『 投票日まであと一週間 』
東京都知事選挙は 投票日まであと一週間となった
関西の当地などでは 情報がすっかり減ってしまったが
それだけ ドタバタ騒ぎが 落ち着いたという事だろう
伝えられている いくつかの予想では
告知日以前の下馬評と 大差なさそうだ
変な動きに惑わされない 良識ある選挙が行われることを
切に 願いたい
☆☆☆
歴史散策 ご案内
気軽に歴史を楽しみたい
歴史は楽しい。
それは、日本の歴史であれ、他国の歴史であれ、あるいは、どの時代のものであろうと、興味深い事実や逸話がちりばめられているからです。
その時代のさなかにあれば、とても経験できないことや、哀しさや残酷さゆえに直視できない事柄でも、数百年、あるいはそれよりも遥かに長い時間を経ることで、多くの出来事はかぐわしい香りを伴って私たちに話しかけてきてくれます。
歴史の重大な出来事さえも、気軽に散策したい。
時代小説は楽しくても、歴史そのものをテーマにした作品は馴染みにくいという人がいます。私自身、歴史を授業として学んだ頃は、少しも楽しくありませんでした。
その理由はごく簡単で、覚えなくてはならない、やがてテストがある、というのが主因でした。そもそも学問というものはそのようなもので、なにも歴史に限ったことではないのですが、「覚える必要がなく、テストもない学問」は、楽しいものなのです。
素人が書く歴史の作品ですが、それらはすべて散策ですから、学術的な真偽の追及などとは程遠いもので、ごく限られた参考文献をもとに個人的な見解を加えたものですから、ごくごくありふれた知識の羅列になる可能性もあります。
でも、散策なのですから、ぜひ、気楽にお付き合いいただきますようお願いいたします。
☆ ☆ ☆
なお、八編の作品を収めておりますが、時代的には逆になっておりますので、ご了解ください。
◎ 古代大伴氏の栄光と悲哀 ◎ 平安の都へ
◎ 女帝輝く世紀 ◎ 空白の時代
◎ 大和への道 ◎ 神武登場
◎ 古代からのメッセージ ◎ うるわしき大和よ
☆ ☆ ☆
『 田中希実さんが5000mに優勝 』
田中希実さんが 日本陸上競技選手権大会の
5000mに優勝
タイムは 彼女としては平凡だったが
ラスト2周のペースは さすがだった
これで 1500mに続く勝利で 2冠となり
800mで 3冠目を狙う
いずれの種目も 海外勢とは差があるが
田中希実さんの 積極的な戦いぶりは楽しみで
パリ五輪では 力強い姿を見せてくれるだろう
大いに期待し エールを送ります
☆☆☆
『 検事総長に畝本直美さん 』
次期検事総長に 東京高検検事長の畝本直美さんの
起用が決定した
就任は 7月9日付のようだが 女性で初となる
折から NHKの朝ドラ「虎に翼」では
女性主人公の ご苦労の歴史が伝えられているが
この人事を 大いに期待したい
検事といっても 残念ながら
清廉潔白な人ばかりでないことが 報じられているが
新検事総長が 孤軍奮闘にならないことを 願いたい
☆☆☆
『 円安進む 』
円安が 止まらない
円高に 泣いた時代もあったが
遠い昔のことに なってしまった
対ドル相場で 円が弱いのは
経済成長力や金利差で 納得できるが
現状は ドル高ではなく 円の独歩安と思われる
再び 為替介入の 噂もあるようだが
わが国ほどの 経済基盤を持ちながら
再三の 政府(中央銀行)による介入は 恥ずかしい
経済力の強化が 最も重要だが
とりあえずは 金融政策の変更が 急がれる
のでは ないだろうか
☆☆☆
『 私の場合は 甘酸っぱい味付けをしてくれたように思うのですが、今 悲しみのどん底にある人も、きっと時間が何かを与えてくれるような気がするのです。』
悲しみのどん底にある人に接する機会も何度かありました。
それなりの悲しみにぶちのめされたこともありました。
おそらく、ただ今現在、悲しみの渦中にある人もいることでしょう。
拙い私の経験を述べさせていただくとすれば、その方の悲しみは時間が拭い去ってくれるほど軽いものではないのでしょうが、悲しみの中にあっても 自分をも包み込んで流れて行く時間というものは、やはり、私たちに何らかの作用を与えてくれるように思われます。私の場合は 甘酸っぱい味付けをしてくれたように思うのですが、今 悲しみのどん底にある人も、きっと時間が何かを与えてくれるような気がするのです。
( 「小さな小さな物語」第十一部 NO.633 より )
『 大谷サーン 連続打点継続中 』
大谷サーン 24号先頭打者ホームランで
連続打点を9試合に延ばした
これは 69年ぶりの ドジャース球団タイ記録だそうだ
遅れていた打点も このところ急上昇 これからが楽しみだ
さらに凄いのは ロハス内野手の神がかり的な記録だ
何せ 今シーズンヒットを放った23試合の すべてが勝利で
なお 継続中
どうやら 記録が残っている限りでは 最高らしい
こちらも 大いに注目される
☆☆☆
『 伝統文化に圧倒される 』
