雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

旧友の集い

2019-02-28 22:05:33 | 日々これ好日
        『 旧友の集い 』

     旧友と集まる会があった
     一年に一度 十数人が集まる
     私の場合 その間ほとんど交流がないので
     懐かしく 話題も尽きないが
     一年という時間の 長さと 短さを 
     同時に感じる ひとときだった

                 ☆☆☆

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期待はしたいが

2019-02-27 18:59:01 | 日々これ好日
        『 期待はしたいが 』

     米朝首脳会談 間もなく始まる
     両国とも 派手なパフォーマンスは相変わらずだが
     個人的には 前回ほどの期待が抱けない
     非核化は実現して欲しいし 拉致問題もあるが
     このところ 近隣国との課題が多すぎる
     非核化だけで すべてが解決するなど まったく考えられない

                       ☆☆☆
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他愛もないお話ですが

2019-02-27 08:13:11 | 麗しの枕草子物語
        麗しの枕草子物語  
               他愛もないお話ですが

中宮様の御前に伺候いたします私たち女房どもは、言葉遣いであれ、まして衣装などには十分に気を配っております。だって、私たち女房こそが平安王朝文化の華でございますもの・・・。
でもね、中宮様が寝所にお入りになりますと、一晩中上の局に詰める女房たちも、すっかり気が緩み、他愛もない話題に興ずることが多いのですよ。

その夜も若い女房たちと上の局に詰めていますと、例によって無駄話に花が咲きます。
「衣などに、いい加減な名前を付けているのは、全くけしからないことよ。『細長』はいかにもそれらしいので良いとしても、なんですか、『汗衫(カザミ)』なんて。尻長というべきでしょう」
「そうね、『唐衣』なども同じよ。短衣というべきね」
「でも、それは、唐土の人が着るものですからねぇ・・・」
「『表衣』や『表袴』は、まあそういう名前で良いみたいね」
「『下襲』も、良いみたいね」
「『大口』もね。長さより口の方が広いのですから、それで良いでしょう」
「『指貫』なんて何でしょう。足の衣と絶対言うべきよ。その他の物でも、ああいった風の物はね、袋と言えばいいんですよ」

などと、次から次に言いたい放題なので、とうとう私が、
「なんとまあ、次々とやかましいことね。もうその辺にして、お休みなさい」
と言いますと、突然隣の部屋から夜居の僧が、
「それはいけませんよ。一晩中でもおしゃべりなさいませ」
と、憎々しげに言うんですよ。
自分の眠気覚ましに盗み聞きしていたんですよ。可笑しかったり驚かされたり、ねぇ。


(第百二十七段・などて官得はじめたる・・、より)
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今年の注目選手

2019-02-26 19:35:49 | 日々これ好日
        『 今年の注目選手 』

     プロ野球 オープン戦が始まり
     注目を集めている選手も プレーぶりが報道され始めた
     個人的な 今年の注目選手は
     阪神の鳥谷選手と 巨人の阿部選手
     かつてのポジションに挑戦する ベテランに注目したい
     二人とも 頑張れ 頑張れ

                    ☆☆☆
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暖かすぎる

2019-02-25 19:03:55 | 日々これ好日
        『 暖かすぎる 』

     暖かすぎる一日
     有難いことだが 朝は少し寒かったので 着る物の調整が大変
     といっても 着る物の調整ぐらいは 簡単だが
     花粉の飛散が どんどん増えているとか
     これへの対応は 簡単ではなさそう

                     ☆☆☆
     
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在位30年

2019-02-24 18:48:37 | 日々これ好日
        『 在位30年 』

     天皇陛下在位30年の記念式典に関するニュースを見た
     昭和に比べれば 平成は波静かな時代のようにも思われるが
     振り返ってみれば 30年は決して短くなく
     戦争はなかったとはいえ 厳しい試練は幾つもあった
     それらを乗り越えた 穏やかな代替わりに 
     感謝 ひとしお

                     ☆☆☆
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花の香ぞする

2019-02-24 08:12:16 | 新古今和歌集を楽しむ
   折る人の それなるからに あぢきなく
              見しわが宿の 花の香ぞする


                     作者  和泉式部 

( No.1459 巻第十六 雑歌上 )
           おるひとの それなるからに あぢきなく
                    みしわがやどの はなのかぞする  



* 作者 和泉式部は、平安王朝文学を代表する歌人の一人である。生没年は不詳であるが、清少納言・赤染衛門・紫式部などとほぼ同時代の女性である。

* 歌意は、「 桜の枝を折る人が 他でもないあなたなので つまらない物と見ていましたわたしの家も 桜の花の香がする素敵な物になりました 」と、桜の枝を贈ってくれた人への感謝の気持ちを詠んだものでしょう。

