。
おそらく、ただ今現在、悲しみの渦中にある人もいることでしょう。
拙い私の経験を述べさせていただくとすれば、その方の悲しみは時間が拭い去ってくれるほど軽いものではないのでしょうが、悲しみの中にあっても 自分をも包み込んで流れて行く時間というものは、やはり、私たちに何らかの作用を与えてくれるように思われます。私の場合は 甘酸っぱい味付けをしてくれたように思うのですが、今 悲しみのどん底にある人も、きっと時間が何かを与えてくれるような気がするのです。

       ( 「小さな小さな物語」第十一部  NO.633 より )

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大谷サーン 連続打点継続中

2024-06-26 19:05:58 | 日々これ好日

     『 大谷サーン 連続打点継続中 』

   大谷サーン 24号先頭打者ホームランで
   連続打点を9試合に延ばした
   これは 69年ぶりの ドジャース球団タイ記録だそうだ
   遅れていた打点も このところ急上昇 これからが楽しみだ
   さらに凄いのは ロハス内野手の神がかり的な記録だ
   何せ 今シーズンヒットを放った23試合の すべてが勝利で
   なお 継続中
   どうやら 記録が残っている限りでは 最高らしい
   こちらも 大いに注目される

                     ☆☆☆ 
    

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小さな小さな物語 目次

2024-06-26 07:59:14 | 小さな小さな物語 第三十部

       小さな小さな物語  目次  


     NO.1761  わが家の庭は大笑い
        1762  平穏を守る知恵
        1763  踏み止まる知恵と勇気
        1764  どれだけ捨てることが出来るのか
        1765  愚者ですか? 賢者ですか?

        1766  核燃料の墓
        1767  引き算の論理
        1768  物価上昇に備える
        1769  白と黒の間
        1770  命輝く季節

        1771  鬼の目にも涙
        1772  ハラスメントを考える
        1773  米大統領選挙
        1774  奇跡がいっぱい
        1775  待つ能力

        1776  水無月ってどんな月?
        1777  都知事選挙に期待する
        1778  右ですか? 左ですか?
        1779  取り返しのつかないもの
        1780  社会力の貧しさ

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