訪英中の天皇皇后両陛下の 映像が伝えられている
親善とか政治的な面からも 意味合いがあるのだろうが
英国の伝統行事などからは 圧倒されるほど奥深さを感じる
わが国の皇室を含めた伝統も 負けないだけの歴史があるが
それぞれの国の 文化や国民性のベースの一部に
なっているのかもしれない
そのようなことを考えながら 拝見させていただいている
☆☆☆
『 パリ五輪まで32日 』
パリ五輪まであと32日 という報道に
「もうすぐだな」と 今さらのように感じた
バレーボールなど 次々と代表が決まっているので
知らなかったわけではないが
やはり 他国開催の場合は 直前まで関心が薄い
大阪万博も 開催に向けて 苦戦が続いているが
準備が遅れている国が多いのも 仕方がないのかもしれない
開催そのものに 今だに反対意見も 聞こえてくるが
ここまで来れば せめて 国内の人だけはエールを送って欲しい
大阪市に 借りがあるわけではないが・・・
☆☆☆
『 若宮の誕生祝い続く ・ 望月の宴 ( 113 ) 』
十六日には、明日の御七夜にはどのようになるのかと、昨夜の装束とは違えての支度に備えている。
ただ、この日の夜はこれといった予定はなくゆとりがあるので、女房たちは池に船を浮かべて遊び、左の宰相中将(源経房。従三位、参議、左近衛中将兼近江権守。)、殿の少将の君(教通。道長の息子。従四位下、右近衛中将。)なども加わって、船を乗りまわされた。さまざまにおもしろく楽しいことがたくさんあった。
そして、七日目の夜は、朝廷による御産養である。
蔵人少将道雅(藤原伊周の息子。正五位下、蔵人兼右近衛少将。)が勅使として参上された。松君(道雅の幼名)のことである。
贈り物を書いた目録を柳筥(ヤナイバコ)に入れて参上なさった。そして、直接中宮に申し上げられた。
勧学院の学生どもも徒歩で参上し、見参の文(参加者の名簿)を啓上して、禄などを賜ったのであろう。先夜の産養の時にも増して仰々しく騒ぎ立てている。
帝付の女房もみな参上する。藤三位(藤原繁子)、命婦(ミョウブ・五位以上とされる中臈女房。)、蔵人(女蔵人。内侍・命婦のもとで雑用を勤める下臈女房。)が二台の車で参上した。
船遊びをしていた女房たちも、皆おどおどしながら部屋に入った。
帝付きの女房たちに、殿(道長)が面会なさったが、何の憂いもなさげのご様子で、笑みの眉が開ける(にこにこ顔の表現らしい。)お顔でいらっしゃるので、お会いした女房たちは、いかにもそうであろうと感激してお見受けした。贈り物の数々を身分に応じて贈られた。
またの日(翌日の意味だが、船遊びのあった翌日の意味らしく、七夜産養の当日のこと。)の中宮(彰子)の御有様は、たいそう格別とお見受けされる。御帳の内で、ほんとに小柄で面やつれして横になっていらっしゃるが、まことにふだんよりほっそりと気高くお見えになる。
おおよその事は、先夜と同じである。中宮から上達部への禄は、御簾の内よりお出しになったので、左右の頭(蔵人頭のことであろうが、中宮職の宮司が取り次いだと考えられる。)二人が取り次いで差し上げる。通例の如く、女の装束に若宮の御衣を添えていたのであろう。殿上人への禄は通例通りであったということである。
朝廷からの贈り物は、大袿(オオウチキ・大きく仕立てた物で贈答用。)、衾(フスマ・寝具。ここでは若宮用か?)、腰差など、慣例通りの公式のものであろう。
御乳付の三位(オンチツケノサンミ・橘徳子)には、女の装束に織物の細長(ホソナガ・幼児用の着物で長く作っている。禄によく使われる。)を添え、銀製の衣筥に入れて、包みなども同じように白いが、それとは別に包まれた物もお添えになる。
八日目には、女房たちは、白一色の衣装からいつもの様々な色の衣装に着替える。
九日目の夜は、東宮権大夫(頼通。道長の嫡男、彰子の弟。)が御産養を奉仕なさる。
これまでとは趣向をお変えになっている。
今宵は上達部は御簾のそばにお座りである。白い御厨子二つに贈り物をお置きになる。
儀式は、これまでと違って、いかにも現代風である。銀製の御衣筥に海賦(カイフ・波に藻や貝を施した文様。)の文様を打ち出して、蓬莱山などはこれまで通りだが、技巧を凝らしていて、それだけを取り立てて説明することは出来そうもない。
今宵は御几帳がすべて平常の有様になっていて、女房たちは濃い紅の袿を着ているのが、これまでは白一色だったので、久しぶりにとても優美で、透けて見える薄物の唐衣などが、つやつやと連なって見える。
こうして数日が過ぎたが、中宮はやはりたいそうご用心なさって、神無月(十月)の十日過ぎまでは、御帳台からお出にならない。殿(道長)は、夜となく昼となく何度もお越しになり、若宮を御乳母の懐から受け取って抱き、何とも愛おしげなのも、全く当然のこととお見受けする。若宮の御尿などに濡れても、嬉しそうになさっている。
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