* この和歌の詞書には、
「 敦道の親王の共に、前大納言公任の白川の家にまかりて、またの日、親王の遣はしける使につけて申し侍りける 」とあります。
この詞書は、若干分かりにくいようにも思うのですが、どうやら、「①作者和泉式部は敦道親王のお供として前大納言藤原公任の白川の屋敷を訪れた。 ②公任が敦道親王に桜の枝を折って贈った。 ③その一部を、敦道親王は和泉式部に贈った。 ④和泉式部は桜の枝を持ってきた使者に託してこの歌を贈った。」というものと考えられる。
そうだとすれば、桜は公任の白川屋敷の物であろうが、「それなるからに」は敦道親王を指していると考えたい。
そして、この敦道親王こそが、和泉式部との大恋愛の相手なのである。

* 和泉式部は、藤原道長からは「浮かれ女」と評され、紫式部には「和泉式部という人は、おもしろう書きかはしける。されど、和泉はけしからぬかたこそあれ」と書き残されている。
しかし、和泉式部が、当時女流歌人としては抜きん出ていたことは、勅撰和歌集に入選している和歌数の多さからして間違いなく、また、その恋の遍歴からもうかがえるように、美貌ばかりでなく魅力に満ちた女性であったと想像できる。また、当時の異性関係や貞節観念は現在とは相当違うものであることも確かである。
そう考えれば、道長の言葉は、冷やかし半分の誉め言葉とも考えられるし、紫式部に至っては、少なくとも和歌を詠む能力では大差があることや、容姿や女性としての魅力となれば雲泥の差があることへのやっかみのように伝わってくるのである。

和泉式部は、西暦999年頃までに和泉守橘道貞の妻となり、夫と共に和泉国に下った。和泉式部という女房名は、これに由来している。そして、この頃に愛娘を儲けている。小式部内侍である。和泉式部は、二十歳代前半の頃であったろうか。
ほどなく帰京したが、その頃から道貞とは別居状態になる。そして、冷泉天皇の第三皇子である為尊親王と恋仲となる。この恋愛は宮中で噂となり、身分違いの恋と和泉式部が非難を受けるも、若い皇子と美貌の歌人の仲はさらに深まっていったが、為尊親王は僅か二十六歳で崩御してしまう。
失意の和泉式部に、さらに激しく迫ったのは、亡き親王の弟、冷泉天皇の第四皇子である敦道親王であった。
亡き親王を忘れられない和泉式部であったが、敦道親王のひたすらな熱情に押し切られる形で、その愛を受け入れる。二人の恋は、さらに激しいものとなっていったが、為尊親王崩御後一年ほどのことでもあり、世間はさらに厳しく二人を非難した。
二人の恋は世間の非難に立ち向かうかのように燃え上がり、ついに敦道親王は自邸に和泉式部を迎え入れ、そのため正妻の藤原氏が家を出てしまうというスキャンダルになってしまう。
しかし、この激しい恋も長くは続かなかった。この親王もまた、二十七歳で崩御してしまったからである。
このような、激しくも切ない和泉式部の生き様の一端は、『和泉式部日記』に綴られている。

* 敦道親王が崩御したのは、1007年11月の事である。敦道親王二十七歳、和泉式部は三十歳前後であったのだろうか。
その、おそらく二、三年後に、一条天皇の中宮彰子のもとに女房として出仕している。彰子は道長の娘であるが、同じく中宮(後に皇后)である定子とは、本人の意向に関わらず、藤原氏の勢力争いの渦中にあった。ともに優れた女房を迎えることに奔走していた。失意の和泉式部てあったが、その卓越した才能を道長が見逃すはずもなく、熱望されての出仕であったと思われる。

* ただ、出仕していた期間は、それほど長い期間ではなかったようである。せいぜい三、四年程度と思われる。
そして、1013年頃、道長の家司で武勇で知られた藤原保昌と再婚し、任国の丹後に下って行った。保昌は五十歳代半ばであったか。
この後の和泉式部の消息は極めて少ない。
愛娘、小式部内侍に先立たれたのが1025年のことであるが、その頃の哀歌が残されているが、その後の消息は途絶えている。

     ☆   ☆   ☆


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住民投票

2019-02-23 18:45:23 | 日々これ好日
        『 住民投票 』

     沖縄で 住民投票が行われる
     大阪も 住民投票云々で 何かと騒がしい
     どうも このところ 政治的な決断を 
     住民投票に委ねようとするように見える
     イギリスの例を見ていても 
     住民投票は錦の御旗ではないように思う
     民意とは 何を指すのだろう?

                 ☆☆☆
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無事着陸

2019-02-22 19:28:32 | 日々これ好日
        『 無事着陸 』

     はやぶさ2 リュウグウに無事到着
     さらに アタックの予定もあり
     地球に帰還するのは まだかなり先のことらしい
     厳密な計画のもとに運用されているのだろうが
     早く帰ってきてほしい気もする
     プロジェクトに関わっている方々に 敬意を表します

                   ☆☆☆ 
     
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いざ リュウグウへ

2019-02-21 19:20:52 | 日々これ好日
        『 いざ リュウグウへ 』

     はやぶさ2 小惑星リュウグウへ 降下開始
     順調に行けば あと13時間足らずで 到達できるらしい
     それにしても 現時点での 地球との距離は3億4千万kmとか
     通信にも19分を要する 気が遠くなるような距離だが
     成功を祈りたい

                       ☆☆☆
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